【完結済】死に戻りGANTZ   作:訥々

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「───」

 

カタストロフィ。

異星人───巨人族による地球侵攻。

数多の犠牲の果てに乗り越えた。

 

「玄野ーーーッ!」

「ありがとーーーッ!」

 

「玄野ーーーッ!ありがとーーーッ!!」

 

 

 

「たえ······ちゃん」

「計ちゃん······おつかれさま······大丈夫だよ······もう、おやすみ······」

 

周りを見渡すと、沢山の人。

みんな、俺を見てる······。

こんなふうになるなんて······昼行灯の俺が······

あ、風とタケシ···メアリーもいる···。

あいつら、なんかいい感じだったもんな···。

 

 

 

ハッピーエンドだ。

地球は救われたし、俺もたえちゃんも生きてる。

 

だけど······

 

「みんな······死んでったみんなにも······生きていて欲しかった、な······」

 

 

 

 

 

 

 

“ヴヴヴ───”

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

ジジジ───

 

 

「───ああ!?ゼェッ、ハァッ」

「また出て来たぞ······」

 

ここは───

 

マンションの一室。

外からは東京タワーが見えるその部屋は、天国じゃない。地獄でもない。

 

───その部屋には、黒い玉がある。

 

 

「なんだよ······なんだよこれ······もう一度初めからやり直せ、ってことかよ······!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが天国なんだよ。死んだんだよ、わたしたちは」

「勝手にてめーだけ死んでろよ」

「待てよ、おい、あれ!!あれ、東京タワーじゃねーカ?」

「あらっ、あらっ?このドア、開かねー······」

「計ちゃんッ、開かねーんだよッ」

 

「···············」

西を無言で睨みつける。

こいつは、巨人族を滅ぼして“最高権力者”になるんだ、とかほざいてやがったヤツだ。

正直あまり好きじゃねえ······が、希少な戦力だ。

頑張れば······改心、は無理でも仲間にすることは出来ねえかな······?

 

「え?と、とりあえず、自己紹介しましょうか?名前と職業······、どーやって死んだか」

 

「最初は······僕で······山田雅史です。練馬東小で一年生を受け持ってます。教師です。スクーターに乗ってて事故っちゃいました」

 

「じゃ······じゃあ君から」

「玄野計、高校一年生······死に方は電車に轢かれた······」

 

「じゃあ、次は、そこの君······」

「あ······、加藤勝。計ちゃんと一緒で電車に轢かれて······」

 

「次はそこのおじいさん······」

「鈴木吾郎······、みんな、知らないかな······」

 

「じゃあ······、次······」

「ああ、オレ?オレいーから次、行って」

「ねえ、誰か!!タバコ、持ってない?」

「未成年の喫煙はよくないって」

「バァーカ、オレァハタチだよ」

 

「じゃあ、次はその······」

「俺は······西。西丈一郎。·········落下死······」

 

「次は───」

「俺とこいつは()()()······はい、終わり」

 

······ああ、そういやこういう気まずい自己紹介もあったっけな。

そんで、この後───

 

 

ジジジ───

 

 

「計ちゃんッ!!なんだッそれッ!!」

「女か?もしかして」

「また来た!」

「ウゲェッ、気持ち悪りぃ」

 

 

ジジジ───

 

 

───岸本が、“転送”されてくるんだ。

()()()

 

 

「おいッ、きし······、アンタッ、大丈夫かッ」

「?手首に血ィついてるぞ」

「自殺······か······」

 

「あれ?なんだ······コレ······なんだろ······はっ······あっ······ハァ、ハァ」

「······おまえら来んなよ」

 

 

最初はなんにも知らなかったから呑気にしてたけど、岸本は死んだんだ。

千手観音と戦ったとき、加藤を庇って。

最期は加藤に想いを伝えてたけど······遅すぎた。

死んでから想いを伝えたって意味ないんだ。

······それを知っている今、勃起なんか出来そうにない。

 

 

「おいッ······、その子になにする気だ······」

「アァ?ガキは黙っとけ······」

 

 

岸本に手を出そうとしたヤクザに、加藤が殴りかかる。だけど、何回か攻防したあと結局は殴り負けて、倒される。

 

 

「加藤······」

 

 

立て。立ち向かえ。

俺が死に戻ったのには、何か意味があるはずだ······

なら、こんなとこで負けてる場合じゃない!

 

 

「加藤、立てるか?あのコを守るぞ」

「計ちゃん······!」

 

 

 

◆◆

 

 

 

「ぐッ······離せクソガキがッ!!」

「離すかよクソジジイ······」

 

ゴッ ゴッ

 

 

クッソ······強えなこのヤクザ······意識飛びそうだ······

 

 

ゴッ

 

 

「グッ、ァ゙───」

 

 

 

◆◆

 

 

 

う······うーん、やべ、意識飛んでたか······。

あーー、情けねえ。

星人でもねえ、単なる人間にボコられるとか、ダッセェなあ······クッソ······。

 

「ッて、みんな居ねえ!?」

 

もう転送が始まってたのかッ!

早くガンツスーツに着替えないと───

 

 

ジジジ───

 

 

「ヤベぇッ!転送が始まる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てめえ達は今から

この方をヤッつけに行って下ちい。

 

 

ねぎ星人 

 

特徴

つよい。 くさい。

 

好きなもの

ねぎ。 友情。

 

口ぐせ

ねぎだけでじゅうぶんですよ!!

 

 

◆◆

 

 

転送ギリギリでスーツに着替えられた······。

 

さて。

それじゃあ、ねぎ星人を倒そう。

 

ねぎ星人······当時は初めてのGANTZミッションだったからめっちゃ怖く見えたけど、ぶっちゃけ大したヤツじゃない。

スーツさえ着ていれば俺でも素手で倒せるくらいの強さでしかない。

スーツ無しの風の方がよっぽど怖かった。

 

まあ、今となっては大した敵ではないということだ。

レーダーで親子(?)ねぎ星人を捕捉、Xガンのロックオンに捉えて射殺した。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

てめえ達は今から

この方をヤッつけに行って下ちい。

 

 

田中星人

 

特徴

強い。ちわやか。とリ。

 

好きな物

とリ。カラス。

 

口ぐせ

ハァーハァーハァー。

 

 

◆◆

 

 

こいつはそこそこ数が多いし、強力な超音波(?)攻撃も持ってる。

しかも動きも速い。

 

······だけど、超音波はタメが長いからそこを突けば射撃は当たるし、抱き着いて締め上げることでも倒せる。

前回の俺が知識無し、スーツ無しでも倒せた相手だ。

 

今更、大した脅威ではない。

絞め落とし、隙を突いてXガンで撃ち殺し、アパートごと押し潰した。

最後のボス星人は、空から襲ってきたところをガンツソードで横に両断した。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

てめえ達は今から

この方をヤッつけに行って下ちい。

 

 

あばれんぼう星人

特徴

強い。おおきい。

 

好きな物

せまいとこ。おこりんぼう。

 

口ぐせ

ぬん。

 

 

おこりんぼう星人

 

特徴

強い。おおきい。

 

好きな物

せまいとこ。あばれんぼう。

 

口ぐせ

はっ。

 

 

◆◆

 

 

仏像群や大仏は問題なく撃破。

ラスボスの千手観音だが、聖との戦いで右半身を欠損した後は再生が出来なくなっていた。

つまり、右半身のどこかに核か何かがあるんだろう。

 

······予想的中。

即死レーザーや即死剣は脅威だけど、再生さえ無くなれば勝てない相手じゃない。

 

左腕は斬られたけど、なんとか倒せた。

トドメはやはりガンツソードで袈裟懸けに両断。

······ガンツソード、クリア装備じゃないのに強すぎないか?いや有り難いけどさ。

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

【ねぎ星人ミッション後】

 

家に帰る

→ポケットにミニGANTZが押し込まれてた

→GANTZ部屋に呼び出される(転送される)

→玉男による種明かし(今ココ)

 

 

「あんた······俺がなんで過去に戻ッてるのか、知ッてるのか?」

「大体は知ッてる。“極めて高度な文明を持つ異星族”が関与している可能性が高いね。ブラックボールがある座標で観測した情報によると、おそらく事故だね。ワープするときに、うっかり時空を歪めたんだろう······こういうことは、割とよくあるらしいよ。“意図しない局地的な多次元干渉”ってやつ」

 

「僕も出来るんだよ、“多次元干渉”······まあ、時空を捻じ曲げるのは無理だけど。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()よ。」

 

 

────────────────────────

 

冒頭だけきちんと書いて、ねぎ・田中・千手戦を1話に雑に圧縮するという暴挙。

この作品は息抜きに書いたものなので、苦手な戦闘描写はガンガンカットします。ごめんね。

 

追記:原作との乖離が面白くなってきたので、大阪編以降はそれなりに頑張って書く予定です。

少なくともダイジェストで雑に流すことは無いです。

(多分)

 

────────────────────────

 

\アナウンスします/

\西くん、加藤、岸本、北条、サダコ、聖、東郷、JJ、犬が生存しました/

 

↑常時覚醒状態かつ知識持ちの玄野が暴れ回った結果、有能なキャラが軒並み生存しました。

部屋が狭い。

 

だから“部屋の空間を拡張する”必要があったんですね。(RTA走者並感)

 

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