正義実現委員会のモブ、転校する。 作:モブスキー
深夜テンションでした。
エデン条約が締結されミカ様がぶち込まれて数日が経ちました。私は悩んでいます。
ティーパーティの命令でしか動けないこの組織は、はたして正義として。それに比べてゲヘナ学園の風紀委員は政治に左右されず動いてるように見えた。
「よし、ゲヘナに転校しましょう。そして風紀委員」
「ハスミ委員長」
「何でしょうか。ルカさん、今紅茶を入れますので」
「すぐに済む話ですのでお構いなく。こちらをどうぞ」
ハスミ委員長に封筒と正実のワッペンを手渡す。退会届けだ。
「ルカさん。理由を伺ってもよろしいですか?」
「はい、エデン条約の件で正義とは何かを考えました」
そう考えたら、なんだかやる気が無くなってしまいました。私の二年間は何だったのかと。良いように利用されていただけじゃないか。ここには私の信じる正義は無かったのだ。
そう思うと、私はもうここには居られない。
「見つかりましたか?」
「まだ分かりません。ただ私の正義はここには無かっただけです」
私は元々お金持ちの家の出身じゃない。孤児院でたまたま勉強が出来たから入学を許させただけ。お金持ちのドロドロな人間関係はもうゴメンです。
「分かりました。退会届を受理します。二年間尽くしてくれてありがとうございました」
投げ出す私にハスミ委員長はお礼を言って下さいました。勿体ないお言葉です。
「いえ、お世話になりました。良い経験をさせてもらい感謝しています。紅茶美味しかったです。ありがとうございます」
グイっと紅茶を飲み干し一礼して正実の部屋を後にする。
あとは職員室に転校の手続きをして任務完了です。
「どうされました?」
「はい、転校したくて」
「貴女、特待生ですよね。良いんですか?」
「はい。書類を頂けますか?」
「優秀な貴女なら何処へ行っても大丈夫でしょう。どちらに転校したいのです?」
「ゲヘナ学園へ」
「はい?」
事務的な対応をしていた先生が初めて驚いた顔をしました。まるで鳩がガトリングを喰らったようです。
「どうされました? 条約を結んだのですから可能でしょう」
「分かりました。手続きします。頑張って下さい」
「ありがとうございます」
寮に戻って荷物を整理しゲヘナに向かいましょう。
二年間過ごした寮の部屋の部屋には、ペロロ狂から頂いたお人形がベッドを占領している。正直邪魔ですけど、あの後輩は眼をグルグルさせていたから捨てるとどんな目にあうことやら……怖かったです。これを機に置いて行きましょう。正実の後輩ちゃん達がくれたのはダンボールに入りそうなので持っていきましょう。
端末でタクシーを呼び寮を後にした。
学園から出ると呼んでいたタクシーが停車しており
「どちらまで?」
「ゲヘナ学園へ」
正実のモブちゃん可愛い