よろしくお願いします。
シャーレ強行犯係。
それは先生が生徒達の親睦を深める為に思い付いた、組織である。
捜査員は先生とユウカ、そして告発状の内容に応じて各学園からエージェントを呼び寄せて容疑者に真偽を確かめる。
今回のターゲットはゲヘナ学園の便利屋68だ…
便利屋68が潜伏している事務所の扉に突入の準備を進める先生とユウカ、今回のエージェントは2人。
実は私達が来ることを3人には伝えてある、ムツキとカヨコに言ったらハルカにも事情を説明しておかないと危険かも…と言われた。
確かにハルカは私達が突入したら、爆弾で事務所を吹っ飛ばすかもしれない可能性を考えると、事前に言っといた方が安全だなっと先生も納得した。
いつものヘビカメラで部屋の中を確認、便利屋68の社員達が全員いることを確認した。
ヘビカメラをしまい、水鉄砲を構えた。
エージェント2人には待機指示を出し、先ずはユウカと突入する。
3…2…1…GOGOGO!!
「シャーレ強行犯係だ!全員武器を降ろせ!」
「え!?ちょ!?敵襲!?」
「あ、来たみたいね」
「やっほー先生待ってたよ!」
「…先生!お待ちしてました!」
(私以外知ってるんだけど、どうなってるのーっ!?)
3人は形だけ手を上げて、アルは社員達の冷静な対応に混乱していた。
「…」
「先生…?どうかしました?」
何だかいつもと様子が違ったので、ユウカは声をかけたのだが…
「ユウカ、今日は帰ろうか?」
「「「「え!?」」」」
「「!?」」
「…は?」
「皆でラーメンでも食べに行く?」ピコッ!
どういうことですか?と意味が分からなかったので、とりあえずピコハンで叩いた。
「確かに危険だからアル以外には事前に告知しといたけど、これはこれで緊張感がなくて何か違うかなって思うんだよね」ピコッ!×3
何言ってんだコイツと、言うのも面倒くさかったのでユウカ・ムツキ・カヨコのピコハン三連星。
「あの…私も叩いた方がいいですか…?」
「いいよいいよハルカ、お構いなく」…ピコッ!
ここだよここ!とムツキに小声で教えられ、ハルカは先生にピコハンを振り下ろした。
「ちょっと!!!なんなのよこれ!!!」
「あーアルもお構いなく」
「お構いなく、じゃ無いわよ!!!」
社員達は当たり前の様に打ち解けてるし、これは私がおかしいの?目の前で何が起こっているのか理解出来なかった。
「えーと、シャーレ強行犯係は知ってる?」
「…シャーレ強行犯係?」
その名前には聞き覚えがあった、何日前にSNSで拡散された先生の遊びだった気がする。
告発状の真偽を確かめながらも、面白おかしく話を進めて容疑者を逮捕するバライティー番組の1コーナーだったはずだ。
「え?かなり詳しいね?もしかして番組見た?」
それよりもそのシャーレ強行犯係がここに来たということは…?
「お察しの通り、便利屋68の陸八魔アル社長に告発状が届きました」
「なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???」
間近で見ると迫力あるな、写真を撮った方がいいのか迷ったけどまぁいいか。
「嘘でしょ!?告発なんてされる心当たりは…」
「…ん?」
アルはその後の言葉が続かなかった。
「…え?あるの?」
「それはまぁ…」
「こういう仕事をしてたら、恨まれるからね」
「アル様、今から私が告発者を…」
「いいのよハルカ…先生、先ずは告発の内容を聞かせてちょうだい」
その心当たりを思い出す為に頭を抱えていたアル、とりあえず告発の内容を聞くことにした。
「えーと…もう告発状を読んじゃっていいの?」
「「「「え?」」」」
「…どういうことですか?」
「いやーなんか、ピコハン芸?のコーナーがいい感じだったからもう読んじゃうの?って思ったけど…?」ピコッ!
「「!?」」
どういうことですか!?とユウカは困惑した様子でピコハンを振るった。
「フフッ(笑)」
何だかいつもと雰囲気が違っていたのに堪えられず、カヨコは半壊した。
「お言葉ですが、早くした方がいいと思いますよ?」
ユウカは部屋の入口に目線を送った後、先生をジト目で睨んだ。
「そうだね…そうだね!早く読んだほうがいい気がしてきたから読むね!」ピコッ!
後で怒られても助けませんからね?と釘を刺すならぬ、ピコハンを刺された先生は懐からはがきの様な紙を出し告発状を読み始めた。
〜告発者Mさん〜
今絶賛放送されている、ブルーアーカイブのアニメに出てるアルちゃん社長のとある部分のサイズが、アプリゲームのアルちゃん社長と全然違う気がします。一体いくらスタッフに包んだんですか?先生確認お願いします。くふふ(笑)
「…だそうです」
「なななな、なっ、何よこの告発状ーーー!!!???」
これは私も同意したくなった、アニメとかゲームとかこれもうメタ発言じゃねーか…?
「まぁ便利屋68案件だし、ろくでもないもんだろとは思ってたけど…まさかここまでとはね…」
「いくら包んだとか…どういうこと!?美人局とか!?というかそんなお金無いわよ!!」
美人局…は違うんじゃないか、あるいは違う意味で認識してるのかと思ったが私は考えるのをやめた。
「うーん…とりあえずこの件に詳しいエージェントを呼んであるから、呼ぼうか」
「この件に詳しいエージェント…?」
「そういえば、誰が来るかは聞いてないね」
「ゲスト枠だよね?誰が来てるの〜?」
「えっと…今までずっと待ってたんですか…?」
「うん、多分怒ってると思う、話も進まないから呼んでみよっか?」ピコッ!
ピコハン芸のコーナーとか言ってた先生の責任もありますからね?と確認のピコハンを打刻した。
「それではエージェントの方々、お願いします!」
〜シャーレ強行犯係Q&A〜
Q.何故シャーレ強行犯係という名前にしたんですか?
A.突入するときの名乗りで1番カッコよかったから。