ダークライダーズには、皆から慕われている男がいた。
そのコテハン名は八極オーガ
仮面ライダーオーガとして戦い、皆の兄貴分的な存在だ。八極拳の達人でもある。
そんな彼は今、変身せずに生身の状態でIS部隊を蹴散らしていた。
「オラァ!俺をモノにしたいって考えてる割には実力が全然ねえじゃねぇか!」
「生身でISを吹っ飛ばすなんて⁉」
八極拳の特徴は、相手と極めて接近した状態で戦うことを得意とし、その風格は中国で「陸の船」とも形容され、綿密な歩法と手技をもって敵のガードを開き強力な一撃を打ち込む。
IS部隊は銃を主に使ってきたが、彼は銃弾を全て躱して接近していたのだ。
「どけ。私が行く。」
そう言ってIS部隊の前に織斑千冬が出てきた。
「織斑先生⁉ISも纏わずに危険です!」
「ん?お前知ってるぞ。ブリュンヒルデだな。」
「ほう?私を知ってるのか。見ての通り私は丸腰だ。お前と戦う気はない。話をしたいだけだ。」
「出会い頭に銃ぶっ放してきたくせに何言ってんだよ。」
「あれは部隊の連中が勝手に行ったことだ。私の指示ではない。」
「自分の指示じゃないならアンタの監督不行き届きだろうが。いい加減俺の事はあきらめろ。どうせオーガの力をISに流用したいとかそんな我欲にまみれた目的なんだろ?」
「我欲にまみれた、は心外だ。それに私達はお前を保護したいだけだ。」
「保護したいって言ってる割には俺に吹っ飛ばされてるけどな。」
「お前本当に人間か?」
「人間の域はとうの昔に超えたよ。長話もここまでにしよう。」
そう言って去ろうとする男を千冬が止める。
「行かせると思ってるのか?」
「行かせてくれなきゃ腹に風穴開けるぞ?」
「やれるものならやってみろ。」
男と千冬が睨みあっている。
そのただならぬ雰囲気に、周りのIS操縦者たちは近づけないでいた。
(この男の戦いは八極拳そのもの…しかし、ISを簡単に吹っ飛ばすほどの力がある。あれをくらえばいくら私とて無事ではすまないだろう…)
千冬がそんなことを考えていると、男はすでにナイフを取り出し千冬の眼前に迫っていた。
「戦闘中に考え事とは余裕だなオイ。」
「速⁉」
「さんざん銃ぶっ放してきたんだから、ナイフ使われても文句ねえよな!」
男はナイフを突き上げるが、千冬は寸前で回避した。
そして千冬は近くに落ちてた打鉄の刀を手に取った。
「刀はどう受ける?」
そう言って千冬は刀で男のナイフを弾き飛ばした。
ジャキィ‼
「あれ結構値ぇ張ったんだぞ‼」
男は自分よりナイフの心配をしている。
「お前こそ余裕そうだな?」
そう言って千冬は刀の刃先を男に向けて突っ込んだ。
だが、男の口角が上がる。
「こんなもんピンチじゃねぇ‼」
そう言って男は刃先の突きを、中断受けではじいた。
ダァン‼
「素手になったと思って勘違いしたな?」
「くっ!」(受けも異様に強烈だ…)
さらに男は強く地面を蹴りぬいた。
「八極拳、バチコオォン!」
ドカアアアアアアアアアアン‼
次の瞬間男の凄まじい掌底が千冬の鳩尾に突き刺さった。
「グファ‼」
千冬は近くの建物の壁にめり込んだ。
「織斑先生‼」
「フン!この程度で騒ぐなお前ら。」
千冬は立ち上がった。
「俺の八極拳くらって立ち上がるとは…さすがはブリュンヒルデかな?」
「そのブリュンヒルデを舐めるなよ?」
そう言うと千冬は刀をかまえ、凄まじい圧を放った。
(この圧、ここからが本気って感じか…)
次の瞬間、激しい横なぎが男を襲う。
「シイィィ‼」
男は直撃は避けたものの、こめかみが裂かれていた。
(完全に避けれたと思ったけど…こりゃやりずらいね…どうも…)
少し表情を変えた男は、ある質問をする。
「気になってたんだけどさ、なんで俺がオーガだって分かったわけ?」
「お前がオーガの姿に変身したという目撃情報があったからだ。」
「なるほど、注意はしていたつもりだったんだけどなぁ…」
男は自分の正体がばれたことに納得し、体制を立て直す。
「なぜ変身しない?」
「必要ないからです。」
ちがう。
この男は嘘をついた。
本当に変身しない理由は、オーガのデータを奴らに取らせないため、それとあまりに強大な力で、命を奪ってしまわないためだ。
オーガの力は本当に凄まじく、使い方を間違えれば相手を灰にしたしまう恐れもある。
だから男は変身しないのだ。
「ふうぅぅぅぅ…」
シュッ‼
男は構えた。
そして…
「ハァ!」
「バチコオォン‼」
男の掌底と千冬の刀がぶつかった。
数日後…
「このクラスにもう1人生徒がやってくる。入って来い。」
千冬がドアに向かって声をかけた。
すると、ガラガラとドアが開き、そこから入ってきたのは千冬と激闘を繰り広げた男だった。
「自己紹介しろ。」
「どうも、
「だ…」
「だ…」
「男子だあぁ‼」
「まったく…騒がしい奴らですまんな、王崎。」
「いえ。」
「さて…お前ら静かにしろ!王崎はIS操縦者ではない。こいつこそが、今世間を騒がせているオーガだ。」
「え…」
「え…」
「ええぇぇぇぇ⁉」
教室内は阿鼻叫喚だった。
「また騒がしくなったな…王崎は教室の1番右端の席に座れ。」
「分かりました。」
その後、授業が行われた。
雄二は内容をノートに書きつつ、ノートの端っこに落書きを描いていた。
「織斑君。ここまでで分からないとこはありますか?」
「ほとんど全部分かりません‼」
「え?」
一夏の言葉に、クラス中が唖然としていた。
ISに乗れない雄二でさえも、参考書は熟読していたのだ。
「織斑、参考書はどうした?必読と書いてあっただろう。」
「古い電話帳と間違えて捨てました。」
(さてはコイツバカだな?)
雄二はそう思っていた。
パァン‼
一夏の頭に出席簿アタックが炸裂した。
「王崎君は、分からないとこありますか?」
「問題ありません。」
休み時間になり、一夏は雄二の席に向かう。
「あのぉ、俺、織斑一夏。数少ない男同士仲よくしようぜ‼」
「あぁ。よろしく一夏。」
「ちょっとよろしくて?」
突然誰かに声をかけられる。
「ん?」
「はい?」
「まぁなんですの!?その返事は!?このわたくしに話しかけられるんですから光栄と思いなさいよ‼」
「誰?」
「知らない!?このイギリス代表候補生であるセシリア・オルコットを⁉」
「一夏知ってる?」
「知らない。」
そんなやり取りをしている間にスレでは…
◇
58:妹&幼馴染LOVEのスペクター
お前ら大変だ!
59:ありふれ錬金ドレッド
どうした?
60:メガニケ亡
どうせまたカノンちゃんがかわいいとかヒナセちゃんがカワイイとかでしょ?
61:妹&幼馴染LOVEのスペクター
それもそうだけど違うんだ‼
62:戦姫を見守るドルオタ
じゃあなんだよ‼
63:妹&幼馴染LOVEのスペクター
オーガのアニキが…IS学園に入学させられた‼
64:ありふれ錬金ドレッド
なんだとぉ!?
65:メガニケ亡
それは本当なんですか!?
66:戦姫を見守るドルオタ
IS学園の下衆共がぁ‼
67:生き残りのサガ
すみません。
オーガのアニキって誰ですか?
68:ハイスクールリュウガ
そうか。
サガニキは入ったばかりで知らなかったな。
69:ありふれ錬金ドレッド
オーガのアニキとは、コテハン名八極オーガというダークライダーズの一員の事だ。
70:妹&幼馴染LOVEのスペクター
オーガのアニキはインフィニット・ストラトスの世界に転生し、八極拳をマスターしているんだ。
71:戦姫を見守るドルオタ
ニキではなくアニキと呼ばれている理由は、とにかくかっこいいし、ダークライダーズの兄貴分みたいなところがあるしでみんなに慕われているんだ。
72:生き残りのサガ
ナルホドです。
73:ハイスクールリュウガ
とにかくお前ら‼オーガのアニキが入学させられたんだ‼カチコミかけるぞ‼
74:ありふれ錬金ドレッド
やってやるぜコンチクショー‼
75:メガニケ亡
どうやらラプチャーよりも先に滅亡させる必要がありますね…
76:ダークライダーズ№2クロノス
餅つけぇ‼
お前ら餅つけぇ‼
77:リーダーエボルト
それを言うなら落ち着けだろ。
78:ダークライダーズ№2クロノス
そうともいう。
お前ら、よく考えろ。
変身しないでIS部隊を全滅させられるオーガが、簡単に捕まると思うか?
79:妹&幼馴染LOVEのスペクター
それは…
80:リーダーエボルト
とにかく、ここは俺とクロノスで様子を見てから判断する。
81:メガニケ亡
分かりました。
◇
セシリアの登場から時間が流れ、クラス代表を決める時間となった。
「私は織斑君を推薦します!」
「私も‼」
「なんで俺が!?」
「推薦された以上はやれ。」
「しょんな~。じゃあ俺は雄二を推薦する!」
「王崎はIS操縦者じゃないからムリだ。」
「チクショオォォォォォ‼」
「待ってください!そんなの納得いきませんわ!」
そう言いながらセシリアが立ち上がる。
「そのような選出は認められません。第一、男がクラス代表だなんて恥さらしもいいとこですわ!ここはイギリス代表候補生であるわたくしが選ばれるのが当然ではなくて?」
セシリアの言葉に雄二が反応した。
「オルコット嬢、その肩書を振り回すのなら命かけろよ?」
「何言ってんだ雄二?」
「あなた、何言ってますの?」
クラス中が疑問にあふれる。
「代表候補生の肩書で発言するなら命かけろよ。そいつは脅しの道具じゃねぇって言ってるんだ。」
急なシャンクスムーブである。
「いいかオルコット嬢?いくら真剣だからといってイギリスを代表して発言するならそのような差別的発言は言っちゃいけない。お前の言葉がイギリスの言葉になるんだぞ。」
「雄二の言う通りだ‼代表候補生名乗るんだったらもう少し言葉を考えろよ!貴族のお嬢様が恥ずかしくねえのかよ!」
「ならば決闘ですわ!」
「いいぜ、四の五のいうより分かりやすい!で、ハンデはどのくらいつける?」
「あら、早速お願いですの?」
「いや、俺がハンデをつけるかだ。雄二もいいよな?」
「あぁ。何ならオーガに変身しなくてもいい。」
2人の男子の言葉に女子がざわつく。
「2人とも本気?」
「男が女より強かったのって大昔の話だよ?」
「セシリアは専用機持ちだからハンデつけてもらったら?」
そんな女子の言葉に、千冬が言う。
「いや、オルコット。織斑は構わないが、王崎にはハンデをつけてもらえ。」
「先生!どうして!」
「こいつは変身せずともISの実働部隊を生身で全滅させたんだぞ。」
その言葉にクラス中が騒がしくなる。
「えええぇ!?」
「先生、さすがにそれは…」
「事実、私でさえ武器が無かったら危なかった。」
「⁉千冬姉が…そこまでいうなんて…」
「そういうことだ。で、オルコット嬢。ハンではどうする?」
「い、いりませんわ!」
「分かった。じゃあ遠慮なく変身しよう。」
この選択を、セシリアは後悔するのだった。
紹介し忘れていたライダーたち
八極オーガ
インフィニット・ストラトスの世界に転生した。
仮面ライダーオーガに変身するが、相手を灰にしてしまう恐れがあるため、あまり変身したがらない。
鳳鈴音とは、八極拳を教わっていた頃に知り合っている。
妹&幼馴染LOVEのスペクター
俺クロの世界に転生した。
仮面ライダースペクターに変身する。
妹であるカノンと幼馴染の鶴喰ヒナセを異常なまでに愛している。
ハイスクールリュウガ
ハイスクールD×Dの世界に転生した。
二天龍の戦いの頃に来ており、二天龍をワンパンした。
それからは黒龍王としてあがめられている。
セラフォルーとは恋人。
ありふれ錬金ドレッド
ありふれた職業で世界最強の世界に転生した。
仮面ライダードレッドに変身し、今は弐式まで扱える。
シアに好かれている。
仮面ライダーアマゾンネオはダークライダーとして扱う?
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扱おう!
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いいや、駄目だね。