モンハン4Next~アビドス砂漠がモンハンに染まった件   作:狂化お守りくれ!

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ディアブロス……ついに現れる


採取クエスト『アビドス砂漠を知れ』

我らの団がアビドスに来てから数日後。この数日で我らの団もこの国、学園都市キヴォトスに来て分かったことがいくつかある。

1つ、この学園都市キヴォトスには何千もの学園が存在しており、その学園が自分達の自治区を統治していること。自治区の治安は自治区によってバラつきが有るが、決して良いとは言えなかった。ちょっとしたことでボウガン(銃)を用いた銃撃戦が起きたり、家畜モンスターを使わない荷車(車のこと)が爆発したり、家が壊れたりと様々だ。

2つ、アビドス高等学校は廃校の危機に瀕しており、生徒も僅か2人だけ……そうホシノとユメしか在籍していなかった。数十年前まではキヴォトスでもっとも影響力のある学校だったとの事だが、突如として発生した原因不明の大規模砂嵐で衰退が始まり、多くの人々が去っていった。

 

「ほれ、ダレン・モーランの素材の価値が認められたぞ!えーと、なんだっけ?ミレニアムだったか?そんな所と、連邦生徒会がこの額で買って良いとのことだ。

レアメタル真っ青の性質、人工物じゃ再現できない頑丈な素材、などの価値が評価されてな!」

 

3つ、団長と竜人商人のじいちゃん、ホシノがライダーと原初メルゼナの護衛の元、ダレン・モーランの素材と希少な鉱物の売り込みを行った。その結果、ミレニアムサイエンススクールが価値を認めてくれて、連邦生徒会にも口を利かせてくれた。その結果、凄い金額で取引されたのである。

どれぐらい凄いのかと言うと、団長と竜人商人の口添えも有ったのだが……モンハン世界の基準と同じぐらいで取引された。一応、参考で持っていった純金の金の卵で金の時価、団長と竜人商人の証言……そしてミレニアムサイエンススクールが「この性質ならこれぐらいの価値」と取引金額を決めてくれた。お陰で、借金が一気に減ったのだ。

 

「だが、ダレン・モーランやジエン・モーランに頼るのはオススメしないな。彼らは古龍だ、気紛れだ。普段は広大すぎる砂漠の何処かで、好き勝手に生きてる。

俺としては小型モンスター、大型モンスターとかの砂漠に居る他のモンスターも商業的に活用すべきだな」

 

4つ。アビドス砂漠は既にモンハン世界と同じような生態系が形成されていたこと。本格的な調査は行っていないが、ハンター達がアビドスにやって来たとき、草食モンスターであるアプケロス、アプケロスに襲いかかるゲネポスとドスゲネポス、そして地面の下から現れたダイミョウサザミを目撃している。草食モンスターが居ると言うことは彼らが食べる砂漠植物……熱帯イチゴや木の実、サボテンなどが自生しており、彼らを食べる肉食モンスター、そして生態系ピラミッドの頂点に君臨するダレン・モーランとジエン・モーランも居るのだ。

それに、ハンターが言うようにダレンモーランとジエンモーランがもたらす莫大な富みに頼りすぎるのは良くない。確かにダレンモーランとジエンモーランは莫大な富みをもたらすが、彼らの進路がアビドスの町に向いていた場合、撃退して進路を変えなかったらアビドスはボロボロにされてしまうし、都合良くモーランが現れるかと言えばそうではない。だからこそ、小型モンスターも充分に利用すべきだ。

 

「小型モンスターは家畜にすれば物資の運搬も楽になるし、ふれあい牧場みたいに出来る。それに食肉としての商売も出来るし、ゲネポスが居るならガレオスやデルクスも居るかもしれない。

小型の肉食モンスターは繁殖力も高い。特に、魚竜種は飛竜種と比べて1度の産卵数も多い。多少とっても大丈夫だし、鱗は磨けばアクセサリーにも出来るし、肉は食べて良し売っても良しだしな」

 

ゲームをやってると、どうしても大型モンスターや古龍の素材に目が行きがちだ。だが、モンハンの世界観からすれば小型モンスターも充分に需要があり、肉は食べられる。肉だけではない、砂漠に住むガレオスやデルクスなどの魚竜は鱗を洗えば綺麗な鱗をしており、加工すればアクセサリーとして売ることも出来る。あと、キモは旨いとのこと……是非、新鮮なキモを胡麻油と塩で食べてみたいものだ。

 

「「食べれるの!?」」

 

そう、モンハンのモンスターは食べることが出来るのだ。生肉として有名なアプトノスやアプケロスは食べられるし、寒冷地に住むポポは非常に美味しいし、哺乳類なのでミルクも取れる。ムーファなんて毛皮や肉、ミルクと需要しかない。

砂漠で言えばデルクス、ガレオスなどの魚竜は肉も食べられるし、鱗は磨けば綺麗になりアクセサリーにも出来るのだ。いや、小型モンスターだけではない、砂漠の暴君ディアブロスは肉も美味しくいただける……特にモモ肉が美味である。

 

「それに草食モンスターが食べてる熱帯イチゴやサボテンは食用になりますし、栽培も出来ます!」

「肥料は俺が過去に集めたモンスターの糞(999個)、ボルボロスの泥が有るから良く育つ。ボルボロスもいれば、肥料も沢山取れるしな!」

 

モンスターの食物である熱帯イチゴなどの植物も美味であり、栽培出来て市場に出せば良い資金源に出来る。

それにボルボロスがいれば、ボルボロスの泥を使えば良質な肥料となり……沢山の果物が出来るのだ。

 

「だが、その防具では危ないだろう…………」

 

と、加工屋が告げる。ホシノやユメの装備ではモンスター達を倒すのは難しい。しかし、加工屋の腕とハンターが過去に集めた鉱石を使えば、ある程度の強化は出来るのだ。

 

「俺が見てやろう」

 

そしてアビドス高等学校の制服は防御力が上昇し、ホシノのショットガンは散弾の速射対応+モンハン世界の強化を受けた。そしてユメの楯はマカライトやドラグライトが使われて、より頑強になった。

 

「ホシノはともかく、ユメのボウガンじゃモンスターは倒せない。ほれ、俺の御下がりだ。俺が団長から初めて貰った記念品の武器だ」

 

ハンターはユメに1本の剣を手渡した。それは初期武器のハンターナイフの剣である。

 

「こっ……これを使うんですか!?」

「片手剣は扱いやすいし、極めれば極めるほど強い。初心者からベテランまで扱う武器だ」

 

準備は整った。いざ、アビドス砂漠の大自然に乗り出そう!!

 

 

 

 

アビドス砂漠

 

ここ数日で生態系がガラリと変わってしまった砂漠であり、キヴォトスの人々からすれば未知の生物が闊歩しており、モンハンの人々からすればありふれた生物が歩いている場所だ。

 

「先ずはアビドス砂漠の生態系がどれほどか、調査しないとな」

 

セクレトに乗ったハンター。ハンターは背中に無属性だが、切れ味が回復するセルレギオスの大剣レギオンを背負い、アビドス砂漠に降り立った。

 

「「ワン!!」」

「緊張する……」

「ユメ先輩……借金が大幅に減らせるかもしれませんよ!」

 

そして加工屋に装備を強化してもらったホシノ、ユメが大型犬に似たようなオトモ……ガルクに跨がってやって来た。

ガルクとは主にカムラの里を中心に使われていたが、今では王国を含めた様々な所で活躍している大型犬のようなオトモであり、単独での戦闘力も高くハンターを乗せて移動することが出来るのだ。最高速度はセクレトより早いが、此方は滑空と変え武器の運搬は出来ない。

 

そして空を見上げると、ライダーが乗った原初メルゼナが空を飛んでおり……空からアビドス砂漠を調査している。主にジエン・モーランやダレン・モーランが突き進んでいる、砂の粒子が細かすぎる所は歩いて調査は出来ないが、他のモンスターが主に生息している場所なら歩きやセクレト、ガルクに乗って調査できるのだ。

 

「先ず、俺達の調査はアビドス砂漠の生態系がどのように成ってるのか、それと地形がどうなってるかだ。

ダイミョウサザミが居るなら、何処かにオアシスや地下湖が有ると思う。それじゃあ、一狩り行こうぜ!!」

 

クーラードリンクを飲み、暑さに耐性をつけてからハンターはセクレトを走らせる。

それを見たユメとホシノも、事前に支給されたクーラードリンクを一気に飲み干す。すると、ミントとスポーツドリンクを合わせたような良く分からない味がして熱さを感じなくなった。

 

「ユメ先輩!!この飲み物凄いです!!」

「なにこれ!?全然熱さを感じない!!」

 

「おーい、早くしろよ」

 

ハンターに言われ、ユメとホシノもガルクを走らせてハンターの後を追いかけた。

 

駆け抜けた先で見たのは……雄大な砂漠の自然となったアビドス砂漠であった。

オアシスが再び出現し、そのオアシスではパラサウロロフスを彷彿させる草食モンスター……アプトノスが少数ながら生息しており、少し離れた所ではアプケロスの雄同士がメスの取り合いをしており、ダイミョウサザミの幼体であるヤオザミがオアシスの魚を食べていた。

 

「アプトノスはいるな。懐いたなら……持ち帰って家畜にしよう。肉は本当に旨い……そんで……」

 

水辺には熱帯イチゴなどの植物も確認され、ハンターはそれを採取する。これを栽培すれば、第一産業も問題ない。アビドスの新たな名物に出来るし、雇用も生まれる。

 

「じゃあ、行くぞ」

「えっ?狩らないんですか?」

「無闇に狩ってはいけないな。自然のバランスが崩れるかもしれないしな」

 

ここが森丘や密林ならアプトノスを狩っていたかもしれない。だが、砂漠でのアプトノスは希少であり、狩らずに様子を見る。懐いたなら、アビドス自治区に持って帰って養殖だ。

 

そして……次のエリアに進むと大きく広い砂漠に出たが、ハンターはハンドシグナルでユメとホシノに物陰に隠れるように合図を出す。

 

「ハンターさん?」

「しっ……モーラン達以外で砂漠の頂点がいた。草食だが、パワーバランスの頂点がいる」

 

岩影に隠れたハンター達であるが、その視線の先には砂漠の暴君が居たのだ。

 

2本の大きな角を持つ、大きな翼を持つ砂漠の暴君。主食はなんと、サボテン。砂漠の支配者、ディアブロスである。

 

「グュゥゥゥォオオオオオ!!」

 

鼓膜が破れそうになるほどの雄叫びを響かせるディアブロス。ディアブロスが叫んだ影響で、エリアにいたデルクスやガレオスは砂から飛び出してしまい、ビチビチと動く。だが、暴君には関係ない。暴君はクラウチングスタートのような構えをとり、走り出した。その先では……

 

「ひっ!!来るな!!来るな!!戦車の砲撃も一斉射撃も効かない!!なっなんだ!!この化物は!!」

 

以前に、モーランの群で壊滅に追い込まれたこともあるが、残存勢力をディアブロス単騎に滅ぼされそうになっているカイザー理事である。

カイザー理事は戦車から砲撃を放つが、ディアブロスは全く怯まず……突進して戦車を破壊する。そして尻尾の一撃でカイザー理事を吹き飛ばした。

 

「いつか、あれを倒してもらうぞ。俺達もいつまで此処にいれるか分からないしな!」

「ひぃん!!無理だよ!!」

「戦車でもびくともしないとか、マジもののモンスターですよ!!」

 

だが、ユメとホシノは知らない。これはアビドス砂漠の生態系、それのほんの一握りであったのだから。




ガノトトスの大トロは人生観が変わるほどに、旨いらしい

商品化するなら?

  • アプトノスの肉
  • アプケノスの肉
  • 魚竜のキモ
  • 凍結イチゴ
  • 観賞用の小金魚
  • 使えるものは全部使え!
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