【side岸本】
玄野計。
初めてのミッションのときの印象は、正直イマイチ良くなかった。
彼は私を暴漢から守ろうとしてくれたけど、結局は殴り負けた。
でも加藤くんは率先して私を守ろうとしてくれたし、服も貸してくれた。
だからどちらかと言えば最初は、加藤くんのことが気になっていた。
それに、彼は星人を躊躇いなく殺した。
その時はなんであんなに早く殺せるのだろう、と彼の神経を疑った。
(だけど今思えば、玄野くんはあの時点で戦士としての······気概、のようなものを持っていたのだろう。
······ミッション初参加なのに、なぜ?とも思うが)
極めつけは、GANTZの採点のとき。
「巨乳見て ちんこ半だち」
やっぱりこの男もスケベ野郎だったのかと思った。
そして実際、当たっていた。
まあ彼は健全な高校生だし、裸でいきなり転送されてきた私にも責任(?)はあった。
まとめると、私が彼に抱いた第一印象は、「サイコパススケベ」であった。
でも、今は───
◆◆◆◆◆
田中星人戦が終わった直後。
私は、玄野くんの家に住まわせて欲しい、と頼んだ。
「ねえ、玄野くん······私を
······うん、明らかに言い方を間違えた。
穴があったら入りたい。
自分の部屋があったらベッドでジタバタしたい。
家に帰れないから住まわせて、ってなんでもっと素直に言えないのか。
「ああ、いいよ」
なんかあっさり許可された。
飼ってくれ云々については何も触れないでいてくれたところに、優しさを感じる。
なんで全然動揺しないの?とも思うけど。
◆◆
同居してから2週間。
「·········」
惚れたかもしれない。
まず、玄野くんは私を住まわせてくれてるのに、何も見返りを求めてこない。
「何か、私に出来ることはあるかな?」とか聞いてみたら、「いや、大丈夫。岸本がここに居てくれるだけで俺は嬉しいよ」とか真面目な顔で言ってきた。
······正直、キュンとした。
厳しい家に生まれたから、今までずっと恋愛とか経験したことが無かった。
だから、私はこういうのには耐性が無い。
我ながらチョロい気がする······。
私が「私」でないことをつい思い出して泣いちゃったときも、無言で涙を拭くハンカチを用意してくれて、そっと寄り添ってくれた。
それに、えっちな漫画を何冊か持ってるくらいにはそういうことに興味があるのに、私を性的な目で見ようとしなかった。
男の人の
聖人というわけではない。
人並みに“欲”を持っている。
だけど、それを抑えて、優しく私に接してくれる。
顔も、結構かわいい感じだし。
恋愛未経験の私が、そんな人と同じ屋根の下で暮らしてしまったら、もうそれまでだ。
······うん、好きになっちゃった。
善は急げ。自覚したら、それをすぐに伝えよう。
「ふーっ、ごちそうさま······やっぱり岸本、料理上手いんだな。
俺、こんなにきれいなオムライス作れたことないよ」
「ん、ありがと」
「······あの、ね······」
「ん、どうした?」
「あの···私······玄野くんのこと、好き······なの」
◆◆
夕飯を食べ終わってすぐ。
岸本の作るオムライスは美味いね〜とか言ってたら、急に───告白された。
「はァッ!?えッ!?」
「あ───ごめん。嫌、かな?」
「いや、そうじゃなくッて······岸本ッて、加藤の事が好きなんじゃないのか?」
「え?······加藤くんのことが好きなんて言ったことあったっけ?」
なんだ······なんで······俺なんだ?
前はぜんっっっぜん俺のことなんか眼中にも無かったはずなのに······?
「玄野くん······彼女としてじゃなくてもいいから、私を傍に······おいてほしいの。ダメかな······?」
いや······俺には、たえちゃんがいるんだぞ。
落ち着け。どうしてこうなったのかは分からんが、流されちゃだめだ───
「私、玄野くんのペットだから······何してもいいんだよ?えっちなことも······いっぱい」
【ルート分岐ポイント①】
岸本と付き合うor付き合わない
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【side多恵】
「あの、小島······さん。おれ、小島さんのこと···好きです。付き合ってほしい······」
「······友達から、なら······」
【ルート分岐ポイント②】
多恵ちゃんに告白するor告白しない
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やべえ······完全にノリで書き始めたもんだから、モチベが······尽きそうだ······!