ハイスクールD×D/Re:Zext Night   作:有栖川アリシア

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第九十四話 暗雲立ち込める京都旅行

士郎は自分の部屋に戻って一息つこうかと思ったとき

「…なんでさ?」

「え、いいじゃない別に?」

特に問題起こしていませんが何か?というような表情をしながらいる八雲。

 

「まぁ、変な気は起こすなよ?」

「ん、わかった」

そう言いながらも自然に入ってくる彼女を気にせず、ベットに横になる。それから、数十分後

「――士郎、シャワー借りるわよ」

「ん」

そういうと、シャワーを使い始める八雲

それから数分後、八雲が出てきた。

 

「ちょ、おま!?」

士郎は、驚いて顔を紅くする。無理もない彼女はその体にバスタオル一枚を巻いただけの姿で現れたのだ。白いバスタオルは色々な意味でギリギリで、その端から下は瑞々しい太ももが露出していた。つぅっ……と水玉が脚線を滑り落ちる。

「や、八雲…」

「あら、士郎」

「と、とりあえず服着ろ」

士郎は、彼女から目を反らし、布団の枕に顔を伏せる。

「ん、あぁ」

そういうと、ベージュのジャケットに黒のタンクトップにジーンズという格好をする彼女

「おぉ~」

「にあってるでしょ?」

「あぁ、すっごく似合ってる」

士郎は、別段気にすることもなく思うことをちゃんという。八雲はそう言われ、照れたような表情をする。それから、少し談笑するとアサゼルとロスヴァイセさんに、断りを入れてとあるところに向かうのであった。

 

ガラガラガラガラ……ガヤガヤガヤ

士郎と八雲は、五条の知る人ぞ知る居酒屋にいた。

「――焼き鳥一本」

「あいよ」

厨房からおっちゃんが焼き鳥を出してくれる。

 

カウンター席に士郎と八雲は座っていた。士郎のとなりでは九重と天狗のじいさんが座っていた。二人共私服姿だ。

「それでっと」

焼き鳥をつまみながら言う士郎。八雲は、つくねを食べながら烏龍茶を飲んでいる。

「それで、どういうことなの?」

「八雲様――実は数日前、八坂姫が襲撃され、誘拐されました」

「誘拐!?そんな話聞いてないわ!どういうこと?」

「八雲、荒げるな」

嗜める士郎

「申し訳ありません、情報が錯綜しておりまして」

謝る天狗

「そんで、察するに怪しい輩を徹底的に捜していてってわけか」

「えぇ、彼が士郎様のご学友様だとは思いませんでした」

「まぁ、目の付け所は、いいな」

烏龍茶に口をつけながら言う士郎。

「そんで、目撃者は?」

「母上を警護していた烏天狗がおったが……瀕死の状態であった」

そう言う九重

「士郎、どう見る?」

「どう見るかか、少なくとも犯行の手口及び八坂さんの経歴及び能力から見て、こっちで暴れてる『禍の団(カオスブリゲード)』で間違いないだろうな」

「『禍の団(カオスブリゲード)』――なんじゃ、それは?」

「こっちの英雄派のまぁ、テロ集団だ」

「テロ集団…」

八雲が言う

「あぁ、それも少し頭のイカれた連中のな――八雲、仮にだ八坂さんがここから出たらどうなる?」

「えぇ、京都全体の気が乱れるわ――ってことは、まだいるわね」

「だな、ここにいることは変わらないな」

「ちなみに、そちらは関わっていないんじゃな?」

「あぁ、それは保証する」

「そうか――士郎殿、どうかお願いじゃ……母上を母上を助けるのに力を貸してくれないか?」

「私からお願い、士郎――助けて」

涙ながらに言ってくる九重と八雲

 

そして、士郎は口を開いた

「当たり前だ――八坂さんには着物をもらってるからな、それに何の目的か知らんが、許せんのは確かだ――任せろ」

烏龍茶を飲み干しながらそう言う士郎

「士郎殿――」

「士郎」

そういう二人の頭を撫でてやる士郎

 

「んで、まぁ、基本的には修学旅行を行う前提で話を進めるぞ、とりあえず、この後直ぐに、ハサン――つまり専属の隠密部隊を動かす、それで、場所がわかり次第、俺が突入する――いいな」

「頼もしすぎるわ」

「んじゃあ、そういうことで、おっちゃん、タレ」

「おう、いいぜ」

そういうと、タレを一本食べるのであった。

 

「ありあざっしたー」

それから、店を出る士郎達

「姉上――このあとどうさるのじゃ?」

「ん、私は士郎と一緒にいるわ」

手を絡めながら言う彼女

「了解した――では」

それだけ聞いただけで士郎と八雲の前から風のように消えていく二人。それを確認したあと、士郎は携帯を見ると"料亭『大楽』に来い"と書かれたメールを見た。

「ん、まぁ、断る義理もないし行くか」

「そうね」

そういうと、二人は大楽に向かった

 

そして、大楽に到着し和の通路を抜けていき、個室に入る

『了解――俺も独自に動こう、ったく、京都に来てまでやってくれるぜ、やっこさんどももよ』

そう話しているアサゼルに

「あぁ、こっちも既にハサンを動かした、心配はないさ」

そう言いながら、部屋の中に入っていく

 

「あ、士郎くん」

「遅せぇぞ、士郎、何やってた?」

来て早々、アサゼルに一喝された。

「まぁ、少しね」

そこには着物姿の魔王少女レヴィアタン様と、二年生の生徒会員達とアサゼルとイッセーたちがいた。

士郎は、イッセーの後ろの席に座る。

「それでなんですけど、先生、俺たちはどうすれば?」

「とりあえず、旅行を楽しめ」

「え、でも……」

「何かあったら、呼ぶ、でも、おまえらガキにとっちゃ貴重な修学旅行だろ?俺たち大人ができるだけなんとかするから、今は京都を楽しめよ」

アサゼル先生の言葉にぐっとくる中、

「そうよ、赤龍帝ちゃんに、滅神龍帝ちゃん、ソーナちゃんたちの眷属ちゃんたちも、今は京都を楽しんでね、私も楽しんじゃう」

「まぁ、こっちのハサンも動かしているんだ――問題ないさ」

士郎もそういう。それから、士郎はアサゼルとレヴィアタンに現在の状況をある程度教え、士郎と八雲はホテルに戻るのであった。

 

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