ヤンデレストライク   作:ホーブ

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ヤンデレストライク
「使命」     マサムネ


 

「これからもボクのそばでずっとボクを守れ、約束だぞ?」

「何があろうと守ってみせるさ、安心しろ」

 

イワクラを討ったあの日ボクはマサムネに使命を課した。

 

 

マサムネとボクは一緒に住むことにした。

使用人は反対したけどボクは1人になるのが怖かった、マサムネに守って貰いたかった。

マサムネは快く了承してくれた、それからはいつも行動を共にしていた。お風呂の時も、夜にトイレに行く時も。どんな時も一緒だった。

15才の時、ボクとマサムネが喧嘩をして家出した時もマサムネはボロボロになりながらもボクを見つけてくれた。ボクは申し訳なかったと同時に嬉しかった。咄嗟にお母さんと呼んでしまった。その時何故かマサムネは眉を潜めたことを覚えている、はずかしかったのだろうか。

でも親がいないボクにとってマサムネはお母さんのような存在だった。

今まで甘えれなかった分ボクは存分にマサムネに甘えた、初めの方はマサムネも恥ずかしがっていたが徐々に慣れていったみたいだけど、今でもたまに恥ずかしそうにすることがある。

ボクはそんなマサムネを愛してるし、ボクをここまで育ててくれたマサムネに感謝している。

 

 

 

そしてボクは結婚することになった!相手は国内の有力な家庭のお嬢様だ、いきなり結婚に至ったのはこれが政略結婚だからだ、ボクは相手を選べるような立場ではないことは理解してるしそれを拒むつもりはない、結婚できるのは素直に嬉しいしね。

今日このことをマサムネに話すつもりだ、今日は豚まんを買って帰ろう、マサムネは喜んでくれるかな!

 

 

 

 

 

 

「これからもボクのそばでずっとボクを守れ、約束だぞ?」

「何があろうと守ってみせるさ、安心しろ」

 

イワクラを討ったあの日私はミカドから使命を与えられた。

 

 

私とミカドは一緒に住むことになった。最初は予想外の提案だったが特に断る理由もなかったので快く了承した。

それからの生活はとても楽しかった。

私とミカドはいつも共に行動していた。お風呂まで一緒なのはどうかと思ったがそれが私の使命だから受け入れた。

 

 

ミカドは親のことを覚えていないらしく私にとても甘えて来た、ミカドは私を母親のように思っているのだろう。

事実、私は家族といる時間が短かったので愛に飢えていた。

私はミカドを愛しミカドは私を愛するこの関係は悪くないはずなのだ私の求める愛とミカドの与える愛が少し異なるような感覚があった。

それがはっきりとしたのはミカドが家出をしたときだった、原因は些細なことだった冷蔵庫の豚まんを食べたか食べてないか、いま考えればしょうもないことだが…………、ともかくミカドは家出してしまった、使命があるので必死にミカドを探した、やっとミカドを見つけたときミカドも不安だったんだろう

 

「お母さぁぁぁぁぁん!」

 

と抱きついて来た。

ミカドが見つかってめでたしめでたし。本来ならこうなるだろう。

 

しかし私はそこでお母さんと呼ばれることに少し嫌悪感を抱いた

 

お母さんは違う

 

私が求めている愛はそうじゃない

 

その時気づいた、私はミカドに恋をしていることに

 

恋心に気づいたからといって何かが変わるわけではない、いや変える勇気がなかったのだ

 

ミカドに気持ちを伝えて拒絶されたら、私は………私は………

 

想像しだけでも堪え難い恐怖が襲ってくる

 

だから私は考えるのをやめた、今まで通りの日常を過ごせばいいのだ、今まで通りなら私はずっとミカドと共にいれる

 

私はこれだけでよかった、これからもんな日常が続いていくのだろう

 

そう思っていたのに

 

 

 

それはミカドが18になった時だった

 

「マサムネただいま〜豚まん買って来たよ」

 

「おかえりミカド、ご飯の準備するわね」

 

食卓の準備をし食事を始めてしばらく経った時だった

 

「マサムネ、話したいことがあるんだ」

 

「なんだ?ミカド」

 

「驚かないでよ?ボク結婚することになったんだ」

 

「え…………?」

 

信じられなかった、理解できなかった、理解したくなかった、なんで、どうして、

いやわかりきっていたことだった、ミカドの立場上当たり前のことなのだ、だけど私はその現実から目を背け続けて来た、目を向けたくなかったのだ

なんとか冷静を取り繕って言葉を発した

「そ、そうか、それはよかったな、あ、相手は誰なんだ?」

 

もしかしたら自分かもしれない、そんなありもしない可能性に希望を持っている自分がいた

 

「名前は忘れちゃったけど、国内の有力な企業のお嬢様だよ、悪い人ではないから心配しないで」

 

そんな希望はやすやすと砕け散った

 

目の前が真っ暗になる、ミカドが結婚………?嘘だ、ありえない、あっていいはずがない

 

「そこでなんだけどさ、結婚式ってスピーチあるじゃん…………その………マサムネにお願いしたいなって…………ボクには家族のような家族はマサムネしかいないからさ……やってくれる?」

 

なんで私はその女の立場でないんだ、私が求めているのは家族ではない、その立場なのに、私の方が彼をよく知っている、私の方が彼を愛している、私には彼を守る使命がある、本来そこにいるべきは私なのに!

 

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで

 

 

そうか……………その女はミカドを騙そうとする悪いやつなんだ、ミカドに取りいろうとする不届きものだ

 

 

 

 

私にはミカドを守る使命がある

 

 

私はミカドを守らなければならない

 

 

その女から、いや私以外の女はみんなミカドの敵だ、悪いやつだ、私が守らないと、私には守る使命がある

 

だってミカドと約束したから、何があっても必ず守るって

 

「ミカド、お前は騙されてる」

「騙せれてるって………民間ならまだしも、立場が立場だよ?」

「いや、その女は悪いやつだ、絶対に悪い奴だ、間違いなく悪いやつだ」

「マ、マサムネ…………?」

「私はミカドを守る使命がある、だから私はお前を守る、何があっても、どんな手段でも、絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に守ってみせる」

「な、なんかおかしいよ、マサムネ.........」

 

私はおかしくない、おかしいのはミカドだ、どうすればわかってもらえる、どうすれば私の気持ちに気づいてもらえる、どうすれば私を本当に愛してくれる、どうすれば、どうすれば、どうすれば、どうすれば、どうすれば、どうすれば.......

 

 

そうだ二人だけで生活しよう、本当に二人だけで、誰もミカドと関わらない、そうすればミカドも理解してくれるはずだ、私の気持ちを、私の愛を

「ミカド、私と二人で暮らしましょう、二人だけで......ね?」

「あ、ああぁ、来るなぁ!うわぁぁ!ガッッ………………………………………」

 

これで本当に二人だけで暮らせる、もう大丈夫、悪いやつはいないから、

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁミカド、調子はどう?」

 

「ミカド、今日は何する?」

 

「外に出たい?だめだよ…………外にはミカドを狙う悪い奴がたくさんいるんだ」

 

「安心してミカド、ここにいるかぎり安全だから………」

 

「ミカドを守ること、この約束は必ず守るからね、何があっても、必ず」

 

「だってこれが私の使命なんだから」




ママムネ.........

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