ハイスクールD×D/Re:Zext Night   作:有栖川アリシア

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第四話 三大勢力とカタストロフ

「粗茶です」

若干先輩の言葉に混乱している中、姫島先輩がお茶を淹れてくれた

「ありがとうございます」

「あっ、どうも」

ずずっと一飲みして、一息つく士郎。

「うまいです」

「えぇ、同じく」

「あらあら、ありがとうございます」

イッセーの言葉に、嬉しそうに笑う姫島先輩

 

テーブルを囲んでソファーに座る士郎、木場、塔城にリアス先輩。それとイッセー

「朱乃、あなたもこちらに座ってちょうだい」

「はい、部長」

姫島先輩もリアス先輩の隣に腰を下ろした

「単刀直入に言うわ、私たちは悪魔なの」

「(まさかの、カミングアウト!)」

驚きの連続である。脳回路がいくつあっても足りないが、直感が真実だと物語る。それから、イッセー主導で話が進んでいく。主に自分たちの素性と、昨日イッセーに襲いかかった人物のことだ。

 

「(堕天使、悪魔、天使ねぇ…)」

とのうのうと考える士郎。とはいうものの、色々と見てしまった士郎にとっては理解するのは容易いことだ。それに色々なことも説明がつく。それに加え、若干自分の親もそんな感じなのではないのかと疑ってしまう。そんな中

 

「ドラゴン波!!」

「(ほぇ!?)」

思考を一瞬にして引き戻される士郎。みれば、イッセーの左腕が光だし、その光が覆っていく。そして、彼の手に赤色の籠手らしきものが装着されている。かなり凝った装飾に、手の甲には、丸い宝石みたいなものがはめ込まれている。

「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁあ!?」

叫んで当然だなと思う士郎。

「それが、神器(セイクリッド・ギア)、あなたのものよ、一度ちゃんと発言できればあとはあなたの意志でどこにいても発動可能になるわ」

「(神器(セイクリッド・ギア)ねぇ――)」

とその赤い籠手を見ていると

 

『(ほぉ、あの小僧――よもやあやつの力を得たとはなぁ・・・面白くなりそうじゃぞ?)』

「(何か、知っているのか?)」

『(古い付き合いというものじゃ)』

といくつか、中にいるのと言葉を交わす士郎。そんな中

 

「さてと、問題は彼ね」

全員の視線が士郎に向けられる。

「その顔だと、わかったようね」

「えぇ、堕天使とあなたがたが悪魔で、それに加え今イッセーは、神器(セイクリッド・ギア)を発現したってことを」

「聡明で助かるわ、それで、あなたは何者なのかしら?」

「人間ですよ」

「ただの人間ってわけじゃなさそうなんだけど?」

と詰め寄ってくるグレモリー先輩。そんな中

 

『全く、話にならんな――我が出る』

「ちょ、えっ!?」

業を煮やしたのか、自ら出ると言い始める。

「なに?」

慌てる士郎に対して、グレモリー先輩は、なんのことだがさっぱりといった表情をする。そして、士郎のからだが光だし、白と青をベースとした神話に登場する女神や聖母マリアを思わせる神秘的かつ威風堂々としたなローブをまとい、ウェールを羽織った姿が特徴的の腰まである薄紫色の髪の少女が現れた。すぐさま、戦闘態勢に入るオカルト研究部の面々であるが――

 

「やめておけ、話にならんぞ――」

と警戒している小猫と朱乃と木場に一喝する彼女。そして、彼女はグレモリー先輩の方を向き

「お初にお目にかかる、リアス・グレモリー殿、まずはこのような登場で警戒を招いたことを詫びよう申し訳ない、私の名前は、滅神龍皇(カタストロフドラゴン)のジルニトラじゃ、――人間名では天神 龍(アマガミ タツ)と名乗っている、よろしく」

「――滅神龍皇(カタストロフドラゴン)・・・」

「あぁ、そやつの籠手に眠っておるドライクの祖先じゃ」

『――っ!?』

絶句するリアスと部員たち。

「まぁ、絶句するのも無理ないじゃろ――まぁ、座ってくれ、そう殺気を向けられていてはおちおち話もできん」

「・・・」

そう言われ、席につくグレモリー。

「さてと、まず士郎自身のことを我が話そう――そもそも、彼は人間ではあるが、人間ではない」

「といいますと?」

リアス先輩が聞くと同時に

「アレを見せていいぞ」

「わかった」

深紅とダークレッドが混じったような魔力が士郎を包み込んでいく。次の瞬間、士郎の背中から、エネルギーを放射しているような、悪魔でも堕天使でもない異種の黒い翼が現れる。

「これは・・・」

「そういうことじゃ、理解してくれたかな?」

「えぇ、だいたい理解したわ――それでじゃ、もしよければ彼をお主の眷属に加えてもらえぬか?」

「私の眷属に?」

「そうじゃ、これも何かの縁じゃ、とはいっても、できれば兵士(ポーン)の駒が良いがの」

と話している中――ー

「(おいちょっと待て、勝手に決めるなよ)」

『(少し黙っておれ、ここまでバレたからには、どこかに属さないと命の危険に晒されるぞ――)』

「(ばれたって能力のことか?)」

『(そういうことじゃ、おぬしも理解しよれ)』

どうらや、状況的に危機というわけではないが、詰みになったらしい。

「それで、なぜ、兵士(ポーン)なのかしら?」

「そうじゃな――お主は、儂より知っていると思うが、チェスは、女王、僧侶、戦車、騎士、兵士によって構成されているのはわかる僧侶は魔術、戦車はパワー、騎士はスピードと各分野に特化しておるが、それにまして兵士はどれにでも変化できるからな――いわゆる臨機応変に動けるとだ、こやつの能力である異界文書(ザ・コード・オブ・アーカシャ)神蝕(ノヴァ)は、文字通り、千変万化の能力じゃからな――お主も見たはずじゃろ?」

「えぇ・・・しかし、兵士の駒は・・・」

「問題ないじゃろ――ほれ」

そういうと、懐から深紅のコマを渡す。その駒は、女王、僧侶、戦車、騎士、兵士でもましてや王でもないただのまっさらな駒だ。

「これは・・・?」

「Jokerといったところじゃな、とはいえ、プロフィールは兵士じゃ」

兵士(Joker)・・・」

「そういうことじゃ、とはいえ、体裁としては変異の駒(ミューテーション・ピース)と通せ」

「えぇ、わかったわ――」

「では、私は帰る――よろしく頼むぞ、グレモリー公爵」

「えぇ、こちらこそね」

そういうと、士郎の中に帰っていく彼女。

 

「そういうことだから、よろしくね?士郎くん」

「えぇ、丹羽士郎の名に懸け謹んで誓いを受けさせていただきます、我が主リアス・グレモリーよ」

 

そう言うと、少し笑を浮かべるリアス先輩

「そうねぇ・・・朱乃?そういや大公から討伐依頼来てたわよね?」

「えぇ・・・それがどうかしましたか?」

「行くわよ、これから」

リアス先輩いわくこの世界には――はぐれ悪魔。そういう存在がいる

爵位もちの悪魔の下僕としてもらったものが主を裏切り、または主を殺して主なしとなる事件がごくまれに起こるようだ

そうして、制約から逃れ、野に放たれた悪魔ほど怖いものはないからだそうだ

『リアス・グレモリーの活動領域内に逃げ込んだため、始末して欲しい』と依頼が来た。これも立派な悪魔のお仕事

人間を食らう、邪悪な悪魔もいるらしい

 

リアス先輩は椅子から立ち上がりこういった

「さて、初仕事ではないけど行きましょうか?」

 

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