超強化怜(贋)   作:インスタント脳味噌汁大好き

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すこやんの能力とかリオデジャネイロ東風フリースタイルのルールとかは全て作者の独自設定です。


第13話 招待状

リオデジャネイロ東風フリースタイルのルールは、まず東風戦1回で決着がつくという超短期決戦。一般的な後付けアリ、喰い断アリのアリアリに加え、この大会では他の大会で採用されていないオープンリーチが採用されている。

 

まだ小学生とはいえ、エキシビションマッチでプロ雀士を次々と倒す等、凄まじい戦績を残している怜を世界の場で活躍させようという思惑もあり、試合での負担が少ない東風戦。更にリーチすれば一発ツモを毎回行う怜にとって、非常に有利なオープンリーチのある大会。何より他の世界大会とは違い年齢の制限がなく、11歳でも出られる点。怜の世界大会へのデビューとして一番向いていると判断され、日本代表として出場する枠の1人として、怜に招待状が送られた。

 

「この大会には白築プロも参加する予定だし……世界の強豪が参加する大会だから結果を残すのは難しいかもしれないけど、受けてくれると嬉しいな」

「白築プロも!?

小鍛治プロも、参加するんですか?」

「もちろん。……去年は怜ちゃんに、見事にやられたから、私としても公式戦で戦いたいな」

「……ちょっとお母さんに見せて来ます」

「うん。良い返事を待ってるよ」

 

大きな話が来たと頭を悩ませる怜と、話のスケールが大きすぎてついていけない竜華。一旦、探索を打ち切って怜は母親に小鍛治プロから貰った招待状を渡す。

 

「せ、世界大会……!?」

「怜ちゃん本当に凄いですね!?」

 

今回、竜華の保護者として竜華について来たのはおばあさんではなく母親の麗華の方だった。麻雀が普及した世界。どれだけ忙しくても「娘が全国大会に出る」の一言で長期間の休暇が貰える世界である。冷え切っていた親子関係も、怜が上手い具合に未来視を使って話題を提供することで徐々に元に戻ろうとしていた。

 

そんな竜華の母親と、怜の母親は友達同士の母親同士ということで既に打ち解けており、談笑している最中に怜が招待状を持って帰って来た形となる。この東風フリースタイルは世界大会の中でも上位に位置する大会であり……当然ながら、賞金も出る。

 

「優勝賞金200万ドルはお金いっぱいやし出たいで」

「……麗華さん、200万ドルって今日本円で幾らぐらいですか?」

「……大体4億円ですね」

「4億円!?怜が優勝したら凄いことなるやん!?」

「準優勝でも100万ドルやから相当やんな」

(これ、原作ですこやんが準優勝した大会やんな?

……100万ドルってことは2億円やし、他の大会とかでも稼いだやろうから実家でぐうたら生活過ごすのも分かるで)

『プロを辞めた理由の1つに、もう働かなくても良いぐらいにはお金持ってるからってのはありそうだよね。……解説役とかは趣味でやるのかな』

 

流石に一番賞金の高い欧州選手権の優勝賞金である1000万ユーロよりかは格段に下がるが、それでも合計賞金金額は高い方の大会であり、怜としては出場したいが……流石に、海外へ小学生が行くには親の協力がいる。

 

「11月ということは、学校を休んで出ることになると思うんやけど……ダメ?勝ったら4億やで?」

「予定を見てからやね。あと子供がお金のことを口にしない」

「あ、ブラジルまでの旅費とか滞在費は無料らしいで。1週間ホテルで朝昼晩食べれるって」

「……行きたいのは分かったから、まずは団体戦の方頑張って来なさい」

(あ、これはもう内心行くの決まってるわ。2位以下の賞金額とかも目に入ったやろしな)

『予選を通過するだけで10万ドル出るしなあ。……まあ、世界の強豪達の中でベスト16に残るのがまず大変なんやろうけど』

 

ルールが超短期決戦ということもあり『世界で最も運と勢いのある者』が勝てると言われている大会。……予選、本選ともに東風戦のみなため、タコス神がこの大会に出るようになったら優勝は難しいやろなと怜は悟った。

 

その後、団体戦に出場する石連寺小の面子の部屋へ遊びに行き、1回だけ卓を囲んだ後は部屋に戻って眠る怜。普段は毎日ネト麻で限界まで能力を多用するため、こういう大会前では休息して回復するのが怜のルーティンワークとなっていた。

 

そして団体戦当日。日本全国から出場が決定した48校が一同に集まり、開会式の後、くじ引きを行い1回戦を順次行っていく。インターハイのようなシード枠はなく、1回戦を勝ち上がれるのは48校中12校。準決勝ではこの12校が3校となり……残りの1校は、準決勝で2位だった小学校の中で、最も合計得点の高い小学校が決勝進出となる。

 

「要するに、3回1位を3回取ったら全国優勝やな!」

「清水谷さんの言う通り!予選の時よりか戦う回数は少ないけど……どこも強いんだよなあ」

「少なくとも、部長より弱い人を探す方が難しいな」

「おーんーじょーうーじ?」

「いふぁいいふぁいいふぁい。ほっへたひっはらないへー」

 

石連寺小は、1回戦で沖縄代表の運天原小学校、福島県代表の安積小学校、島根代表の湯町小学校と対戦することになる。大阪府大会の時と同じように、竜華が先鋒として対局室へと向かった。

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