こちらシャーレ強行犯係   作:ケイゾーイビ

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コミケは30日31日だと思ってました…
今日参加した先生はお疲れ様でした。
明日参加する先生は頑張って下さい。
よろしくお願いします。


正義実現委員会編3話

「では容疑者ハスミ…お願いしま〜す」

体重計の前に立つハスミ。

その左横に私が立ち合う。

 

ハスミから見て…

右後ろにはイチカ。

左後ろにはツルギ。

ハスミの正面にユウカとコハル。

 

実況見分が始まったのだが…

「あの…」

ハスミがモジモジしている…

「…ん?どうしたの?」

ユウカが何かに気が付いた。

「先生…先生…」

ユウカが体重計に指を差してる…

 

あ〜!

 

「あー容疑者ハスミ!」

「…はい?」

 

「分かってると思うけど、服は脱がなくていいからね?」

全く見当違いの発言に、私以外轟沈した。

 

「きひひ(笑)」

「あはは(笑)」

「フフッ(笑)」

「〜〜〜(笑)」

「ん?なになに?どういうこと…?」ピコッ!

察しが悪すぎる私の頭に、ユウカのピコハンがドンカンした。

 

「体重計の表示ですよ(笑)」

「表示…?この丸くて、赤い針が重量を指し示す裏表ある表示のこと?」

「そうです!」

 

…

 

「あぁ〜!ここ隠さないとねぇ〜!」

気が付いた私の反応で全員轟沈した。

 

私は体重計の裏表ある表示に、紙をセロテープで貼り付けて隠した。

「とりあえず、これでいい?」

「…ちょっと心許ないですが」

「すぐ終わるし、これ借り物だからね?」

「…分かりました」

何かハスミ、不満そうだな…

 

「それじゃ実況見分始めるよ〜?」

「…はい」

 

〜テイク1〜

「はい!容疑者ハスミに体重測定の順番が回って来ました!」

 

ハスミは…

断腸の思いで…

体重計に乗った…

 

大袈裟じゃない…?

 

赤い針の動く音が、しばらくして静かになった…

 

「えーと…もうやった?」

「…まだです」

「そうなんだ…」

 

その時だった。

 

「ハスミ先輩」

 

右後ろのイチカから声をかけられた…

 

「…え?」

 

ハスミ容疑者ではなく、ハスミ先輩と言われたハスミは振り向いた。

 

「…ブフゥ(笑)」

 

ハスミはイチカと目を合わせたら…

急にイチカは吹き出した。

 

ペラッ…

 

ふと、紙をめくる音が聞こえた…

 

「…は?」

 

音が聞こえた正面を向くと…

 

紙をめくって体重計の表示を見る者がいた…

 

「へぇ〜…」

 

…左横にいる先生だった。

 

!!!

 

「わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

羞恥の叫びと同時に、ハスミは私へアイアンクローを繰り出した!

 

ガシッ!

 

「ぐわぁ〜!?いててててて!?」

「先生!?何してるんですかぁ!?何してるんですかぁ!?」

 

もう恥ずかしさで、グデグデになりそうなハスミを見て私とハスミ以外轟沈した。

「きひひ(笑)」

「あはは(笑)」

「フフッ(笑)」

「〜〜〜(笑)」

 

実況見分は中断され、私はハスミに正座させられた。

「本当に何してるんですか…?」

「…すみません」

「謝罪なんで聞きたくありません…何のつもりですか?」

 

「ちょろまかさないとマズイ体重は、どの程度か興味が…」

「…」

「…申し訳ありません」

 

私は土下座して謝罪した。

ゴミを見るような目で見られる私は、厳しい折檻を受け解放された。

 

〜テイク2〜

再びハスミは体重計に乗った。

今度は冷静だな…?

 

赤い針の動く音が、しばらくして静かになった…

 

「もうやった?」

「…まだです」

「あそう…」

 

その時だった。

 

「ハスミ先輩」

 

再び右後ろのイチカから声をかけられた…

 

しかし…

 

ガシッ!

 

「ぐわぁ〜!?いててててて!?」

 

また左横の私はアイアンクローされた。

 

「その手には乗りませんよ…」

「やるじゃないか…容疑者ハスミ」

 

しかし…

 

ペラッ…

 

また紙をめくる音が聞こえた…

 

「…は?」

 

音が聞こえた正面を向くと…

 

紙をめくって体重計の表示を見る者がいた…

 

「Oh! モーレツーっす!」

 

…さっきまで右後ろにいたイチカだった。

 

!!!

 

「わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

羞恥の叫びと同時に、ハスミはイチカへアイアンクローを繰り出した!

 

ガシッ!

 

左手に先生。

「いててててて!?」

右手にイチカ。

「あだだだだだ!?」

 

「2人共何してるんですかぁ!?」

 

もう恥ずかしさで顔を赤くするハスミに、ハスミ以外轟沈した。

「いてててててブハハハハハッ(笑)」

「あだだだだだあはははははっ(笑)」

「きひひ(笑)」

「フフッ(笑)」

「〜〜〜!!!(笑)」

コハルの限界も近い…

 

実況見分は中断され、私とイチカはハスミに正座させられた。

 

「今度は先輩さんですか、先生の差し金ですね?」

「そうっすね」

「ちょっと?即売り飛ばさないで?」

「言い訳なんで聞きたくありません、2人共同罪です」

「「…申し訳ありません」っす」

私とイチカは土下座して謝罪した。

ハスミの怒りは収まらなかったが、何とかこの程度で済んだ…

 

〜テイク3〜

ハスミは三度、体重計に乗った。

手慣れたもんだね…

 

赤い針の動く音が、しばらくして静かになった…

 

「やった?」

「…まだです」

「そう…」

 

その時だった。

 

「ハ…ハスミちゃん!」

「…えぇ!?」

 

ツルギがハスミをちゃん付けで呼び、揺さぶりをかけるが…

 

ガシッ!×2

 

「いててててて!?」

「あだだだだだ!?」

私とイチカはアイアンクローの餌食に…

「その程度ですか…?」

「やるじゃないか…容疑者ハスミ」

 

しかし…

 

ビリッ…

 

「…え?」

 

今度は紙を引き千切る音が聞こえた。

 

体重計に乗るハスミの正面に現れたのは…

 

「きひひ(笑)」

 

…ツルギだった。

 

しかも体重計の表示を隠してあった裏表の紙を引き千切った結果、ユウカとコハルにも丸見えに…

 

!!!

 

「わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

手を離して体重計の上で、しゃがみ込んでしまった…

ハスミ以外轟沈した。

「ブハハハハハッ(笑)」

「あはははははっ(笑)」

「きひひひひひひ(笑)」

「フフッ(笑)」

「〜〜〜…()」

コハルのヘイローが消えた…

 

誰も体重計の表示は見ていない、見ているのは絶望に唸るハスミだ。

そもそも表示を隠した時点で、体重が軽くなったか確認出来ないのである。

こうして実況見分は、何一つ上手く行かなかった…

 

「何なんですか!?どういうつもりなんですか!?」

結果ハスミ以外の全員が、体重計の横に正座させられた…

コハルはユウカの膝枕で介抱されている。

 

「はい」

私が手を挙げた。

「先生…発言を許可します」

ハスミの許可を取り、立ち上がった。

 

「はっきり言いますけど、容疑者ハスミが体重をちょろまかした方法なんて…どうでもいいと思ってます」

 

…

 

「はぁ!?」

「ひぃ!?」

コハルが意識を取り戻した。

 

「それよりも、何故ちょろまかさなきゃいけないのか…そっちのが重要でしょ?」

 

「…」

 

「皆は容疑者ハスミの体重、見ちゃったよね?どう思った…?」

「…ちょっと先生!?」

 

「はいっす」

「はい先輩さん」

イチカが立ち上がる。

「至って平均的…?」

「わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

「ハ…ハイッ!」

「はい後輩さん」

ツルギが立ち上がる。

「別に気にする程太って…?」

「わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

「これで分かったでしょ?容疑者ハスミは気にし過ぎなんじゃない…?」

頭を抱えていたハスミは、顔を上げる。

 

「納得は出来ませんが…」

お…?

「…一理あると思います」

おお!これは一歩前進かな…?

 

しかし…

 

「1つ分からないことが…?」

 

「…何?」

 

「先生は見る必要ありましたか…?」

 

「…え?」

 

確かに見る必要ないね…

 

…

 

私は考えるフリをして…

 

ダッ!

 

!!!

 

振り返らずに出口に走った!

 

ガシッ!

「あれ?」

 

しかし、あっという間に捕まり…

 

ドンッ!

 

ハスミに3度目の壁ドンされた…

 

「近い近い…さっき謝ったから許して」

「どうしたら記憶がなくなりますか?」

「アイアンクローの痛みで忘れました」

 

その時だった。

 

ユウカに支えられコハルが立ち上がり、またいかがわしいことをしている私達を問い詰めようとした。

 

しかし…

 

コハルは疲れていた…

笑い過ぎて気を失う程疲れていた…

 

そう…

 

コハルの乙女回路はショート寸前…

結果、コハルの頭パーツは壊れた…

 

「キース!キース!キース!キース!」

 

!?

 

「エージェントコハル!?」

コハルが私達を見て、キスコールを始めた!

それを聞いた者は轟沈した。

「あはは(笑)」

「きひひ(笑)」

「フフッ(笑)」

「おまっ(笑)エージェントコハル!?何を言ってるんだよぉ!?」

 

「キース!キース!キース!キース!」

顔を真っ赤にした、コハルのキスコールは更に激しくなる。

 

「ユウカ!止めてくれ!」

「いい機会ですよ先生…」

「…え?」

「豚箱で反省しましょう!」

「番組どころかぁ!?教師としても打ち切りなんだがぁ!?」

「キース!キース!キース!キース!」

ユウカもキスコールを始めた。

 

「イチカ!このままじゃ!トリニティ総合学園の大スキャンダルになる!止めて!」

「安心して欲しいっす先生…」

「…え?」

「バレなきゃ…スキャンダルにはならねーっすよ!」

「アホかぁ!バレるわぁ!」

「キース!キース!キース!キース!」

イチカもキスコールを始めた。

 

「ツルギ!こんな高校生の遊びみたいなの良くないよな?止めさせて!」

「先生、その…」

「…え?」

「私達!高校生です!」

「あーそっか…いやいや!違う!そうだけどそうじゃない!」

「キース!キース!キース!キース!」

ツルギもキスコールを始めた。

 

キース!キース!キース!キース!

 

言っても分からぬ馬鹿ばかり…

 

直接ハスミを説得するしか…

 

「では先生…いいいい行きます!」

 

はぁ!?

 

「待て待て待て!そういうのは大事な時に取っとけ!」

 

「…え?」

 

「いやいや!絶対違うから!大事な時は!絶対に今じゃないからな!」

今日のハスミおかしいだろ…

 

「おいハスミ、冷静に考えてみろ…今日あったことをふと思い出して絶対に寝込むぞ!」

「そんなことは…」

「今はアドレナリンがサージしてるから、冷静じゃないんだ!だからこの手を離せ!」

「そんなことを言って、言い逃れするつもりですか…?」

「…ならどうする?本当にこのまま雰囲気に流されてするのか?」

 

キース!キース!キース!キース!

 

「…何をするんですかっ!?」

「私の口から言えるかっ!?」

今日のハスミ頭おかしい!?

 

キース!キース!キース!キース!

 

「ハスミ、私の袖を捲って腕を出せ…」

「…え?」

「いいから腕を出せ!」

「…はい」

 

ハスミは腕を掴んだまま、翼で右腕の袖を器用に捲った…!?

スゲーどうやってんの…?

 

キース!キース!キ…

 

!?

 

「え…?」

 

私の腕を見た4人はキスコールを止めた。

 

ハスミが掴んでた私の右腕が…

痣になって青くなっていたからだ。

マジでホセ・メ◯ドーサかよ!?

 

「だから痛いんだって、私の体は悲鳴を上げてるの!本当にもう勘弁してくれ…」

 

…

 

しかし…

 

「あの…」

 

ふと疑問が浮かび、声を出すユウカ。

 

「…どうしました?ユウカさん?」

 

「左腕も見せてもらっていいですか?」

 

???

 

ハスミは翼で左腕の袖も捲った。

 

!!!

 

「こっちは痣がない…?」

「…あれ〜?なんで〜?」

 

…

 

「…せ〜ん〜せ〜い〜?」

「な…なんだよユウカ?」

 

カリッカリに温まったユウカが、青筋を立てて私に核心を突いた。

 

「それは痣ではなく、シャーペンで字を書いた紙に腕を擦った跡では…?」

 

???

 

「…な!?なんでそれを!?」

 

あ…

 

「ハスミさん、先生を抑えてて下さい…」

 

ユウカは近付いて来た…

 

…ウェットティッシュを持って!

 

!?

 

「ハスミ!離せ!」

 

しかし抵抗虚しく…

ゴシゴシゴシゴシゴシゴシッ!

 

今、私の右腕はキレイになって…

去年よりずっとキレイになって…

シャー芯の黒い跡はなくなった…

 

「先生…さっきから壁ドンされる度に痛がっていなかったのに、急に痛いとか言い出したのでおかしいと思ったんですよ…?」

 

そうなのぉ?よく見てるねぇ?

 

「…何処に痣がありますか〜?」

「いやぁ…これはぁ…そのぉ…」

 

…

 

キース!キース!キース!キース!

再び始まるキスコール!

 

「いや!待って!本当に待って下さい!」

ユウカは変なところで鋭いよな…

 

「ヤダヤダヤダヤダ!ヤダァ!」

あの先生が、子供のみたいに逃れようとする姿に全員轟沈した。

 

「そんなにイヤなんですか…?」

「いいとか悪いとかじゃない!絶対後悔するんだって!後悔するの!」

「ならここにいる希望者全員にすれば…」

「やぁ〜めぇ〜ろぉ〜!!!」

 

その時だった。

 

ガチャ!

 

部室の扉が急に開かれた。

 

そこに現れたのは…

 

「シャーレ強行犯係です!武器を捨てて下さい!全員です!」

 

!!!

 

水鉄砲を構え、紙袋を被った…

 

トリニティの生徒が突入してきた…

 

紙袋…?

 

シャーレ強行犯係…?

 

シロコに続いて、またかよ…

 

何でもいい!とにかく助けを!

 

「ヒフミ!助けて!助けて下さい!」

 

「違います!」

 

「…え?」

 

「私はヒフミではありません!」

 

「な…何者なんだ!?」

 

「ダブルエージェントファウストです!」




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