モンハン4Next~アビドス砂漠がモンハンに染まった件 作:狂化お守りくれ!
「君、ノノミちゃんって言うんだね!私は梔子ユメだよ。宜しく」
「はい、宜しくお願いします」
依頼を持ってきた少女は十六夜ノノミ。実家はアビドスを捨てた超絶大企業ネフティスグループであり、モンハン世界との統合で大打撃を受けたカイザーグループ*1のライバル企業であり、カイザーグループがPMCを切り捨てたりモンスターの手で大打撃を受けた事もあってか、キヴォトスでもトップの企業と言えるだろう。
そんなネフティスはハイランダー鉄道学園とも協定を結び、絶大な影響力を誇る。ノノミもネフティスの意向もあり、ハイランダー鉄道学園に入学が濃厚と成っている。
「依頼はハンターの3人組が受けたから安心して下さいね。3人とも上位ハンターですし、よほどのトラブルが無ければダイミョウザザミなら数日で狩猟できます」
ソフィアがノノミにコーヒーを淹れて手渡す。そう、非常に勘違いされ勝ちだが……ハンター(一般ハンター)がモンスターを狩猟するとき、数日単位で狩猟するのだ。罠の配置、地形を利用したりして長い時間をかけてモンスターを追い詰めてようやく狩猟する。
一部のバグキャラ*2が出会って数分足らずで狩猟するから感覚が可笑しくなりがちであるが、本来……狩りは長い時間をかけて行うのだ。
「そうですか……」
ノノミはそう告げ、別の方をみる。そこではハンターが集めてきたアビドス砂漠の情報をレポートに纏め、ファイルに仕舞うユメとホシノ。
「ホシノちゃん!イチゴとサボテンが取れるところは此処で合ってるかな?」
「ユメ先輩!それ、鉄鉱石やマカライトが取れるところですよ!!」
変貌したアビドス砂漠では灼熱イチゴは勿論、薬草や少数であるがアオキノコやニトロダケが取れたり、そして鉄鉱石やマカライト鉱石などの希少金属が出土するピッケルポイントがある。
アビドス高等学校はアビドス砂漠の情報を集めて、ハンターの皆様や生徒達が素材を集めやすいように、アイテムが取れる場所をマッピングしているのだ。
「シロコ……試しに乗ってみろ。合う筈だ」
「ん、ありがとう」
加工屋はハンターが余りまくっていた素材から、母ティガレックスの鞍を作成。勿論、セクレトの鞍にも使われているように変え武器の携行スペースも作られており、シロコがアサルトライフル*3の他に近接武器やヘビィボウガンを持ちたければそこにセット出来るのだ。
加工屋が鞍を母ティガレックスに装備させる。これで乗ったとき、鱗でシロコの太股が傷付くことは無いのだ。
早速シロコは母ティガレックスに跨がる。母ティガレックスが大きな個体*4な事もあるが、凄く見晴らしが良い。
「ライダーがオトモンの力を完全に引き出すには、絆石と呼ばれるものが必要とのことだ。流石にキヴォトスには無いから、外に出るしかないな。
俺達が異世界転移した訳ではないから、俺の伝でギルドに通達を出したが……絆石が手に入る保証はないぞ」
団長がシロコに告げる。オトモンとライダーに絶対必要なのは強力な信頼関係、その点……シロコと母ティガレックスは問題ない。だが、ライダーがオトモンの真価を発揮するためには絆石と呼ばれるアイテムが必要なのだ。その絆石が有れば、ライダーとオトモンの力は足し算ではなくかけ算に成るのだ。
アビドス砂漠の生態系がモンハン世界と同じに成っただけなら、絆石は手に入らない。だが、キヴォトスが外の世界であるモンハン世界に組み込まれたこともあり、絆石のゲットは出来る。団長は書記官という立場を使い、アビドス高等学校にハンターズギルド設立の手立て+シロコの為に絆石の手配をしてくれたのだ。
「でっかいカニってダイミョウザザミだけかな?」
「さあな。亜種も居るし、生息地が違うがショウグン、あとはタイクンザムザも居るな。
基本的にダイミョウザザミは危害を加えられないかぎり、人間は襲わない。襲うとすれば……亜種か」
ハンターとして経験豊富なハンター、そしてその弟子?であるライダーは原初メルゼナを挟み、ハンター3人組が討伐に向かった大きなカニのモンスターの話をして居る。
ここで1つ、基本的にダイミョウザザミは空腹時や危害を加えられたとき以外は人間を襲わない。だが、それは基本的なダイミョウザザミであり、亜種は別だ。
ダイミョウザザミ亜種。原種と遺伝子的には同一であり、食性で色が赤から紫色に変化した個体である。原種より狂暴であり、ディアブロスの頭蓋を背負っており、普通に人を襲う。
そして何より…その強さだ。ダイミョウザザミは下位ハンターから狩猟出来るモンスターであるが、亜種は非常に強い個体が多い。そこら辺の飛竜を倒してムシャクシャと食べれるほどには*5強いのだ。
と、その時だった。
空に強い光が昇る。光はアビドス砂漠からであり、ハンターはその光が何なのか良く知っている。それはハンター達がピンチになれば打ち上げる、救難信号だったのだ。
「救難信号!?」
ハンター3人組は下位ハンターではなく、ギルドからも実力と実績を認められた上位ハンター。その上位ハンターがダイミョウザザミ相手に救難信号を出すのは考えづらい。考えるとすれば、他のモンスターの乱入、予想外のトラブル、そしてモンスターの知識不足であるネフティスグループが出したクエストのターゲットがダイミョウザザミではなく、ダイミョウザザミに似たナニカであったと言うことだ。
「ピュュュギィィ!!」
負傷し、物陰に隠れるハンター3人組。その3人組を追い詰めたのは、1匹の紫色のカニである。
ダイミョウザザミ亜種。原種と違い、狂暴であり、背中にディアブロスの頭蓋をヤドとして背負っている。水ブレスの射程範囲も広く、原種と比べてかなり強い。
「タイクンザムザかと思ったけど、亜種か」
救難信号を受けたハンター(ユウジ)は直ぐに仕度を行い、イヴェルカーナ装備に実を包み、背中に火属性の大剣『爆炎剣リオレウス』を背負っている。
爆炎剣を抜刀し、開幕早々……溜め切りの構えをとる。だが、ダイミョウ亜種はその図体から考えられない程機敏な動きを見せて、飛び掛かるように重厚なハサミを振り下ろす。その瞬間、翡翠色の糸が防壁のようにハンターの前に現れて、ハンターはダイミョウ亜種の攻撃を防ぐ。
「キビュュ!?」
戦闘民族の里……カムラの里。カムラの里が世界に広めた、スリンガーと同様にハンター達の狩りを変えた秘密兵器 翔虫を用いた鉄蟲糸技……その1つ、威糸呵成の構え。カウンターからいきなりフルチャージの真溜め斬りを叩き込む一撃必殺の奥義である。
ダイミョウ亜種の右腕のハサミが両断されて宙を舞い、勢い余ったダイミョウ亜種は地面を転がるように滑る。切断面は爆炎剣の炎に焼かれ、綺麗に熱斬されている。
「キビュィィイ!!」
だが、立ち上がったダイミョウ亜種は素早くハンターの方を向いて、水ブレスを吐き出す。原種と比べて遥かに広いブレスであるが、ハンターは軽々と右手で爆炎剣を持ったまま走り出した。それも物凄い速さで。
「「「大剣もったままえげつない速度で駆け抜けた!?まつ毛とパンツのハンターは化物かよ!?」」」
なんで出来るかって?狩り技の1つにパワーランと呼ばれるものがあるが、これはヘビィボウガンを構えたまま駆け抜ける、吃驚仰天技である。このパワーランの応用、そして己の筋肉の力である。
駆け抜け、水ブレスを回避してダイミョウ亜種の眼前にやってきたハンター。ハンターは左腕をダイミョウ亜種の顔に向ける。彼の左腕には新大陸を調査している、調査団が開発した装備品 スリンガーが装備されている。
スリンガーとはハンターの装備品の1つであり、ワンタッチで閃光弾や救難信号弾、または肥やし玉を発射できる。それだけではなく、石ころや弾けクルミなどの自然物さえも即席の弾丸……スリンガー弾として発射できる。便利な遠距離武器だけではなく、ワイヤーフックとしても使えるのだ。
ハンターは現地調達した、弾けクルミをスリンガーで強化撃ちを解き放つ。解き放たれた弾けクルミはダイミョウ亜種にダメージを与え、ダイミョウ亜種は怯む。だが、それがダイミョウ亜種の終わりであった。
「終わりだな」
スリンガー強化撃ちから、真溜めに派生させ……フルチャージ*6でダイミョウ亜種の顔面に叩き込み、ダイミョウ亜種は完全にKOされた。
「ホシノやユメにも、スリンガーの使い方を教えるか」
ダイミョウ亜種が死んだことを確認したハンターは、物陰に隠れているハンター3人組を救助したのだった。
次回!ハンター先生のスリンガー講座やモンスター講座。
ハンター「皆さんには古龍、そしてこのスリンガーの使い方をマスターしてもらいます」
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