もののけは君が好き!   作:ジャンクフーズ

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そう言えば、文字の上に「・」を付けたいんですが、どうすればいいんですかね?教えて!有識者!


浩介の幸せな始まり⚫︎

 

気持ちいいほどの晴れた朝だった。これくらい晴れていたら、たまには外に出て何かをしたくなると言うものだ。

 

「おはよう!おにーちゃん!今日もかわいい!」

「 きゅう 、おはよう。かわいいは勘弁してくれよ。複雑な気持ちだ。」

 

時代が時代なら、国を傾けそうな程かわいい 女の子 が僕の顔を覗き込んでいた。

コイツは、 優希 。僕の 妹 だ。 きゅう って呼んでる。なんでかというと...あれ?なんでだっけ?...何かそう呼ぶ、きっかけがあったはずだ。何故だろう。さっぱり思い出せない。歳かな?

 

「ねぇ、あたしは、かわいい?」

「うんうん、かわいいかわいい。」

「あー!なんか雑ー!ちゃんと言ってよ!」

 

 きゅう は不満を垂れながら、僕の肩を強く揺さぶった。華奢なのに、妙に力が強い。早く辞めさせないと脳震とうを起こしそうだ。

 

「分かった!分かったから!ちゃんと言うから、ちょっと止めて。」

「うん!分かった!はいどうぞ!」

「 きゅう は、今日もかわいいよ。」

「〜〜〜!好き〜〜〜!」

 

 きゅう は感極まったのか抱きついてきた。 妹 は僕より背が高い。というよりも、僕の背がそこまで高くないという事かもしれない。なんか悲しくなってきた。

 

「おにーちゃん、どうしたの?なんか悲しそうな顔してる。」

「いや、 きゅう は大きくなったなぁと思って。」

「...その方が都合がいいからね。」

「ははは!都合で背を変えられそうな言い方だなぁ!」

「...そんな訳ないじゃん!そんな事より、朝ごはん食べよ!朝ごはん冷めちゃう!」

 

この家には僕と 妹 の2人で住んでいる。そこで僕は掃除全般、 妹 は炊事と洗濯という家事分担をしている。何故か、僕が炊事と洗濯をしようとすると怒るのだ。何かこだわりでもあるのだろうか?

食卓に向かうといい匂いが鼻孔をくすぐった。食卓には、赤いハートマークが描かれたオムライスがあった。

 

「ジャーン!今日も上手く出来たよ!」

「おぉ!すごい!オムライスなんて時間かかっただろ?」

「うん!頑張った!もっと褒めてもいいよ?ほら、食べて!」

 

 妹 は実家の料理の上手い母親が出したかと思う出来栄えで料理を作る。でも何故だろう。これが初めてような気がしてならない。おかしいな。

 

「食べて?」

「あ、ああ、ごめんごめん。いただきます。」

 

促されて一口食べた。味は店に出せるレベルだった。卵のふわふわ加減にしろ、チキンライスにしろ、どこを取っても文句なしだった。

 

それを見た妹はニヤリと笑った。

 

「どう?美味しい?」

「うん、おいしいよ!こんなに料理が上手だったら、結婚した人は幸せ者だなぁ。」

「...何それ?」

「え?」

 

あんなに温かい食卓が、一気に冷え込んだ。妹は壊れたおもちゃの様に首をかしげて、こちらをじっと見ている。黒い瞳に吸い込まれそうだ。

 

「な、なんかまずい事言ったか?」

「うん、言った。まるで、あたしが他の人と一緒になるみたいな事。」

「い、いや、僕達は兄妹だからいつまでも一緒にh

「ずっと一緒に居るんだよ。そしてあたし達は結婚するの。」

「い、いや、血の繋がった兄妹じゃ結婚出来ないよ。」

「そうなの!?じゃあ、問題ないじゃん!あたし達血が繋がってないよ!」

「え!?そうだっけ?」

 

妹は生気を取り戻したと思ったら、衝撃の事実を言った。まあ、それもそうだ。僕と妹は顔が全然違う。なんなら、妹は両親とも似てない。それでも兄妹は結婚出来ない。法律で決まってたはずだ。

 

「そうだよ〜。忘れちゃったの?もう、しっかりしてよ〜。」

「で、でも、兄妹という事はかわr

「結 婚 す る ん だ よ 。 昔 約 束 し た よ ね ?」

「...そうだった。ははは、忘れてたよ。」

 

僕は、妹と婚約してた様だ。そんな大事な約束を忘れてしまうなんて。でも、いつしたか、どういう経緯でとかが全く思い出せない。

まあ、いいか。

 

「そうそう。聞きたい事があるんだ。この鳥肉美味しいね。結構高いのを使った?」

「〜〜〜!あはぁ、嬉しい...」

 

突然、妹は恍惚な表情を浮かべた。鳥肉が高い物を使ってる事が分かってくれたのが嬉しかったのか?意味が分からない。

 

「だ、大丈夫?」

「〜〜、あっ、ごめんごめん。これチキンじゃないよ?なんだと思う?」

「え?なんのお肉かって?うーん、鳥肉に似てて、鳥肉じゃない...もしかして、カエル?」

「違う!あんなかわいくないのと一緒にしないで!」

バン!

 

今度は机を叩く程激昂し始めた。渾身の食材をカエルと間違えられて怒ったのか?そんな怒る事なのか?意味が分からない。

 

「ど、どうしたんだよ...そんな怒って。」

「!!あ、ごめんね。取り乱しちゃって。ブブー!ふせいかーい!カエルじゃないよ!正解は...うさぎ!」

「うさぎ?...」

 

うさ×は実×で...あれ?目の前の子はきゅうで、あの×××の名前も×××で...あれ?なんでなん

 

「ど う し た の ?」

「あぁ、ごめんごめん、なんでもないよ。」

「あはは!あたし達謝ってばっかだね!」

「喧嘩ばっかしてるよりはマシじゃない?」

「そうだね!ずーーっと仲良しでいようね?」

 

こうして、僕の幸せな1日が始まる。

 

 

 

「...うまくいって良かった。」

 




実は、優希の作った料理は何にするか少し迷いましてね。友人に「オムライス」って言われなかったら八宝菜にしようかと思ってました。妹繋がりで。
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