よろしくお願いします。
現在、便利屋68事務所は地獄絵図となっていた。
ユウカは無事だ、タンクだし頑丈なんだろう。
ムツキはむせてたけど無事だ。
ヒナとアコは復活した。
流石は風紀委員会だ、鍛え方が違う。
アルとカヨコは動かなくなってた、生きてるよね?
いやいや…鉛弾が当たっても痛いで済むんだから、笑い過ぎてポックリとかないよね?
性癖を晒し合うとか、そんな準備出来てなかっただろうし…やっぱりやめとくべきだったかな。
「あの…私は何か間違えたんでしょうか…?」
ハルカは先生の威信にかけて、説得しないと…
「いいかいハルカ?どの世界も変わらないものより、変わりゆくものの方が多いんだ…」
ハルカの頭を撫でながらこう言えば…
「そんな紛い物だらけになってしまった世界でも、そのままのハルカでアルを支え続けてくれ…出来るかい?」
「…はい!」
よし!何とか誤魔化した!と内心が読まれたのか、ジト目の集中砲火を受けていた。
「「「「…」」」」
「そんな目で見ないで、お願い…」
先生は手を合わせてお願いした。
「だって!この件で便利屋68が解散するとか言い出したら…やだもぉ!」ピコッ!
先生は牛ですかと追求する代わりに、ユウカのピコハンが私の頭に猛追した。
解散という言葉が聞こえ、本能的に目を覚ましたアルとカヨコは起き上がった。
「大丈夫よ先生…便利屋68はこんなことで解散したりなんてしないわ、私達は優秀なのよ?」
ん…?思ったよりアルがしっかりしてるな、やっぱりキヴォトスの生徒達は強いんだな。
「ただ…」
「ただ?」
「今は何処かに閉じ籠もりたい気分なの、何かいいアイディアないかしら…?」
「そうだな…これから私の質問に、答えてみるのはどうかな?」
「…?」
顔色悪いな…ゲヘナ学園救急医学部のセナ呼ぶ?
「告発の内容なんだけど…?」
「認めます」
「アッハイ…逮捕します」
前言撤回、これは重傷かもしれないな…
ユウカに頼んで人が1人だけ入れる、小さな檻が積んである台車を押して来てもらった。
「これで連行します、◯◯時◯◯分、陸八魔アル、あなたを逮捕します」
〜陸八魔アル逮捕、私は待望のブルーアーカイブのアニメで、とある部分のサイズを誇張した罪で逮捕されました〜
アルは連行中に、何かブツブツ言っていた。
「ここ結構住みやすいわね」
こんな狭い檻が…?
隠れ家にしようかしら?とか言ってるけど、聞かなかったことにした…
キヴォトスの生徒達は、本当にたくましいな…
こうしてシャーレ強行犯係、2回目の出動は幕を閉じたのだった。
その後…
「どうだった?ヒナ?面白かった?」ピコッ!
その言い方は良くないですよと言う代わりに、ユウカのピコハンが先生の頭に代弁した。
「体が休まった気がしないけれど…」
「あーそれは確かに、腹筋が鍛えられたから休みとしては微妙かもね…」
私も今回は疲れたかも…とは思ってた、ちょっと話も長くなったからねぇ…
「先生、今回はヒナ委員長にこのような機会を与えていただき風紀委員一同を代表して、感謝します」
アコが頭を下げた。
ヒナには休暇が必要だ、利害は一致してたからしっぽりムフフしただけだ。
「…後で動画と写真、送って下さいね?」
「ちょっと何言ってるか分からないな…?」
「あーとーでーどーうーがーとーしゃーしーん」
「分かった!後でちゃんと送るよ…」
抜け目ないヨコチチめ…と関心しながらも、考え事をした。
(気になることがあるから、アロナちゃんに調べてもらおうかな…?)
アルをシャーレまで連行し釈放、6人カフェでリラックスするように伝えた。
今日は非番だから、鉛弾はなしだよ?と釘を刺しておいたけど大丈夫だよね…?
私はやることがあったから、先にドロンした。
今回は特に怒られることもなかった、アルを連行してる側に風紀委員がいたからいつものゲヘナだ…ぐらいで見られてたのかもしれない。
シャーレの仮眠室で一眠りしてから仕事するかーとベッドに横になったけど、中々眠くならなかったからシッテムの箱を出した。
ながらスマホって眠れなくなるから良くないんだけど、やめられないんだよなぁ。
「アロナちゃん!オレオレ!ちょこーっと調べて欲しいことがあるんだけどさぁ!」
これが新しい火種になるとは想定外だった。
〜その頃カフェでは〜
「アルちゃん、実は告発者Mさんの正体は私だったの…ごめんね〜」
「なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???」
「あ、元に戻った」
「ど…どんなアル様でも…私はこれからも…付いて行きます!」
「それ、どうしたんですか…?」
「記念にもらったの」
ヒナがもらってきたもの、それは先生とユウカのシャーレ強行犯係サイン入りピコピコハンマーだった。
つづく