ハイスクールD×D/Re:Zext Night   作:有栖川アリシア

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第六十九話 テロと狐

英国――グリーンパーク。

 

グリーンパーク内を悠々と歩いている士郎。そして、視線の先にあるベンチに向かうと。

「よっ」

そこには、ベレー帽にサングラスをしたアルビスがいた。これまた、今日の服もよく似合っていた。

「あら、遅いじゃない?」

「ごめん」

そういう士郎。

「んじゃあ、行きましょうか」

「だな」

そういうと、その場から士郎とアルビスはその場からワープした。

 

 

「到着っと」

別荘の目の前に着地する士郎とアルビス

「あら、ここ?結構大きいじゃない?」

「そうなのか?」

「えぇ、結構大きい方よ、まぁ、さておき入りましょ?」

「ん」

そういうと、中に入る二人。

「お邪魔しま~す」

「どうぞ~」

士郎が先導して入っていくと、リビングには、サツキがおもいっきしくつろいでいた。

「相変わらずね~」

「まぁね~」

雑誌を読みながら言うサツキ。それから、ひと段落したところで

 

「それで、写真は?」

「あぁ、そこの封筒の中に入っているわ」

紅茶を淹れながら封筒を指差すアルビス

「これ?」

「えぇ、そうよ、士郎の写真も入っているわよ」

「(そりゃ気になるな…)」

士郎はサツキに近寄ると

「だーめ」

唐突にこめかみを抑えられた。

「なんでさ?」

「女の子は、デリケートだからよ」

「・・・大丈夫だって、そんなサツキは、変な顔をしていないから」

「それでも、最初は私が見るの~!」

駄々をこねるサツキ。士郎はしょうがないから食い下がり、手元の雑誌を読み始める。

 

それから数分後――

「にしてもね・・・」

「完璧すぎるってのも、問題ね」

サツキとアルビスの若干、不穏な声。見れば同じ写真を持っている。

「どうかしたのか?」

士郎が駆け寄ると

「これよ、これ――」

アルビスが問題の写真を見せてくる。

 

「(へぅ・・・!?)」

そこには、メイクされた三人が写っていたのだが―― 一見すると、士郎の性別の境界が曖昧になるくらい可愛らしく写っていた。加工されていないのに、こう写ってしまったのは、なぜだろうと自分に小一時間問い始めたくなる士郎。

「まぁ、写ってしまったのはしょうがないな――」

少し半笑いしていると

 

ピンポーン

不意に玄関のチャイムが鳴った。戦闘ではないのに、思わずアルビスとサツキと視線を合わせる。すると、アルビスは視線で士郎が行って来いという合図を送る。士郎は頷いたあと

 

「はーい」

警戒しながらも、士朗は玄関に出る。この家に現在いるのはサツキとアルビス、それにこの家を知っているのはごく少数なものだ。となると、関係者ではない。そうすると、くるのは宅配業者だろうが――タイミングが不安だということを士郎の直感が告げる。

 

ガチャッ!!

士朗は玄関を開け、外を見ると

 

バサッ!!ドサッ!

目の前に、キツネ耳の女の子が倒れていた。士郎はそれを抱き止め容姿をみる。容姿は、キラキラ光る金髪に、金色の双眸、小学校低学年程の容姿だった。

「―――!!!???」

どういう状況か若干理解できていない。

「――全てと遠き理想郷(アヴァロン)

とりあえず、玄関の中に入れて、全てと遠き理想郷(アヴァロン)を使った。

 

それから、玄関の中に入れる士郎

「お~い、サツキ~アルビス~」

士郎は奥の部屋に向かって呼んだ。そして、呼ぶと

「な~に~って!!士郎、その子誰!!」

サツキが目を丸くして驚いている

「あぁ、玄関のチャイムが鳴ったら、この子が倒れていた」

「あらまぁ…」

それと同時に

 

階段を足音立てずに駆け下りて来るアルビス

「――士郎、来てるわよ」

と言い放つアルビス

「そうなると、辻褄が合うな」

三人に一気に緊張が走る。

「どうする?」

サツキが上から見下ろすような目線で見てくる

「まぁ、俺一人出れば問題無いだろう」

「そうね、任せるわ、この子の看病は私たちが見ておくから、士郎、いってらっしゃい」

「ん、行ってくる」

士郎は魔方陣を展開し、外に転移(ワープ)した。

 

 

「――さて、周りには、まぁ、だろうな」

現在、士郎がいるのは天下峰と高峰山の間にある小さな廃工場。士郎は現在そこにいる

「八坂の者、いや、九尾のご息女の連れ去りは失敗したか――」

そう聞こえた。直後、周りを囲まれた。

「おっと、誘拐はいけないと思うがな?英雄派の諸君」

周りを囲まれながらも皮肉混じりに言う士郎

「(玉藻前、家に向かってサツキたちに変わって看病を)」

『(了解です)』

 

「さて、『禍の団』の英雄派の諸君、ごきげんよう、俺の名前は丹羽士郎、ただの悪魔だが?」

「えぇ、存じ上げております―滅神龍帝殿、我々の目的は貴様を浄化し、街を救うことだからな」

とゴミを見るような目で見てくる。人数は3人、一人はサングラスかけた男性、それに柔道着を着た男性

「――投影・・・開始(トレース・オン)!!」

士郎は、白と黒の陰陽剣、干将・莫耶を作り出しそれを構える。士郎は、赤いマントを羽織る、それと同時に、士郎の髪も白髪の短髪に変わる

「――神器(セイクリッド・ギア)!!」

相手は、神器の使い手だ。最近、この手の相手が多い

士郎は、彼らに向かって走り出す――その速さは、一般人の比ではない

ギンッ!!ギンッ!!

彼らの神器をその初撃で特定する士郎――黄昏獣君(トワイライト・ネメア)剣魔創世(ソード・ジュネシス)龍光矢(ドラゴニックアロー)

「――滅神龍帝!!」

そう言いながら、士郎はその攻撃に対処する――相手が放ってくるのは龍の形状をした光の矢だ。

ズバンッ!!ズバンッ!!ズバンッ!!

高火力なその矢

「(派手な攻撃だな・・・そうだな)」

士郎は、黄昏獣君(トワイライト・ネメア)剣魔創世(ソード・ジュネシス)の二人をいっぺんに相手する

「――I am the bone of my sword.」

士郎がそう呟く――それと同時に

「ハァァッ!!」

ズガンッ!

士郎のすぐ横を獣の形をした斧が通りすぎる

「――Steel is my body, and fire is my blood」

キンッ!!キンッ!!

黄昏獣君(トワイライト・ネメア)の攻撃の直後剣魔創世(ソード・ジュネシス)が剣を飛ばして攻めてくる

「――I have created over a thousand blades」

士郎はそれを最低限の動作でよけたり、打ち払ったりしていく、それと同時に剣魔創世(ソード・ジュネシス)の使い手が、士郎に近接を持ち込んでくる

「――Unknown to Death. Nor known to Life.」

ズバンッ!!ズバンッ!!

士郎は、干将・莫耶を破棄し、龍殺しの伝説を持つ無毀なる湖光(アロンダイト)を両手に持ち、後方から飛んできた龍光矢(ドラゴニックアロー)を打ち払った。と同時に、剣魔創世(ソード・ジュネシス)の相手もしていく

「――Yet,those hands will never hold anything.」

士郎はそのまま一気に加速して、黄昏獣君(トワイライト・ネメア)に突っ込んでいく、それと同時にあちらもこちらに突っ込んでくる、そしてお互いがぶつかる直前

「――So as I pray,unlimited blade works!!」

それと同時に、士郎の周りにそして、炎が迸り、世界を塗り替えていく。それはいたるところで炎の上がる死の世界、天には無骨な歯車が回り、大地は不毛な砂に覆われた荒野。そして見渡す限りに突き立つ、墓標のような剣の群、命の影すら見えない、死の匂いに満たされた世界がそこに現れた。

 

「――『禍の団』の英雄派の諸君――ご覧の通り、貴様らが挑むのは無限の剣。剣戟の極地! 」

士郎の手には無毀なる湖光(アロンダイト)

「恐れずしてかかってこい!!」

「――!!」

そう言うと3人同時で責め立ててくる、剣魔創世(ソード・ジュネシス)の剣戟を軽々とよけ

パリィン!!

黄昏獣君(トワイライト・ネメア)の斧を叩き割り

 

ビシュン!!ビシュン!!

投影した剣で龍光矢(ドラゴニックアロー)を相殺する

「――少しは痛い目を見てもらうぞ、無毀なる湖光(アロンダイト)!!」

そう言うと、無毀なる湖光(アロンダイト)に士郎の魔力が流れ込むと同時に、

ビシュンゥゥゥン!!

アロンダイトから斬撃が一個飛ばされる

「――たかが一個で!!」

そう言って避けようとするが

ズシャズシャズシャ!!

それが幾つもに分裂し

『ウワァァァァ!!』

3人の叫び声が世界に響いた

 

 

「さてと…一応ということで魔眼使っとくか――」

そう言うと彼ら3人を石化させて、士郎はとりあえず、そこいら辺にあった鉄の板を布状にやわらかくし、それをぐるぐると敵さんに巻きつける、いまだ意識をなくしたままの状態だ

「まぁ、あさはかだな、とでも言っておくべきかな?」

と士郎は、彼らを縄で縛り、彼らを瞬間転送した

 

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