ダークネス・ストラトス   作:金欠生首

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やぁぁぁぁっと完成だぁぁぁ!!
どうも、今まで更新してなくてすいません。
就職活動やバイトで時間が取れず、更にはネタが浮かばなくて全然、進みませんでした。
それでも、ハーメルンでSSはちょくちょく見ててその中で『ダークネス・ストラトスに影響されて書きました』ということが書いてあるSSを見つけてやる気と嬉しさがこみ上げて書き上げました。

最初に言っておく! 雑かもしれない!


第十二話 決着! インぺライザー!

「・・・」

「何故だ・・・さっきまで地上にいたはず」

 

千冬は背後に音もなく忍び寄っていたインぺライザーに対して動揺を隠せなかった。

その動揺を知ってか知らずかインぺライザーは両腕のインペリアルソードを千冬に振り下ろし、千冬は打鉄と共に地上へと叩き落とされた。

 

「お~。まさかちーちゃんでも苦戦するなんて思ってなかったよ。意外と強いんだね、あの子」

 

防護シャッターの降りてない来賓室では束が感心するかの様に声を上げていた。

 

「当たり前だ。この世界のテレビの設定もオリジナルに近かったしな。テレポートに自己修復機能、更にはバニシングサークルに三連武装ガトリングガンと肩部のガンナーユニット・・・お前、どこまでやったんだ」

「それはねベーくん。ぜ~んぶ盛り込んでからこの束さんお手製の人工知能を搭載したのだ! 後、ヴィーくんに手伝ってもらってヴぃーくんのとの戦闘経験をつませてあるよ。えっへん!」

「「「「・・・・・・」」」」

 

束の爆弾発言に来賓室は沈黙に包まれた。

 

「お・・・おい、デスローグ。これ・・・あいつらが死ぬんじゃねぇか」

「・・・あり得る」

「あれ~? グーちゃんにデーちゃん。ひそひそ話してどうしたの?」

「あ~・・・束よぉ。一ついいか?」

「何かな、グーちゃん」

「あれ・・・少しは弱くしてんのか?」

 

そう言うと氷結は未だにアリーナで猛威を振るうインぺライザーを指さした。

 

「もっちろん。ちゃ~んとリミッターはかけてあるから。だいじょ~ブイ!」

「・・・本当なの?」

「んも~。デーちゃんは心配症だな~。ほら、追い打ちはしてないでしょ。だから、大丈・・・」

 

束がそう言い切る前にアリーナの千冬が墜ちた箇所に頭部のガンナーユニットからの光弾が雨の様に降り注いだ。

 

「「「・・・へ?」」」

 

その光景を見てしまった束、氷結、ディスフィアの三人は同じタイミングで間抜けな声を上げた。

 

「・・・どどど・・・どうしよう! リミッターかけてあるけど戦闘は人工知能に丸投げしたの忘れてた!」

「おい! ていう事は・・・」

「・・・どう行動するのか束にも分からない・・・ってこと」

「どどど・・・どうしよう、グーちゃん! デーちゃん!」

「おおお俺に質問するな!」「同じく」

 

テンパる三人はガヤガヤと騒ぐ中・・・銅獄、スライ、ベリアは只々、土煙漂うアリーナを見つめていた。

 

「陛下、この感じ・・・」

「あぁ。多分、お前の予想通りだろうな」

「ギョポポポポ。ブリュンヒルデはいい弟を持ってるようですね。陛下」

「ただのシスコン野郎だろ」

 

ベリアはそう断言すると待機状態であるバングルを腕ごと目の前に持ってくると目を閉じて意識を集中させた。

 

(リベリオン。現在のインぺライザーの状況及びデータを調べろ)

(了解しましたわ。少々、お待ちを・・・)

 

べリアは専用機『リベリオン』のコアに宿る人格と対話し、インペライザーの情報収集を命じた。

 

---------------------ーーーーーーーーーーーーーーーーー 

・・・何故だ。あんなに光弾の雨が降り注いだというのに衝撃が一切来ない。どういうことだ。

 

――・・・姉!・・・千冬・・・千冬姉!!――

 

フッ・・・私もとうとう気が狂ったか。ピットにいるはずの一夏の声が聞こえるな。

 

――・・・千冬姉! しっかりしろよ!! 千冬姉!!!――

 

いや・・・これは幻聴じゃない・・・正真正銘、一夏の声だ。

 

「織斑・・・何故、ここにいる」

「それは・・・千冬姉がピンチだったから居ても立ってもいられなくなって・・・」

「エネルギーはどうした。もう尽きかけていたはずだろう」

「それは・・・」

 

この馬鹿者め。残りエネルギーが少ないのを承知で助けにきたな。・・・仕方ない。

 

「織斑。これを使え」

 

そう言うと私は打鉄の右腕の一部分をスライドさせて中から小さいエネルギーポッドを一夏に渡した。

 

「千冬姉・・・これは?」

「織斑先生だ。 それは職員の突入部隊に使われるISに収納してある予備のエネルギーが入ったポッドだ。あまり回復はしないから注意しろ」

「あぁ。ありがとう千冬姉」

「だから、織斑先生だと……まぁ、説教はコイツを倒してからだな。織斑」

 

そう言うと私は回復が終わったであろう一夏に声をかけながら謎の機械人形に向き直った。

 

「織斑…行くぞ」

「あぁ! 行くぜ、千冬姉!」

 

---------------------------------------

(マスター、解析完了しました。現在、インペライザーのコンディションは良好。ですが、コアに残っている命令は殲滅と破壊の二つのみです)

(そうか。次は待機させているヴィラニアスに回線を繋げ)

(了解しました、マスター)

 

コアからの報告結果を聞いたベリアは即座に次の指示を下し、ヴィラニアスに回線を繋げた。

 

『ヴィラニアス。聞こえるか』

『ハッ。なんでしょうか陛下』

『次に爆発が起きたら遠慮はするな…確実に破壊しろ』

『かしこまりました。必ずや破壊してみせます』

 

その一言を聞いたベリアは回線を切り、スライに新しく注がれたワインを一気に飲み干した。

 

ー---------------------------------------

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

一夏と千冬は息の合ったコンビネーションで機械人形に攻撃を仕掛けていた。

一夏が縦に剣を振るえば千冬は横に。

逆に千冬が縦に振るえば一夏が横に。

互いを知り尽くしていると言っても過言ではない姉弟だからこそ出来るコンビネーションにインぺライザーは一撃一撃と攻撃を受けていた。

 

「織斑! 一気に仕留めるぞ!」

「分かった!」

 

そう言うと一夏は零落白夜を発動させてインぺライザーへと突っ込んでいった。

インぺライザーはそれに反応しガンナーユニットから光弾を放とうとした。

しかし、そんなインぺライザーの下に一つの影があった。

 

「ふん。そう来るとは思っていた…この隙、利用させてもらう!」

 

人間は、確かに機械には能力では劣るだろう。

しかし、人間には機械には無い力がある。

それは『巧妙に相手の裏をかく』という力。

千冬は今までのインペライザーの行動パターンから攻撃対象を一体に絞ると他の対象の認識が遅れることに気づき、実行した。

実行した事もさることながらそれをあの一瞬のアイコンタクトとやりとりでこなす一夏も一夏であった。

 

「はぁっ!」

 

一夏はインペライザーの軌道の下がったものの自らに迫る光弾を縦に切り裂きながら迫った。

その際、切り裂いた光弾が後方で起こした爆発のエネルギーを取り込み、先ほどより速い速度でインペライザーに迫った。

 

「これで…終わりだぁぁぁぁ!!」

 

―この一撃に全てを賭ける!-

 

その思いを込めた一撃がインペライザーの体を真二つに斬りさ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

く事は出来なかった。

 

「……」

「なっ!?」

 

インペライザーは一夏が迫ってくる間に零落白夜を分析し、【この一撃は危険】という結果を出し、未だ健在のワープユニットを使用し当たる直前に回避した。

そして、渾身の一撃を決められなかった一夏は千冬にぶつからないように上空へと急上昇すると背後に現れたインペライザーが右のマシンナーアームを変形させたエネルギースパイクのついた鉄球で殴られ、千冬を巻き込み地を転がった。

 

「くっ…大丈夫か、千冬姉」

「あぁ…なんとかな」

 

しかし、二人とも体も機体もボロボロでそれぞれ一撃が限界だった。

 

「織斑…いや、一夏」

「…なんだよ、千冬姉」

「次の一撃が最後になるだろう…同時に攻撃するからしっかりと合わせろ」

「あぁ。わかったぜ、千冬姉」

 

そして、二人が見上げた空の一点ではインペライザーが肩のガンナーユニットと頭のガトリングヘッドにエネルギーを充填していた。

 

「よし…行くぞ!」

「あぁ!」

 

その掛け声とともに空に浮かぶ鉄の鉄神(インぺライザー)に迫らんと飛び立った時にそれは起こった。

 

「…!?」

 

急に飛来した双刃がインぺライザーの両腕を肩ごと引き裂いたのだった。

 

「な…なんだ、急に!?」

「一夏…注意しろ」

 

目で追う二人を余所にインぺライザーを3つに分断した双刃は飛来した上空へと円を描く様に飛んでいくと何もない空間で停止し、元の鞘へと収まるかのように虚空で重厚音を立てて停止した。

 

「・・・」

 

そして、双刃が停止したのと同時に双刃間の虚空が揺らめき始めあるものが姿を現した。

ガンメタルカラーの機体…その内に見える黒の内部機構と中央で妖しく紫光を放つ光球、両腕の双刃、赤い目と青のヘッドランプを持つ禍々しい顔の様なフルスキンのヘルム…

 

「……」

 

ガンメタルの機体は自身を見つめる視線を意に介さず双刃を外すと同時に両手に持つと、高速でインぺライザーに斬りかかった。

インペライザーも切断された腕を直ぐに粒子化し再構築、右手をマシンガン、左手をスパイク付の鉄球に換装して応戦しようとするものの、相手の高速の攻撃に対応できず一つ、また一つと体の傷が増えていった。

 

「・・・・・・」

 

強烈な斬撃の乱舞から数十秒、インぺライザーの体から煙が立ち始めたのを確認するとガンメタルの機体は空へとゆっくりと上昇し、空中で静止した。

インぺライザーはこれを好機と踏んだのか左手もマシンガンに換装し、頭部のガトリングヘッド、肩のガンナーユニット、両手のマシンガンから一斉に光弾やエネルギー弾を連射した。

 

「・・・」

 

ガンメタルの機体は手に持っていた双刃を前方に投げると手を前に出し、双刃に手から出した光弾を当てた。

次の瞬間、光弾は双刃を包み込み光速で回転し始めるとともにインぺライザーの攻撃を打ち破りながらインぺライザー本体へと向かっていった。

 

「・・・」

 

迫る双刃が直撃する直前にインぺライザーは先程と同じようにワープユニットを駆使する事によって回避し背後に出た・・・が、既にその行動パターンを見切られていたのかガンメタルの機体に遠隔操作によって迫る双刃によって再び両肩を・・・そして

 

「リカバリーユニットとワープユニット・・・破壊」

 

その双刃を手にしたガンメタルの機体によってリカバリーユニットとワープユニットの存在する部分を破壊され、地面へと叩きつけられた。

 

「・・・」

 

もはや満身創痍とも言えるインぺライザーの目下にガンメタルの機体は胸の光球を光らせて機体全体から極大のレーザーを放ち、インぺライザーを完全消滅させ、周囲に甚大なダメージを残した。

 

「・・・目標の破壊を完了・・・」

 

変声装置によって中性的な声をしたガンメタルの機体の搭乗者が自分の拠点に戻らんと更なる上昇を始めようとした時・・・

 

「「逃がしません(わよ)!!」」

 

二方向からのレーザーと実弾の射撃を受け、邪魔をされた。

 

「そこの所属不明機、今すぐ止まりなさい!」

「オルコットさん。先生のセリフを取らないでください・・・」

 

その正体は、ドアのロックが解除された事により突入出来る様になったイギリス代表候補生であるセシリア・オルコットと一年一組の副担任である山田真耶だった。

その他にも残りの教員や上級生の代表候補生及び代表と上級生の実働部隊を視認したものの搭乗者は『何の問題もない』と結論づけて再び上昇しようとしたものの次は爆発に阻まれた。

 

「あらあら。こんなに沢山の歓迎を無視するなんて酷いんじゃないかしら? お姉さん、悲しいわ」

 

爆発の正体は生徒最強の意味をも持つ生徒会長の更識楯無の乗る専用機『霧纏いの淑女(ミステリアス・レイディ)』の攻撃手段の一つ『清き熱情(クリア・パッション)』だった。

呆気からんと心にも無い事を言う楯無に若干の苛立ちを募らせながら搭乗者は主に指示を求めた。

数秒もしない内に帰ってきた主の答えは『頃合いを見て戻るか思い切り暴れろ』との答えだった。

答えを確認するとガンメタルの機体は双刃を手に持ち、右手の刃の切っ先の前方に向けた。

 

「なる程、お姉さん達と遊びたいわけね。いいわ、遊んであげるけど・・・途中で音をあげないでよね。山田先生、指示は任せます」

「はい! それでは・・・行きますよ!」

 

麻耶の掛け声とともに何人かの教員部隊及び上級生の実働部隊は一斉射撃を開始したが全て光速で繰り出される双刃の乱舞によって防がれた。

ガンメタルの機体は全ての弾丸を防ぎきると楯無へと突っ込んでいった。

 

「あらあら。お姉さん嬉しいわ。さぁ、遊びましょうか」

「・・・」

 

 

アリーナは再び戦場となる。

 




てなわけで、インぺライザー戦完結!
しかし! 戦いは終わらない! 
最初はインぺライザーを消し去って消える予定が短いと思って書き加えてる内にこんな事に・・・だが、私は謝らない!

ガンメタルの機体はウルトラシリーズに関係あるちょっと意外な敵がモチーフです。
多分、説明でわかるかな?
搭乗者は勿論アイツ!


次回は多分、クラス対抗戦編完結!
ガンメタルの機体が更なる力と恐怖を生み出す。彼女たちは打ち勝つことが出来るのか?

次回をお楽しみに!



感想、コメント、誤字報告・・・ドンドンお待ちしております。
・・・そろそろアンチタグとかをつけといたほうがいいのでしょうかね?
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