ハイスクールD×D/Re:Zext Night 作:有栖川アリシア
駒王学園――屋上。
イリナの歓迎会が行われた翌日の夜。士郎は思いもよらぬ人物に囲まれいた。
一人は、士郎の所属してる組織"ラウンズ"の直属の上司で尚且つ
「ということだ、どう見るサファイア・マルコシアス?」
「
「そうなると、ラブレターの件からみて、間違いなくアーシア・アルジェントか」
「そうなります、アザゼル提督、そちらはどうされますか?」
「まぁ、知り合いにでも頼むとするさ、そっちは?」
「本事案が
「それは頼もしい、頼むぞラウンズさんよ」
「えぇ、全力を尽くします――さてと、士郎」
「はい」
そういうと、サファイアさんはこちらの方を向く。
「確か貴方、サツキとアルビスとエルと同居していたわよね?」
「――どうしてそれを!?」
士郎の顔が驚いたものとなる。
「本人から聞いたわ」
「(あいつら、ゲロったのか…)」
「今回、それが幸いしたわね、基本的にこれからは士郎は、サツキとアルビスとエルの4人で動いてもらいます」
「わかりました、それで?」
「えぇ、貴方にはアーシアさんの監視を命じるわ、いいわね」
「わかりました」
そういうと、密会は一旦解散となった。
「大公が負けた!?」
イッセー含めたオカルト研究部の面々は、シークヴァイラ・アガレスが負けたことに驚いていた。
「私達を苦しめたソーナたちは金星、先ほど朱乃が話したランクで二位のアガレスを打ち破ったアスタロトは大金星という結果ね、けどアガレスが負けるなんてね」
と部長がそういい、次のビデオを再生しようとした瞬間。魔法陣が光だす。
「――アスタロト」
朱乃さんの言葉と共に、イッセーの前に爽やかな笑顔を浮かべる優男が現れる。
「ごきげんよう、ディオドラ・アスタロトです、アーシアに会いに来ました」
同時に、今まで学校に姿を現さなかった人物もいきなり現れ、部屋は一触即発状態になった。
部室のテーブルには、部長とディオドラ。そして、アザゼル先生も座っていた。その後ろにはイッセーと士郎が控えている。
部屋は、かなり厳し緊張状態に包まれていた。
「リアスさん、単刀直入にいいます『僧侶』のトレードをお願いしたいのです」
「いやん!僕の事ですか!?」
「なわけないだろう」
と軽い芸で部屋を和ませようとするイッセーとギャスパーだが、内心穏やかではない士郎。ちなみに、部長は呆れたような顔をする
「僕が望むリアスさんの眷属は――『僧侶』アーシア・アルジェント、こちらが用意するのは――」
ディオドラは、ためらいなく言い放つ。そして、自分の下僕が載っているであろうカタログらしきものを取り出そうとすると
「だと思ったわ、けれど、ごめんなさい、その下僕カタログみたいなものも見る前に言っておいた方がいいと思ったから先に言うわ、私はトレードする気はないの、それはあなたの僧侶と釣り合わないというか、そういうことではなくて、単純にアーシアを手放したくないから――私の眷属悪魔だもの」
ディオドラの真正面から言う部長
「それは能力?それとも彼女自身が魅力だから?」
「両方よ、私は彼女を妹のようにおもっているわ、そもそそ、一緒に情が深くなって手放したくないって理由はダメなのかしら?」
「……」
迫力のある笑顔で問い返す部長。
「――わかりました、今日はこれで帰ります、けれど、僕はあきらめません」
そういって、ディオドラはアーシアに近づこうとするが、そこを遮る士郎。
「おっと、いくらあなたでもこれはよしてもらえるかな?ディオドラさん」
「――どいてくれないかな?」
「貴方の申し出を拒否させてもらいます――それとも」
士郎は軽く彼の耳元で耳打ちする。すると、彼の顔が面白い具合に引きつる。
「(ハハッ…ビンゴってわけか)」
そういうと、アーシアもとい士郎から離れ
「赤龍帝の兵藤一誠、そして滅神龍皇の丹羽士郎――次のゲームで僕は君を倒すよ」
「ハハッ、やってみろ――」
「あぁ、ディオドラ・アスタロト――ドラゴンの力存分に見せてやるよ」
にらみ合う三人。そんな中
「リアス、ディオドラ、ちょうどいい、ゲームの日取りが決まったぞ――5日後だ」
アザゼル先生の言葉と共にその場を去っていくディオドラであった。