アキラは画面外で事前に救出済みでございます。
今回は割と真面目に書きました。
玄野計と大阪編のクロスオーバーはロマンの塊。
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てめえ達は今から
この方をヤッつけに行って下ちい。
ぬらりひょん
特徴
つおい。頭がいい。わるい。
好きなもの
タバコ お茶。
口ぐせ
ぬらーりひょーん ぬらーりひょーん。
(「星人」が付いてない······?)
◆◆
転送先は······大阪の道頓堀?
レーダーを見ると、オニ星人のときよりも多くの星人の反応がある。
そして目の前には───
「何やねん、こいつら」
「何でスーツ着とんねん」
「こいつらが星人なんちゃう?」
「星人!?」
「ちょッ、ちょッと待ってくれ!あんたら、大阪のチームなのか?」
「ああ?東京弁やな······なんやお前ら、東京のチームなんか?」
(あの坊主がリーダー格か?······つーか、Zガンを持ってる奴らが多いな······このチーム、おそらく相当の手練れが揃ッてる······)
「······ああ、そうだ。今までは東京近郊でしかミッションは無かったのに······」
「俺らも、別のチームがここに来るんは初めてや。“黒飴ちゃん”が複数あるんはなんとなく知っとったけど、実際に見るのは初めてやな」
(ネットかなんかで情報を得ていたクチか?······カタストロフィについても知ッてるかもしれねーな)
「“黒飴ちゃん”?」
「“部屋”にある黒い玉のことを、俺らはそう呼んでる······そっちでは呼び名が違うんか?」
「こっちでは黒い球の事を、“GANTZ”ッて呼んでる······誰が名付けたんだか知らねーけど、ドイツ語で「とても」とか「全部」ッて意味らしい」
「ドイツ語·········ふーん、そうか。まあええわ、俺らは勝手に星人狩りしとるから、お前らも好きにすりゃええわ」
◆◆
(アイツ等······結構な人数が100点武器を持ッてた······。
戦いの前に薬物キメたり······ふざけた連中だッたけど、多分相当強い······そんな奴らのテリトリーを侵してまで俺等が呼ばれた意味ッてなんだ?)
(加藤······お前は、ナニと戦ったんだ?)
◆◆
「············」
風が戦った巨人。
巨大ロボットから出たハードスーツを着たヤツ──岡八郎が殴り殺したデケえヤツ。
そして、俺が倒した天狗と、大阪の黒人が倒した犬みてえなヤツ。
全員強かった。
今までのミッションの難易度から言ったら、全員がボス格と言っていいくらい。
その中でも、別格なやつが一人。
あいつが······ぬらりひょん。
最初は、ムキムキ全裸のおっちゃんみたいな姿だった。これは岡が“意識の外からの攻撃”を見舞って倒すが、しかし再生・形態変化した。
次は地面につくくらいに長い髪の、小柄で気味悪い、これまた全裸の女の姿。
これは風がアイツを吹き飛ばした後、俺達東京メンバーが追撃······しかし、再び形態変化。
そして、俺が見た限りでは第三形態───それは、皮膚が剥がれて肉と骨が露出し、背中からは骨が何本も飛び出した、気味の悪い───死神のような姿だった。
Zガンで潰そうかとも思ったけど······ここは橋の上だ。
撃ったら橋が崩落して、肉片が川へ流れてしまう。
もし、ほんの僅かな肉片からでも再生できるのだとしたら、ここでZガンを使うのは悪手。
位置が把握できないのは余りに危険だ。
だから、Xガンを使ってできるだけ丹念に破壊して様子見をしたんだが······やはり、再生したか。
「終わらない······いつまで続くんだ······」
加藤が震えた声で言う。
そう······このミッションには、どうやら制限時間が無いらしい。
計器が狂って、制限時間が表示されないのだ。
つまり、俺たちが生きて帰るためにはコイツを倒す必要がある。
念力は避けた。
変なパチンコ玉みたいなやつも避けた。
まだスーツは生きてる。
まだ戦える!
「ふーッ、ふーッ······あいつは······あいつは何処に行ッた······?面白い奴だッたのに······」
「ここにいろ······後で相手してやる」
そういうと、奴は······
ダンッ
地面が割れるほどに強く踏み込み、跳躍。
行先は······岡の方だ!!
「させるかよォォォッッッ!!」
俺はガンツバイクに乗り込み、ぬらりひょんを追う。
◆◆
7回クリアの男、岡八郎。
さっきの戦いを見て思った。
岡は、ぬらりを倒すために必要な男だと。
そしてもう一つ。
岡一人では勝てない、と。
距離を置いたのは、Zガンを拾ったあとにもう一度不意打ちをして、あとはZガン連射で押し潰して殺すつもりなんだろう。
だが、ぬらりに標的にされた以上、如何に岡と言えども一人でそんな芸当は無理だ。
◆◆
川に沿ってバイクを全速にして走っていると······見つけた。やっと追いついた!
Xガンでロックオンして、射撃。
ぎょーん、という間抜けな音が響いた後、少し間をおいてぬらりの背中が弾けた。
「オイッ、岡!!生きてるかァッ!!!」
「ッ!!」
「ぬッ······」
Zガンを構える俺を見た岡が、ぬらりから離れてくれた。あとはZガンで押し潰せば───
ドンッ ドンッ
───「クソッ!避けられた!!」
「ほッ······お前も中々······興味深い······」
ぬらりの目が赤く光り、レーザーが発射される。
「ゥォオッ!?」
ドドドドンッ
バイクを横倒しにして辛うじて避けるも、ぬらりのレーザーに当たった後ろの建物が、まるで豆腐か何かのように両断され、崩れ落ちる。
······おそらく、アレを喰らったら死ぬだろう。
手が足りない。
俺と岡だけではダメだ、不意打ちなんかできない。
どうすれば───
そう思った次の瞬間。
ババンッ
ぬらりの左半身が、突如弾け飛んだ。
◆◆
おそらく、誰かがビルの何処かから狙撃してくれたんだろう。
狙撃主体のレイカは、さっきまであの橋にいた。
バイク無しでは、狙撃地点まで着けないだろう。
とすれば······このミッションの間、ずっとステルスで潜んでいた男。
現役の自衛官にしてレイカを凌ぐ狙撃の名手。
「東郷十三」······あいつが、やってくれたんだ。
自分を撃った犯人を探そうと、ぬらりは視線を動かし、そして───俺達の存在を意識外へと追いやった。
好機。
コイツを倒せる、千載一遇の好機!
Zガンの照準を合わせて───引き金を引く。
ドンッ
一撃では終わらない。
ドンッドンッドンッドンッ
何度も、何度も、撃つ。潰す。確実に殺す。
◆◆
───最早残骸ですら無い、赤い池となったぬらりを睨み続ける。
すると、視界が突然ガンツの部屋へと切り替わった。
······どうやら、今度こそ本当に終わったようだ。
何とか生き残れた······
俺は、ようやく緊張を解いた。
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\アナウンスします/
\大阪最強、7回クリア、噛ませ犬の呼び声高い岡八郎が生存しました/
\イタリア・ラストミッション並びにカタストロフィの難易度が
修正:Normal→Easy
「めっちゃ簡単」はさすがに言い過ぎました(・・;)