ハイスクールD×D/Re:Zext Night 作:有栖川アリシア
『Half Dimension!』
フェンリルを中心に空間が大きく歪み、それにとらえられ、動きを封じられ、槍で一蹴されたようにみえたが、すぐにその歪みを牙で噛み切った
イッセーと狼の間に白銀と漆黒が降りてきた
「ヴァーリ…士郎!!」
イッセーの目の前に現れたのは士郎とヴァーリだった
「兵藤一誠、無事か?」
「イッセー、無事か?」
「――ッ!おっとっと、こっちに滅神龍帝が加勢に来て白龍皇も来たか!!」
ロキがヴァーリの登場には嬉々するものの、士郎の登場には悪態をついた
「はじめまして、悪の神ロキ殿、俺は白龍皇ヴァーリ――貴殿を屠りに来た」
ヴァーリの名前を聞き、口の端を吊り上げるロキ
「二天龍と神龍皇が見られて満足した――今日は一旦引き下がろう――だが、この国の神々との会談の日!またお邪魔させてもらう!オーディン!次こそは我と我が息子フェンリルが、主神の喉笛を噛み切って見せよう!!」
ロキと灰色の方のフェンリルがこの場から姿を消した
「――去ったか」
士郎はそういう――となりには、アサゼルがいる
「あぁ、みたいだな」
士郎は周りを見渡して、安全を確認すると白い方の
ドサッ!!
イッセーがその場に倒れこんだ
「――ッ!!イッセー!!」
士郎は応急処置で一時的だが
これで、一命はとりとめただろう。それと同時に、効果を限定範囲にして白いほうの
「――ッ!!まだいたのか、
ゼノヴィアと木場と小猫と朱乃さんが構えるが、士郎はそれを手で静止する――あの
「…士郎?」
「まぁ、みてろ」
士郎はあの狼と同じ目線の高さになる
「おいで」
そういうと、
それから、完全に士郎のもとにくると、ゆっくりとこちらに体を預けてきた
「――おぉ、よしよし」
士郎は首元とかを撫でてやると
『くぅ~ん』
とかわいらしい声を出す。敵意はない、むしろ、好意の方なのではないのかと思う士郎
とにかく、懐いたのである
「――そんな、懐いた!?」
「まさか、手懐けたのですか…」
部長と朱乃さんは驚いていた
しかし
ベロベロベロベロ
士郎の顔を執拗に舐めてくるのである
「おぉ~かわいいな~よしよし~」
と相手をする士郎にオーディン含めた全員が驚いている
そんな中、士郎も気が抜けたのか――
「ッ!!――」
士郎の右腕にものすごい激痛が走った。それは、まるで引きちぎられるようなものだ
見ると、腕の一部が何かに取りつかれたように変形していた。それは、まるで鬼のような感じだ
「――士郎くん!?」
「士郎さん!!」
「士郎!!」
朱乃さんとゼノヴィア、それにアーシアがやってくる
「ロンギヌスの反動か」
思っている間でも終始体を激痛が襲う。士郎は
「士郎!!」
部長が叫び、後ろから朱乃さんたちが追ってくるが、重力加速が後押しなかなか追いつけない。そんな中
バサッ!!
『ウォォオオオォォン!!』
朱乃達の横を一筋の巨大な白い光が駆け抜けた。
気づくと士郎は白い毛布のようなところの上にいた。
「――ここは?」
士郎はゆっくりと起き上がり周りを見渡す――白い毛…よくみると毛並みに見える
「へっ?」
周りを見渡すと、若干、部長たちが小さく見える
とりあえず、士郎は、立ちあがろうとすると、そのベットから出る
どうやら、地上に降りていたみたいだ。駒王学園近くの公園みたいだ。夜間だから人の気配は特に感じられない
「あっ、士郎さん、大丈夫ですか!?」
外にいたアーシアと視線が合った、
「あぁ、大丈夫だ――すまんな、迷惑掛けて」
「いえ、むしろこちらのほうです、一時的とはいえ
「あぁ、まぁな――」
「あと、その狼さんにもお礼を言っておいた方がいいですよ」
「狼?」
そういやと、士郎は考えた。あの後、
「――…まさか?」
士郎はゆっくりと降りると、そこにはあの手懐けた白い狼がいた
『ワン』
「おぉ~俺を助けてくれたのはお前か?」
『ワンワン!!』
どうやらそうみたいだ
「おぉ~いいこだ、いいこだ~」
と士郎は頭を撫でてやるとかなり嬉しそうな顔をするフェンリルと、若干じゃれていると
ピカァァン!!
その
「なんだ!?なんだ!?」
次の瞬間、ありえないものが士郎の腕の中にいた。銀髪の美少女それも全裸だ。透明な紅紫の瞳をぱちくりとさせるかなり体格が小柄な銀髪美少女だ。士郎の思考回路がヒートエンドしかける
「――マジですか…」
と士郎は言うと、その少女は士郎をギュッ!!と抱きしめてくる
「くぁwせdrftgyふじこlp!!」
「あるじぃ~」
じゃれてくるのだ――さすがにこれだと変態扱いされるので士郎は自分の着ていたコートを着せる
「もしかして、
「はい、
どうやら、あの白い
「主、お偉いさんが」
とヴォンが差した方向には、部長と先生と
すると、ヴァーリの声が聞こえてきた
「オーディンの会談を成功させるには、ロキを撃退しなければならないのだろ?」
遠慮なしに言うヴァーリ
「このメンバーと赤龍帝だけではロキとフェンリルをしのげないだろうな、しかも英雄派の活動のせいで冥界も天界もヴァルハラも大騒ぎだ、こちらにこれ以上人材を割くわけにもいかない」
ヴァーリの言い分に誰も言い返せないでいた。
「あら、士郎、大丈夫?」
「えぇ、まぁ副作用なのでね、それで、ヴァーリどうなんだ?」
士郎が低い声音でいった。
「言いたいことはわかるが、残念ながら今の俺でもロキとフェンリルを同時には相手にはできない」
「あぁ、俺もだ
士郎の横からちょこっとヴォンが顔を現す。
「だろうな――そうだな――だが」
ヴァーリが部長の横にいたイッセーと士郎にまっすぐ視線を送った
「手を組めば話は別だ」
ヴァーリの提案に、士郎も含め、この場にいる全員が驚愕した。
「今回の一戦――俺は兵藤一誠、丹羽士郎とともに戦ってもいいと言ってる」