会話文多くなりましたね...。彼らが勝手に喋るんです...。私悪くない。
“これで、あるじさまを、うちまかした、てきが、わかりました。では、つぎに、かのばけものが、いかような、すがたに、ばけているか、おぼえていますか?”
「いかよう...。」
“どのような、すがたに、ばけていましたか?”
なんだ、アイツがどんな人間に化けてるか聞きたかったんだ。なんだ古めかしい言葉ばっかり使うからよくわかんなかった。どっかのタイミングで勉強しようかな...。おバカな子って思われるのもイヤだし。
「あー、えーっと、髪は黄色でぇ...えーっと、なんて言えばいいかな...。」
“これも、わたしの、しつもんに、こたえてください。”
「あーうん、ありがとう。」
“いえ、よいのです。あるじを、たすけてこその、かしんですから。”
「かしん...手下ね!」
“さすがでございます...。おとこでしたか?おんなでしたか?”
「女だったよ。それでアイドルやってた。」
“アイドル!?....うそでしょ...。”
いつもクールだった蜘蛛さんが、びっくりするくらい取り乱した。蜘蛛さんが1番前の脚をあげるくらい。
「そんなに意外だった?」
“え、えぇ...。あやつは、そんなにどうどうといたとは...。アイドルということは、どこかに、しゃしんが、あるということですか?”
「え、うん。あるよ。」
“あるじさま、それを、さきに、いってください...。」
「ごめん...。」
あたしは、スマホを操作して、アイツにプロマイドを見せた。プロマイドには、無邪気にかわいく笑っていたけど、本性を知っていると全然かわいく見えない。
蜘蛛さんは、このイカレ女の姿を見て
“そのかおは...。そうか...こいつだったか....どこまでもわたしの”
「大丈夫?」
“!...しつれいしました。すがたが、われれば、そいつの、ねじろを、わりだしましょう。”
蜘蛛さんの過去に何があったんだろう。気になるけど、変に触れて怒らせるのもなぁ...。多分、恋人を殺されたのかな?それとも、家族を殺されたとかなんだろうな。もしかしたら、それであたしに力を貸してくれるのかな?
「...」
“...?いかがなされましたか?”
「んーん、なんでもない。その子を探すんでしょ?でも、どうやって探すの?あの子、あたしが“お願い”した虫さん達に気付くかもしれないよ。」
“その、どのようなじゅつを、つかいましたか?”
「その子の視界と聞いてる音を、あたしも見たり聞いたり出来るやつ。」
“それならば、ばれても、しかたありません。”
「そうなの?」
蜘蛛さん、妖術にも詳しいんだ。普通の蜘蛛ではない事は確かだね。
“ええ、ですが、めいずるだけなら、だいじょうぶでしょう。”
「そうなんだ。じゃあ、早速...出ておいで。」
あたしは、いつも家にいるこの子を呼んだ。頭に器を被ったような子、ゴキブリだ。今までも、この子に頼んできた。
(?)
「あれ?喋れないの?」
“わたくしが、とくべつなだけで、ございます。その...ながく、いきていますので。”
虫は長生きしたら、話せるんだ...知らなかった。それでも、今後お話出来る子も出てくるかもしれないって事だよね。
「そうなんだ。じゃあ、ね、この女を探してきて。」
あたしは、呼んだその子に金糸すずめの宣材写真を見せた。すると、ゴキブリはそれを暫くみると
(....!)
何処かに素早く消えた。そして、しばらくすると...
ザァァァァ....
家の周りから何かが飛ぶような音がした。前におにーちゃん探す時に使ったから、あたしはなんとも思わなかったけど、蜘蛛さんはそうじゃなかったみたい。
“...やはり、すさまじいですね。いっぴきに、たのんで、どうぞくすべてを、あやつるとは...。”
「そう?蜘蛛さんはそうじゃないの?」
“いえ、わたしは、そんなはなれわざ、できません。さすがです。”
「そう?ありがとう!」
なんだか、嬉しくなった。けど、蜘蛛さんが虫を操って何するんだろう?
「ね、蜘蛛さんって、虫を操ったりするんでしょ?それで何するの?」
“それは...。”
すると、蜘蛛さんは黙った。なんでだろう?
「もしかして、言えないの?」
“いえ、そんなことは、ありません。”
「じゃあ、何してるの?」
“それは...まちの、わるものを、たおしているのです。”
「えー!なんだか、ヒーローみたいだね!でも、なんで?」
“それは...あるじさまと、おにいさまを、おまもりするためです。”
そうなんだ!この子は、あたし達の為に、守ろうとしてたんだ。嬉しい!でも、それだったら、なんで...
「そうなんだ!でも、なんであの小鳥がおにーちゃんをさらったの?」
“もうしわけありません。わたしも、とめようとしましたが、ちからおよばず...。”
「そっか、蜘蛛さんも負けたんだね...。仕方ないよ。あたしも負けちゃったもん。でも、どっちも生きてるから大丈夫!だから、一緒にアイツをぶっ殺して、おにーちゃんを助けよ!」
“...えぇ、わたしも、さいだいげん、おたすけします。それでも、ふたりだけでは、かてるかどうか。”
「そうなんだ...。じゃあどうするの?」
“おぼえていますでしょうか?われわれには、あまたのどうほうが、います。なかまを、あつめましょう。”
かくして、仲間探しが始まった。
友人「お前の小説は人に見せられない類だよな。」
私 「ミ°」