先生「プラナちゃんのおっしゃる通りで、返す言葉もありません…申し訳ない」ペコッ
プラナ「え?」
先生「え?」
地下生活者「え?」
アロナ「え?」
「おい!四次元パット!」
リオの前に立ったトキが、よく分からない呼び名を叫んだ。
「あの…それは私のことですか?」
「…ん?」
トキがあれ?っと顔を傾けた。
「あー!わりぃ!言い間違えたわ!」
トキはリオを睨め付けて、言い直した。
「四次元牛乳の方がいいか…?」
「四次元パットでお願いします」
「じゃあそっちで呼んでやるよ…」
「…ありがとうございます」
何?この2人談合でもしたのか?という速さで話が進んで、私達は半壊した。
流石元上司と部下だな…
トキはウンザリした様子で、近況を語り始めた…
「お前さぁ、自分が何をしたか…分かってんのか?」
「…トキちゃんさんのウソ情報を、テレビ番組で拡散しました」
「分かってんじゃねーか、そうだよ」
「本当に申し訳ありませんでした…」
「今は謝罪なんて聞きたくねぇから、俺の話を聞け」
「はい…」
「お前が大暴走したとこが放送されて以降な、ネル先輩がほぼ毎日ウザ絡みして来て…クッソ疲れるんだよ」
想像以上の影響力に、トキ以外轟沈した。
え!?どういうこと!?
「すみません(笑)トキちゃんさん…」
「あぁ?なんだよ?」
「あの…セミナー編が放送されてから、数週間…?になるんですけど…?毎日…?」
「…そうだよ、会える日は毎日だよ」
はぁ!?何やってんだよネル!?
「ネル先輩なぁ、タメ口でお話しようぜぇ〜とか言いながら…距離感お構い無しにスゲーベタベタしてくるんだよ」
あのネルがベタベタ…!?
その姿を想像したものから、轟沈した。
トキは頭をポリポリかきながら、恥ずかしそうに話を続けた。
「ネル先輩、フィクションとか知らねーんじゃねーか…?コイツが言う可愛げがあるってそう言うことなんじゃねーの?」
成る程、一理あるな。
もしかしたらネルは、サンタさんとか信じてるか…いや流石にそれはないか?
こんなこと考えてるのがバレたら、ボコボコされるから…やめよう。
「俺の話はもういい、四次元パットにはまだ言いたいことがあんだよ」
「あ…あの…お手柔らかに…」
「は?」
その言葉が逆鱗に触れたのか、リオの耳を掴んだ。
「元上司と部下の関係だからってなぁ、調子に乗るんじゃねぇぞ…?」
「…すみません」
「いいか?ここまで優しくしてやったのはなぁ…」
トキはリオの掴んだ耳元で…
「リップサービスだよ」
そう言って耳から手を離した…
トキ以外が半壊した。
それ…意味分かってる?
「おい!」
「…はい」
ここからは一切遠慮なしの、復習という名の復讐が始まる…
「ポケットの中に何入れてんだよ?」
「…え?」
そう言われてリオの右ポケットを見ると…
何やら膨らんでたので、物が入っているのが見て取れた。
「お前…ンフフッ(笑)…何だよっ!?…何で普通にポケット使ってんだ!?」
トキの発言を聞いて、全員半壊した。
リオのほっぺたをトキはつねった。
「お前ふざけんなよ!?なんだ?今更良い子ちゃんぶってんのか!?」
「良い子ちゃんぶってまへん…」
「うるせぇ!」
トキはつねった手を引っ張って、ほっぺたから離した。
リオは頬を手で押さえて、ダメージを確認した。
「で?ポケットに何入れてんだ?出せ!」
リオは渋々、ポケットの物を出した。
「…これです」
リオが出したものは…
メジャーだった。
「…ンフフッ(笑)」
メジャーであることを確認した者から、リオ以外轟沈した。
「ちょっと!?エージェントリオ!?これ…どういうこと!?」
私は口を挟まずにはいられなかった。
「これは…その…」
「お前…何モジモジしてんだよ?おいセンコー!コイツ何がしたいんだ?」
「多分だけど、急に冷静になった…?」
「どういう、ことですか…?」
ユウカは笑いを堪えながら確認した。
「セミナー会議室であったことは全部エージェントリオという別人がやったことにするつもりだったけど、テレビ放送を見れば見るほど自分にしか見えなくて今更必死に軌道修正してるのかな…?」
「じゃなんだ?コイツ自分がやりたい放題やったこと、今更後悔してんのか?」
「そだね…」
「はぁ〜…」
トキは呆れた様子で、リオを口撃した。
「お前ビッグシスターとか言われてるけど、器はスモールシスターじゃんw」
頭の悪そうな内容だが、威力は十分で全員轟沈した。
トキは取り上げたメジャーを、お手玉みたいに投げて遊んでいた。
「ポケットじゃねーよな…?」
「…え?」
「この道具があるべき場所は、ポケットじゃねーだろ!」
ズボッ!
トキは右手に持ったメジャーを、リオの胸の谷間へ押し込んだ!
「ゴフゥ!?」
!?
リオの溝に入ったらしく、それなりのダメージになった。
胸の谷間から抜かれた右手には何もなかった。
「散々やりたい放題やっといて、今更良い子ちゃんぶってんじゃねーよ」
ポンポン…
メジャーが入ってる谷間を優しく叩いた。
「…すみません」
「後で使うから、大事にしまっとけ」
とりあえずリオとの因縁はここまで。
「次はお前だよ」
「…は?」
トキはヒマリを睨みながら遠回りをして私のお尻をナデナデし、エイミが半壊してからゆっくりヒマリの前に移動した。
次の標的は…明星ヒマリ。
現上司と部下の関係なのだが、今は関係ない。
仮の姿とはいえ、トキもエージェントだ。
「容疑者ヒマリ、お前…何か勘違いしてねーか?」
「…え?」
「お前が馬鹿なことやらかして、その確認に来てること忘れんなよ?」
「そもそも私は…」
「お前への追求は控えめにしといてやるよ…どうせこの後全員で、よってたかってけちょんけちょんにするからなぁ!」
「なっ!?」
トキに冷めた目で言われて、ヒマリはショックで固まった。
トキがリオにやったことと比べたら、まだマシだけど…
「おいセンコー!」
「は…はい!」
「容疑者ヒマリがレスバで何やらかしたか、証拠あんのか?」
「…あります」
「見せろ」
「…はい」
私はトキに証拠を出すように言われて、タブレットを出した。
「ホワイトハッカー達が集めた情報によると、レスバで胸の大きさの話になったらしいです」
「…おいセンコー」
「…はい?」
困り顔のトキに話を止められた。
「それセンシティブな話か…?」
「う〜ん、ギリギリ…?」
「…続けろ」
「…はい」
念のため確認されたが続けた。
「詳しい話は省きますが【これがマイ☆ジャスティスです】とコメント、貼付画像がこれでした」
私は画像を表示したタブレットを、全員に見せた。
その画像は白い服の胸元、ヒマリがいつも着てる服の画像なのだが…
「…あれ?」
先ず違和感に気が付いたのはエイミだ。
エイミと私以外は目をパチクリさせてる様子だ…
「おい」
「な…なんですか?」
「これお前がいつも着てる服だよな?」
「た…確かに似てますね?」
震えるヒマリにトキは、率直な疑問を叩きつけた。
「何で服の下に、デケェ風船を2つも入れてんだよw」
「はぁ!?」
直球の疑問にヒマリ以外轟沈した。
「お前、正気か?」
「何が言いたいのですか!?」
「遠近法とかでも無理だろ?」
「遠近…!?」
混乱してきたから、ネタばらししよ。
「…すみません」
「あぁ?なんだよ?」
「この画像なんですけど、巧妙に編集されていることが判明しまして…」
「編集?」
「う!?」
ヒマリは動揺を隠しきれない…
「元の画像がこうなります」
私は元画像を表示しタブレットを、その場の全員に見せた。
「…は?」
元の画像を見たヒマリ以外の全員は、何とも言えなくなったが…
「なんだよこれ?エイミさんがいつも着てる下着じゃねーか?」
トキはタメ口ではっきり言い切った。
「あ!思い出した!」
エイミは編集された画像を見たときから、何やら腑に落ちなかったのだが…
「この画像…部長とお昼ご飯食べに出かけて、そのとき撮った写真だよ」
!?
エイミは私達に、スマホで撮った写真を見せた。
確かに背景も似てるな、ほぼ一致だ。
「じゃなんだ?コイツは思い出の写真をレスバで勝手に使ったのか?」
「ぐぅっ…」
何も反論出来ないヒマリを、トキは呆れ顔で睨め付けながら口撃した。
「お前全知とか言われてるけど、ホームラン級のバカだなw」
頭の悪そうな内容だが、威力は十分で全員轟沈した。
軽めにするということで、ヒマリへの追求はここまで。
「最後はお前だよ」
「…え?」
トキはユウカの元まで真っ直ぐ向かう…かと思いきや、私のお尻をナデナデするために寄り道した。
「…デュフフw」
もうセクハラは忘れたのかと、油断からの寄り道セクハラでエイミは半壊する。
このネタがすっかりお気に入りとなり、笑わずにはいられない。
次の標的は…まさかの早瀬ユウカだった。
トキとユウカ…何かあったかな?
「おい!」
「…はい」
「お前さぁ…俺がタメ口で話すって聞いて、それ想像した後ゲラゲラ笑ってたよな?」
トキ以外が半壊した。
トキとユウカ…何かあったわ。
「あの…(笑)」
「なんだよ?」
「…ゲラゲラは笑ってないです」
「は?」
しょーもない言い訳を、聞いた者から半壊した。
「それが言い訳になると思ってんのか?」
「笑ってないです」
「笑ってたろ!」
「笑ってないです!」
「…チッ!」
舌打ちと同時にブチギレたトキは…
バチンッ!
ユウカの両方の太ももを、両手で思いっきり引っ叩いた!
!?
「笑ってたろ?」
「笑いました」
トキとユウカ以外が半壊した。
この流れ、もはや美しいな…
「ウソつくんじゃねーよ」
「…すみません」
「あ…そうだ」
そこでトキは何かを思い出す。
「お前…あれなんだってなw」
「…え?」
なんだ?嫌な予感がするぞ?
「センコーが言ってたけど、お前他校の生徒が記念写真を撮るための一般人枠でわざわざブルアカアニメに出たんだってなw」
「…は?」
トキは何を言ってるの…?
「俺もセンコーと同じように、お前のこと三脚って呼ぶわw」
「はぁ!?」
おいおい!トキは何言ってるんだ!
「っ〜!」
ユウカは私を睨みつけた。
「待った待った!言ってない言ってない!」
「は?お前ウソつくんじゃねーよ!」
トキは私に急接近した。
「絶対に言ってない!ウソじゃない!」
「言ったろ?」
「ユウカ!私は言ってないからな!」
「チッ…!」
舌打ちと同時にブチギレたトキは…
ガシッ!
今度は私の股間を掴んだ!
!!!
ついに一線を超えてしまった…
「言ったろ?」
「…」
私は我慢の限界だった。
「言ってねぇよぉ!」
!?
俺の様子が変わって、トキは驚いて少し距離を取った。
「…どうしました?…先生?」
「よくも俺のイチモツを触りやがったな…トキちゃんさんよぉ」
「なんだよ?やんのか?あぁ?」
「うるせぇ!」
!!!
俺の好感度はガタ落ちだか、んなもんあってないようなものだ。
これ先生が言ったらアウトだな…後で全国の先生に謝罪するから許して!
「俺は股間をガッチリ掴まれて、黙って引き下がれる程…大人じゃねぇんだよぉ!」
!?
「エージェントリオ!エイミ!とめま…」
「誰も止めるな!」
「え!?」
「俺を止める覚悟があるのか!?」
「で…ですが!?」
「どうせ大したことは出来ないから、安心して見てろ!」
「えぇ…」
ヒマリは本日3回目、目が点になり口を半開きにして全知の学位を持つ才女には見えないアホ面になった。
「あー分かったわw」
トキは悪そうな顔をしてる…
「そういえばセンコーさぁ、最初クラッカーの音にビビりながらも三脚を抱き締めて守ろうとしてたなぁ!」
!?
ウシシと普段では見れない、トキの悪魔的な顔に私とユウカは狼狽えた。
「センコーと三脚ってデキてんのか〜w」
「デキてないよ!?」
「デキてません!?」
私達はすぐに否定した。
「あそーなんだ、知ってたw」
!?
トキの手の平の上で踊らされた…
「ブハハハハハッ(笑)」
トキはゲラゲラ笑ってた。
…
「来いユウカ」
「はい」
「改めてお付き合い宣言でもするのか?」
トキの煽る様な言葉を、私は無視した。
私は右手を出した。
「やるか…?ユウカ…?」
ユウカも右手を出した。
「やります」
お互いにグータッチして、タッグが組まれた。
「不良生徒退治の時間だ」
私とユウカは水鉄砲を構えて、不良生徒トキに立ち向かった。