色々とネタを交ぜながら書いていったらこうなってしまったが後悔はしてない。
そして今日は12月12日、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説THE MOVIE』公開から5年!
思えばあの映画がカリスマ溢れるベリアル陛下(当時はベリアル様)との出会いでしたね。
「ゼァァァァァァァ!!」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
同時に叫びながら距離を縮める二つの影はそれぞれの武器を持ち確実に距離を縮めていった。
「リーチは私の方が長いようね・・・貰った!」
先に動いたのは
「フ・・・それが貴様の命取りだ」
その言葉と共にリベリオンは
「っ!?・・・しまった!」
目の前の標的を仕留め損ねた楯無が目の前に見たのが壁ならどれだけよかった事か・・・
そこにはビット4基とスターライトmkⅢの照準を楯無に構えている黒い
本来ならビット兵器とスターライトmkⅢの同時稼働は無理なのだがこの機体はリベリオンの
「ククク・・・その機体のいい名前が思い浮かんだぜ。影の様に黒き
そして、着地すると共に
「フッ・・・甘いわね」
そう言うと楯無は右手を前に突き出した・・・その直後、楯無に迫っていた5つのレーザーは空中で軌道が変わり2つは地面に、残りの3つは上にそれた。
「水は光を屈折させる。それはレーザーにも同じことが言えるわ。だから、
静かな声で語りながら後ろに立つリベリオンに向けて蒼流旋を振り向きながら横薙ぎに払ったがリベリオンに掴まれた為にダメージを与えることは出来なかった。
「長々しい説明ご苦労。だが、軌道を変えられたならもう一度変え直せばいいだけだ」
「そんな事、出来るわけないでしょ。往生際の悪い事」
「確かに出来ねぇな・・・
ベリアの言葉の意味に気付いた楯無は上を向いた。
そこで見たのは上にそらしたレーザーが自分に向かってきている光景だった。
「っ!? どういう事!」
楯無は襲いかかる三本のレーザーにもう一度水での屈折でそらそうと水のベールを張った。
それを見たベリアは計画通りと言わんばかりに微笑んだ。
次の瞬間、3本のレーザーの内2本が急に軌道を変えて上からでは無く左右から襲ってきた。
「
「フン。その油断が命取りだ」
ベリアの言葉とともに左右の2レーザーがガラ空きの胴を穿ち、発動した絶対防御により大きくシールドエネルギーを削られた。
しかし、それだけでは終わらずその衝撃で気が動転した楯無によって上に展開していた水のベールも消え、上からもレーザーが襲いかかってきた。
そのレーザーも直撃し発動した絶対防御により更にシールドエネルギーが削られた。しかも、頭部という事もあってかさっきの胴の時よりシールドエネルギーを消費していた。
「クッ・・・お姉さん、少しピンチのようね」
圧倒的に違うエネルギー残量の中で楯無は苦戦を強いられているのに微笑んでいた。
「フフフ・・・お姉さん、楽しくなってきちゃった。ここまで楽しませてくれた君には私の本気を見せてあげるわ!」
その一言と共に指を鳴らした瞬間、リベリオンと
「
爆発の煙を切払って視界を確保したしたベリアを楯無は蒼流旋で貫こうとしたがあと少しの所で掴まれた為に貫くことは出来なかった。
そして、ベリアはリベリオンのパワーで蒼流旋を真ん中辺りで叩き折り先端を楯無の腹部に突き刺した。
しかし、突き刺された楯無は苦痛に呻くどころか腹部から血を出してすらいなかった。
「分身を作るのは得意なのよ。知らなかったでしょ」
背後から聞こえた楯無の声にベリアは過去の記憶から自分が死んだ闘いの事を思い出した。
『鏡を作るのは得意でね。知らなかったかい』
言葉は全然違うのに思い出されたあの屈辱・・・背後から聞こえる声・・・似た手に騙された自分。
ベリアを刺激するには充分過ぎた。
「・・・ククク・・・クハハハハハハハ!!」
「な・・・何よ」
「ハハハハハ・・・この俺が、似た様な手に騙された。それが面白すぎてな・・・そして、とても苛つくんだよ」
地獄の底から聞こえてきたかの様な底冷えした声とベリアの纏う気が変わった事に気付いた楯無はさっきと同じ様に指を鳴らしデコイの自分を使って
「さっきと同じ手が俺に通じると思うか・・・くだらねぇ」
「いーや、今回は違うわよ。フィナーレへの序章みたいなものよ」
「・・・そうか、ならばテメェの断末魔がフィナーレだ!」
そう叫んでベリアは背後の楯無を仕留める為に後ろを振り向こうとしたが振り向く事が出来なかった。
「う・・・動けん! 馬鹿な・・・」
「
そう言うと楯無はベリアの周囲に先程よりも散布した水を全て
その威力はかなりのもので爆発した地点の近くでは爆発の炎が残っていた。
これで完全に勝ったと思った楯無は
「ゼァァァァァァァァ!!」
「しまっ!?」
上から聞こえる声に気付いた楯無が上を見るとそこには
あの強力な
油断した所を突かれた楯無はその蹴りを避けきれず微かなシールドエネルギーしか残っていない
結果的に蹴りの衝撃でシールドエネルギーは完全に尽き地面を転がった後、
『勝者、クライム・ベリア』
15分にも及ぶ激闘に勝敗を告げる機械音声が鳴り響いた後にベリアはリベリオンを解除して楯無に近づき、手を差し出した。
「・・・リベリオンのエネルギーを半分以上削ったのは褒めてやる。立てるか」
「あら、意外と優しいのね。ありがとう」
楯無が差し出された手を掴むとベリアはその手を上に上げ楯無を立たせた。
「はぁ~。それにしても負けちゃったか~。と言う訳で生徒会長の座は君の物よ、おめでとう」
「ケッ。そんなものに興味は無いからやらねぇよ。勝手に続けてろ」
「あら、じゃあ代わりにお姉さんが一つお願いを聞いてあげるわ。何がいいかしら?」
「簡単な事だ。俺達を無意味に探るんじゃねぇ。分かったか」
「しょうがないわね。分かったわ、聞いてあげるわ」
その一言を聞くとベリアは楯無に背を向けてピットに向かった。
楯無はその背中を見つめて考えていた。
(調べるなとは言われたけどあの強さは気になるわね・・・)
ベリアがピットに消えるまで楯無はその背中を見つめていたがベリアがピットの向こうに消えると楯無もピットに向かって歩き始めた。
「イタタ・・・少しは手加減してくれてもいいのに・・・」
楯無は先程の試合で痛んだ右腕をさすりながらつぶやくとピットの向こうに消えていった。
ベリアが手加減していたという事には気付く事もなく・・・
「あぁ~・・・疲れた」
「陛下、今回もお疲れさまでした」
あの試合から数十分後、夕食を摂った二人は部屋に戻り寛いでいた。
「ところでスライ・・・例の件はどうだった」
「ハッ。陛下の仰っていた通り、この世界では我々にそっくりな者達が闘う映画や番組がありました」
「・・・やはりか」
「はい。他にも『スーパー戦隊』、『仮面ライダー』等も同じ様にありました」
スライが映し出した画面には色とりどりの5人の集団が敵の怪物達と戦う画像や橙色の鎧を纏う戦士が良く似た紅い鎧を纏う戦士と鍔迫り合いを繰り広げる画像が映し出された。
「・・・まぁいい。ご苦労だったな、スライ」
「ハッ! 陛下がお望みとあらば何時でもお申し付けくださいませ」
労いの言葉をかけるベリアにスライが何時もの様に忠誠を誓い終わるとベリアの携帯から着信音が流れてきた。
「あぁ、俺だ。・・・そうか、用意は済んでるのか? ・・・それは何よりだ。じゃあ、お前らもボロを出さずに頑張れよ。・・・切るぞ」
電話に出たベリアはしばらくやり取りをすると電話を切った。
「陛下、今のはもしかして・・・」
「あぁ。多分考えてる事そのままだろう。明日からグロッケンとデスローグがこっちに来るようだ。用意も整っていると束から聞いた」
「そうですか。では、明日に備えて今日は早めに眠りましょうか。陛下もお疲れでしょうし」
「そうだな。お休み」
「ハッ。お休みなさいませ陛下」
そう言うと二人は布団に潜り明かりを消し静かに眠りについた。
同刻、IS学園の総合事務受付では・・・
「これで手続きは終わりです。IS学園にようこそ、
「ありがとうございます。ところで、織斑 一夏って何組ですか?」
手続きを終えたツインテールの少女、
「彼は1組よ。鳳さんは2組なのでクラスはお隣ですよ。そういえば、彼はクラス代表になったとかなってないとか」
「はぁ~・・・違うのか~。あ、それなら聞きたいんですけど、2組の代表って決まってますか?」
「えぇ、決まってるけど・・・どうかしたの?」
「あ~・・・良かったら代わってもらおうかな~って」
照れ隠しの様に頬を掻きながら理由を話すと女性は微笑みながら「内緒よ」と付け足して鈴に話した。
(1年ちょっと振りに会うけど忘れてないでしょうね・・・待ってなさいよ、一夏!)
女性の話を聞きながら少女は久しぶりに会う幼馴染への思いを高めていった。
更に職員室では
「はぁ、次も二人か・・・しかも、また私のクラスに」
千冬は二つの書類を見ていた。
そこには二人の女性の写真と名前、それと専用機の名前が書いてあった。
(氷結 吹雪にディスフィア・ローグ・・・専用機は『グレイザー』に『ジェノア』か。これも多分、例の5機の内の2つだろう。これは束の仕業と見て間違いないな)
書類の項目を見た千冬は書類を机に置きコーヒーを飲んだ。
(確か束曰くあの5機のコアは特別でナンバーにもEXを振っていたな。束め・・・次は何をするつもりだ)
千冬は上を向き天井を見つめていた。
それは教師の目では無く現役時代に手にした
束のラボ『
「グッくん! デーくん! 明日からの学園生活、ボロを出さない様に頑張ってね!」
「俺やデスローグを絶対ボロを出す奴みたいに言うなよ。な、デスローグ」
束は必要最低限の荷物を纏めた鞄を持ったデスローグとグロッケンの二人に笑顔で話していた。
「ゴォォ」
「え? 『それはお前だけだ』だって?」
「ゴォ」
「頷くなよ!」
「まぁ、この中では一番ボロを出し易いな」
「ちょっ!? ヴィラニアスもそう思ってるのかよ!」
「ちなみに束さんもそう思ってるよ~」
「・・・はぁ、わーったよ。気をつけるよ」
デスローグ、ヴィラニアス、束にボロを出しそうと思われていたグロッケンはがっくりとうなだれながらも返事を返した。
「ところでジャタールの野郎は?」
「あ、ジャーくんなら『隠れ蓑となる企業でも持っておいた方がいいだろうから買収か開業してくる』っていって出かけたよ」
「はぁ!? なんだそりゃ!」
「ジャタールの奴、しっかりと考えていたのだな」
「ゴォォ・・・」
「だな。しくじらねぇ事を祈っとくか。じゃあ束、行ってくるぜ!」
そう言うとグロッケンは小規模の吹雪、デスローグは小規模の豪火に包まれた後にそれぞれ人の姿となって外に出ていった。
ある者は新しく始まる学園生活への思いと陛下への忠誠を
またある者は幼馴染に再開する喜びを
またある者はこれから起こる事であろう出来事に警戒を
それぞれの思いを胸に宿した行動の始まりと共に、夜は深まっていった・・・
ということで楯無VSベリアはベリアの勝利に終わりました。
実はセックヴァベックからのミストルテインの槍を考えてましたがそれだと楯無さんが自滅に近い形で終わるので没になりました。
他にもバトルの最中もあちらこちらに小ネタがたっぷり!
全部見つけられるかな?
そして!次回はついに炎氷コンビ&セカンド幼馴染が学園に!
クラス代表決定パーティーではおなじみのあの人が登場!
次回をお楽しみに~