『大人のカード』×40 作:オレのターン!!
簡単にわかる前回のあらすじ
黒服「暁のホルスは返さないよ〜だ」
先生(ホルス……?)
先生(せや!本物の神様見せたろ!)
先生「おい、デュエルしろよ」
本物の神
“
そう宣言した先生の頭の上には、本来あるはずの無い『8000』の数字が書かれたヘイローが頭上に浮かんでいた
先生のデュエルディスクが示すのは『後攻』の二文字
黒服の先攻であるが、デュエルディスクおろか、カードの一枚も持っていない黒服は目の前で起きた現象を飲み込むので精一杯なようで固まってしまっている
当然何もせずターンエンド
“オレのターン!!ドロー!!”
デュエルディスクに入っているデッキからカードを一枚引く
“手札から『リアクタースライム』を通常召喚!!”
リアクタースライム
レベル4 ATK/500 DEF/500
先生がデュエルディスクにカードを置くと、目の前にスライムのようなモンスターが
“そのまま効果を発動!!『スライムモンスタートークン』を場に二体生成するぜ”
スライムモンスタートークン
レベル1 ATK/500 DEF/500
“次に『古の呪文』を発動!!デッキから『ラーの翼神竜』を手札に加える。……黒服、神を拝む準備は済ませたか?”
あまりの情報量で擬似マインドクラッシュを受けた黒服は、何か思い出したように自分のデスクから小型の機械を取り出す
“さぁいくぜ!!三体のモンスターを生贄に『ラーの翼神竜』をアドバンス召喚!!”
ラーの翼神竜
レベル10 ATK/? DEF/?
気高き咆哮と共に太陽神ラーが炎を纏いながら顕現する
“さらに、ラーの特殊効果発動!!自身の
すると先生が少しふらつき、頭上に浮かぶヘイローの『8000』の数字が『100』まで減る
ラーの翼神竜
レベル10 ATK/7900 DEF/7900
「これは……素晴らしい神秘の量!ホシノなんかとは比べ物にならない!」
小型の機械を確認した黒服が小声でつぶやいた
“大盤振る舞いだ!あんたにはもう一体の神を拝ませてやろう!魔法カード『真実の名』を発動!!”
先生は一枚のカードを掲げ、デュエルディスクにセットした
“この効果はカード名を一つ宣言し、デッキトップを確認。それが宣言したカードであればデッキから神を特殊召喚できるぜ!!”
“宣言するのはもちろん我が最強の下僕『ブラック・マジシャン』!!”
先生は全神経を指先に集中させデッキの一番上のカードを引く
“……フッ、どうやら運はオレに味方してくれたようだぜ!!”
先生の手には『ブラック・マジシャン』のカードが握られていた
“さぁ……もう一体の神を拝むといい!!オレはデッキから『オシリスの天空竜』を特殊召喚!!”
轟く咆哮と共に雷を纏う天空神オシリスが顕現する
“オシリスは自分の手札の枚数×1000の攻撃力と守備力を持つ。今の俺の手札は三枚。よって、3000の攻撃力と守備力を得るぜ!!”
オシリスの天空竜
レベル10 ATK/3000 DEF/3000
“……黒服、あんたが今ここで降参して、ホシノの居場所を教えるなら命までは取らない”
黒服は少し考えてから口を開く
「……わかりました、降参です。ホシノは、アビドス砂漠のPMC基地の中央にある、実験室にいます」
“フン、あんたが素直でよかったぜ”
「『ミメシス』で観測し…いや、そんなことはどうでもいいですね。それよりもっと研究したいことができましたから」
「生徒では無いのに
“何をブツブツ言ってるんだ?”
「あなたのことですよ、先生……いや、武藤先生」
“ゑ?”
名前を呼ばれたことで、先生の背筋に寒気が走る
「クックックッ……」
“か、帰らせてもらうぜ……”
「えぇ、また会いましょう武藤先生」
二柱の神の顕現によってボロボロになったオフィスから出る先生を、見送る黒服は
「カメラ越しで見たことがあるとはいえ、実際ここまでの神秘とは……」
「ホシノを手放すのは少し惜しいですが、それ以上の有り余る収穫。大変素晴らしい」
「神秘を宿すカード、ぜひともサンプルが欲しいですね」
と呟き、オフィスが倒壊しないように慎重に去っていった。
黒服に名前を呼ばれて明らかに動揺する闇遊戯(偽)先生であった。
続いてしまった……