こちらシャーレ強行犯係   作:ケイゾーイビ

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ソシャゲの夏イベント限定マップでウキウキだったのに、運営が炎上してプラマイゼロ寧ろマイナスです(汗)
よろしくお願いします。


ゲヘナ風紀委員会編4話

「コンタクトー!」

エージェント達に急いで合図を出したけど、アコの動き早すぎんだろ!?

わりぃ、オレ死んだかも…

 

しかしその間に割って入ったのは…

 

ジュンコだった。

 

ピピピピピピピピピピーッ!!!

 

「えぇ!?」

 

ジュンコには、ホイッスルと交通整理で使う誘導棒を用意した。

それらを使って、アコを牽制し下がって下さい!とアピールした。

全然後ろに下がらないことが、逆鱗に触れたのか…

 

ムニュッ!ムニュッ!ムニュッ!

 

誘導棒で、アコの胸を乱れ突きした!

 

「ちょ!?」

 

!?

 

その行動力に、何人かのエージェントが半壊した。

そして、ある程度の距離を取り。

 

ピピピピピピピピピピーッ!ピッ!!!

 

悪い子に、めっ!と叱りつけられるホイッスルが大きな音で吹かれた。

ノノミかな…?

 

ペッ!とホイッスルを口から外し、鬼の形相で仁王立ちした。

笛は紐で繋がっていたので、床に落ちることはなかった。

ノノミじゃないよ…?

ジュンコだよ…

 

「エージェントハルナ…あれは一体どういうこと?さっきからパワフル過ぎないか?」

 

私は元気が良すぎるジュンコの姿を心配し、ハルナに相談した。

「今日はずっとあんな感じでして…容疑者アコさんに対して、思うところがあるのかもしれませんわね」

「あれか、容疑者アコのわがままボディに異議ありな感じか…?」

「…フフッ(笑)」

「…え?」

「とりあえずこの件は触れずに…」

「承りましたわ…」

 

「エージェントカスミが笑った…」

「んっ…?」

 

次の瞬間、メグがカスミを持ち上げた。

 

「うわっ!?なんだっ!?どうしたっ!?エージェントメグッ!?何をするんだっ!?」

「エージェントカスミが笑った!」

 

メグ?一体どうしたんだ?

私の第六感がニュータイプで木星圏帰りした。

あ、そういうこと…?

ちょっと、からかってやるか!

 

「エージェントメグ、エージェントカスミを持ち上げたまま容疑者アコの前へ」

「うん!」

「えっ?」

 

メグはカスミを持ち上げたまま、アコの前までトコトコ移動した。

その間にエージェント達へ、ゴニョゴニョと説明…

準備が出来たので、大きな声で言ってみよう。

 

「容疑者アコは〜?」

 

わがままボディ!!!

 

「はぁっ!?」

 

「…ブフォッ(笑)」

 

おおおおお!!!

 

イオリカンペを見てもケロッとしてた、あのカスミが吹き出した!?

「エージェントカスミが笑った〜!」

「やめろっ!やめてくれっ!エージェントメグッ!降ろせっ!降ろしてくれっ!」

 

ヤバイ、ちょっと泣きそうになった。

メグも涙目になってないか…?

初めてシャーレ強行犯係を、やっててよかったと思った瞬間かもしれない。

 

「先生、どういうことですか…?」

今の状況に、ユウカから質問が来た。

 

「多分…ギャグとか見せた後に、素で笑ったとこ初めて見たんだと思う」

 

私もカスミが素で笑ったの見たことないかも、これは素晴らしいことだ。

 

何か見たことあると思ったけど、足の不自由な親友が自分のために立ち上がり歩くのを大喜びする国民的アニメの感動シーンだな。

 

「余計な詮索はやめて、この状況を素直に喜ぼうじゃないか!」ピコッ!

ガッツポーズする私に対して、それでいいんですか?とユウカのピコハンが私の頭に仲良しした。

 

「良かったな〜!エージェントメグ!今日は赤飯を食べるか〜?」

「食べる〜!」

「お赤飯?私も食べる〜!」

 

ワッショイ!ワッショイ!ワッショイ!

 

「ひ、ひ、ひえええぇっ!!!」

 

エージェント達に胴上げされたカスミは、恥ずかしさでパニック状態になってしまった。

 

「3人共、前へ…」

その後…無視されて怒りに震え上がるジュンコに、呼び出された。

 

ピコッ!…ピコッ!…

 

カスミとメグは、ピコハンで1回ずつ軽く折檻された。

次は私の番だ。

 

良いもの見れたし…

矢でも鉄砲でも受けるよ。

 

ペシッ!

 

あれ…?

音がピコハンじゃないぞ?

「がぁ!?」

 

ちょっと待て、これ本当にピコハンじゃねぇぞ!?

わさびの量が、多すぎたときのツンッ!という感覚。

シッテムの箱で防げない、精神的な痛みを与えてくる…

対先生用のジョークグッズじゃないか!?

 

ペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッペシッ!

「なんでこのハリセンが、うわぁ〜!!!」

 

それは私のトラウマ…只者ではないハリセンだった。

結局、動けなくなるまでジュンコにペンペンされて事なきを得た。

「衛生兵〜衛生兵を頼んま〜」

「メディコ〜メディコ〜」

 

「色々と不測の事態は起きたけど容疑者アコ、自分が何をしようとしたか…分かってる?」

 

「…別に何も?」

…は?このヨコチチ今なんつった?

 

スプリンターみたいな速度で、突っ込んで来たでしょ!?

確かに色々あったけど、先生アホだし〜誤魔化せる〜とか思ってそうだな…

 

「最初にごめんなさいと言えば、見逃そうと思ったけど…」

 

私も舐められたもんだ。

先生と生徒は舐め合うものなのか…?

え?イオリだけ?

 

「そっちがその気なら、こっちにも考えがあるからな!」

「…え?」

 

そのキレイなヨコチチを…

フッ飛ばしてやる!!

 

「ユウカ、あれをやるぞ!」

「…あれやるんですか!?」

「…私は今テールライト並みに、真っ赤っ赤になる寸前なんだ」

 

ざわ…ざわ…

 

「そいつが灯っちまったが最後、ユウカの太ももにセクハラする時にも警告はしてやれないね…」

「…分かりました」

ユウカはドン引きしながら、私と執務室の窓際に移動した。

 

「ヒナ、窓を全開にして」

「先生…何を…?」

「見てれば分かる」

「…変なことしないでね?」

「勿論、そのつもりだよ」

ヒナは執務室の窓を開けた。

 

そしてユウカから手渡された道具は…

拡声器だった。

「…は?」

 

「ゲヘナ学園の皆さぁ〜ん!?聞こえますかぁ〜!?私はシャーレの先生で〜す!」

 

!?

 

「たった今ゲヘナ風紀委員会行政官No.2の天雨アコさんに都合が悪いと判断されたのか!私の発言は力でねじ伏せられました!ゲヘナ学園の風紀を守る!風紀委員会なのに!こんなことが許されていいのでしょうか!」

 

「や…やめて下さい!何やってるんですか!?」

 

「し!か!も!そのような弾圧を行ったにも関わらず!ごめんなさいの一言も言いません!お!ま!け!に!自身の同僚に!アコちゃんは〜風紀委員の〜模範的存在で〜裏表のない素敵な生徒で〜す!と言うように!カンニングペーパーまで持たせて印象操作まで行っています!ゲヘナ学園の皆さぁ〜ん!?聞いてますかぁ〜!?」

 

「おい!?何言ってるんだ!?」

 

カンペを暴露されて、何人か半壊した。

このままでは立場が危ういと判断し、アコも拡声器を用意して対抗し始めた。

 

ほう?私と戦うつもりか?

 

「私はゲヘナ風紀委員会行政官の天雨アコです!何でもありません!先生の発言には何の意味もありません!そこ!解散しなさい!」

「あ〜いてててて〜!今度は発言を妨げるために暴力を振るって来ましたよぉ〜!非武装の民間人を暴力で弾圧するのが行政官のやり方なんですねぇ〜!」

「な!?この!ウソを付かないで下さい!そこ!何も聞かずに解散しなさい!」

 

見苦しい拡声器のぶつかり合いで、何人か半壊しつつ…

状況を冷静に分析し始めたのは、アカリ・ユウカ・カスミの3人。

 

「先生、めちゃくちゃを通り越してくちゃくちゃですねぇ〜…」

「以前これと同じことをリン代行にやって、酷い目に合ってるんですよ…」

「それでも懲りずにこれかぁ…先生はアジテーターの才能があるかもしれないなっ!知り合いの部で顧問になってくれないかなっ?ハッハッハッハッハーッ!」

 

テロリスト達の知り合いもドン引きし…

 

「痛い痛い痛い痛ぁ〜い!やめて下さぁ〜い!やめて下さぁ〜い!ゲヘナ学園の皆さぁ〜ん!今のを見ましたかぁ〜!?」

「そこ!何も聞かずに解散しなさい!」

 

変なことはしないと約束したヒナが、宇宙猫になってしまった最中…

 

コンコンコン!

 

執務室の扉がノックされた。

騒ぎを聞きつけて、風紀委員の生徒が集まって来たのかな?

 

しまった…

 

この執務室には、ゲヘナで指名手配されてる方々のそっくりさんが沢山いるんだが!?

 

「エージェント諸君!隠れろ!隠れるんだ!風紀委員の生徒に見られたらマズイ!」

「隠れろ…?」

「隠れろって言われても、何処に隠れればいいの…?」

 

ガチャ!

 

「失礼します!拡声器で大騒ぎをしている連中が…」

 

あ、入って来ちゃった。

 

「…は!?温泉開発部に美食研究会!?何で風紀委員会本部の執務室に!?」

「ちょっと!?私達もいるんだけど!?」

 

もうダメだぁ、おしまいだぁ…

 

しかし。

 

まだ諦めていなかったのが…

テロリズミングお嬢様こと、ハルナだった。

ハルナは急いでイズミの前に移動した。

 

「エージェントハルナ?どうしたの?」

「エージェントイズミ!御免遊ばせ!」

 

ハルナはイズミの胸の谷間に手を突っ込んだ。

 

「えっ!?」

 

!?

 

そしてそこから白い何かを取り出した。

 

「えええええっ!?」

 

ハルナの行動か、そんなものを入れた記憶がないのか…イズミは目を回してる。

いやいやこっちが驚きだよ!?

何やってるんだ!?

ハルナが取り出した白いもの…野菜?

 

「ダ〜イコンラン!ダイコンランですわ!ウフフフフフフッ!」

 

大根を持ったハルナを見て、大混乱の私達は仲良く轟沈した。

それからヒナの説得により、大混乱は収まった。

 

「指名手配中のテロリストが武器も持たずにこんな敵地の真ん中でダジャレを言うかしら!?」

 

ヒナ早口の説得でゴリ押し、集まって来た風紀委員の生徒達は解散した。

その後、私はヒナにしこたま怒られた。

 

「変なことしないでねって言ったのに!バカバカバカバカバカバカバカバカ!」

ピコココココココココココココココココココココココココココココココココッ!

「うわぁ〜」

 

かわいい、写真撮りたい。

怒ってるけど、ちゃんとソフトタイプのピコハンを使ってるんだよ。

しかもこのピコハン、便利屋68編でプレゼントした私とユウカのサイン入りじゃん!?

 

ヒナはいい子ちゃんの権化だなぁ〜!

 

ジュンコにヒナの爪の垢を煎じて、飲ませてやりたいねぇ〜とは言えないけど…

「衛生兵〜衛生兵を頼んま〜」

「メディコ〜メディコ〜」

 

「モモトークの内容はプライバシーに関わるので、代表してヒナに見てもらいます」

私はヒナにシッテムの箱を見せ、モモトークを確認してもらった。

 

「簡単に説明すると…シャーレ強行犯係の活動に参加出来る生徒いる〜?っとアコに連絡して、それに了解して聞いておきます〜という返答のモモトーク」

「…その内容に間違いはないわ」

 

ざわ…ざわ…

 

「アコ…これはどういうこと?」

 

!?

 

ヒナの雰囲気が変わった、エージェント達も肌で分かるのか…

「まーまー最後まで話しをさせてよ、これじゃビビって会話も出来ないよ?」

「…そうね」

 

はぁ〜…

 

ヒナはいつもの雰囲気に戻った、一安心か。

「先程の映像で見た便利屋68事務所に突入する前に、決めポーズの練習をしてたんだ」

「な!?」

 

「あのヒナ委員長が決めポーズの練習…?」

 

ざわ…ざわ…

 

「余計なことは言わないで!」

「ごめん!そこは重要じゃない!」

ピコハンを構えるヒナに、私は降参して手を上げた。

 

「容疑者アコはさぁ、そのときの世間話…覚えてる?」

「…覚えてませんね」

「そうなんだぁ?ヒナはどう?」

「…覚えてるわ」

アコ、これはチェスで言うチェックだ。

 

「風紀委員の皆に参加出来るか確認したけど、私達2人だけでしたって話をしたわ…」

「「…え?」」

 

ざわ…ざわ…

 

「あれ?イオリ?チナツ?どうしたの?」

私はわざとらしく、イオリとチナツに声をかけた。

「いえ…その…」

「初耳なんだが…」

 

ざわ…ざわ…

 

「容疑者アコ?なんで?」

「…な、何がですか?」

 

「なんで風紀委員の皆に参加出来るか確認したのに、イオリとチナツは知らないの?」

 

!!!

 

私が激怒した理由がこれでした。

「だっておかしいよね?イオリとかカンペを渡すぐらい仲が良いんでしょ…?」

「…フフッ(笑)」

カヨコ、半壊。

「おい!?そのネタはもういいだろ!?」

「依怙贔屓なさってます?」

「してないしてない!依怙贔屓はしてません!」

「そうですか…」

 

ハルナ、なんでそんな悲しそうなの?

テロリズミングお嬢様?

もう十分踊ったでしょ?

 

「…ました…」

ヨコチチがゴニョゴニョ何か言ってるね。

「ん?なんて?」

 

「チナツさんには言いました!」

 

うわぁ…

 

エージェント達もこれには失望した。

 

「…え?」

「今思い出しました!イオリさんには言うの忘れましたけど、チナツさんには聞いたんですよ!そうですよね?チナツさん?」

「…え?」

 

あっさり忘れられる、イオリかわいそう。

これはあれか、1年生相手に立場の差で事実を捻じ曲げようとしてるのか…?

私はヒナの肩を掴んで止めた。

すんごい顔してる…放送出来ない怖い顔だ。

 

「もう少し待とうか…」

「何故…?」

「後でまとめて叱りつけた方が、効率がいいよ…」

「でも流石にこれは…」

「任せてよ〜必ず何とかするから〜」

私はウィンクしながらヒナを宥めた。

「…分かったわ」

 

「容疑者アコさぁ…」

「なんですか?大事な話をしてるんです!」

 

「…つまんない」

 

「つまんねーヤ…え?」

私が決めゼリフを言おうとしたら。

 

「つまんない!つまんない!つまんない!」

 

地団駄を踏んで、怒り出したのは…

「エージェントメグ…?」

 

「みんなもう分かってるんでしょ!この容疑者ヨコチチがウソついてること!」

「はぁ!?」

「こんな醜い言い争いに何の意味があるの!?」

「ぎぃ!?」

「友達にウソつくヤツなんて嫌いだぁ!」

「ぐぅ!?」

 

火の玉ストレート、三球三振だった。

「先生!私も二つ名が欲しいから、チナツちゃんにあれやるね〜!」

「…え?」

 

ちょっと待て!?あれやるのか!?

 

トコトコとチナツの後ろに移動するメグ。

チナツは目が曇って気が付いてない!

「チナツちゃん元気出して〜!行くよ〜!」

「…え?」

 

「燃え尽きろぉい!!スピキュール!!」

 

ユウカは両手で、私の目を覆った。

ファインプレー!

メグはチナツのスカートを…

思いっきりめくり上げた!

 

!?

 

「きゃあ!?」

「寒くねぇかぁ〜!?貴様らぁ〜!?骨まで温めてやるよぉ〜!?」

 

やりおった!メグがやりおった!

 

「先生!これで私にも二つ名ちょうだい!」

「二つ名でも何でもあげるから〜早く戻ってらっしゃい!」

「うぉお〜!!熱っちぃい〜!!」

「通りすがりの温泉好き仲間がこんな交渉上手とは知らなかったぞっ!ハッハッハッハッハーッ!」

 

私の運命や如何に…




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