ハイスクール・フリート ~護衛艦『やまと』出航ス~ 作:大艦巨砲主義者
広島県 呉 とある孤児院
「うう……グスッ」
「モカちゃん、シューくん、行っちゃやだぁ……!」
「明乃ちゃん、もえかちゃんも修くんも里親が決まったのよ」
養母の雫さんに諭されながらも私は依然として泣きつづけていた
「ミケちゃん、ごめんね。でも……行かなきゃ……」
「うん!僕もホワイトドルフィン養成校に頑張って入るよ!」
「……ほんと?」
「うん!ミケちゃんは頑張ってブルーマーメイドになってね!」
「ミケちゃん!私もブルマーになるから!」
「モカちゃん……!」
「うん!次は横須賀でね!」
「わかった!私、絶対!ぜーったいブルマーになるから!」
「ミケちゃんもモカちゃんも頑張ってね!」
「うん!今度は横須賀でね!」
「海に生き!」
「海を護り!」
「海を行く!」
「「「それがブルーマーメイド!」」」
二人はその後、ブルーマーメイドの車に乗って出発してしまった
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数日後
プルルルルル……
「明乃ちゃん、電話出てくれる?」
「はーい!」
プルル ガチャッ
「呉孤児院です」
『こちらブルーマーメイド呉基地です。呉孤児院の雫さんでしょうか?』
「私は岬明乃です」
『あ。孤児院の子ね……雫さんに代わってくれる?』
「雫さーん!ブルマーから電話だって!」
「はーい」
「はい、ただいまお電話代わりました」
「え?修くんが?はい……はい」
「……え?そ、そんな……!」
「はい……ありがとうございました……」ガチャッ
「雫さん、シューくんのこと?」
「え、ええ……」
「どうだったの!?」
「明乃ちゃん……ううん、なんでもないの」
「えー」ムスッ
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数時間後 夕食時
「「「いただきまーす!」」」
ワイワイ
『それでは次のニュースです』
『本日未明、XX島沖約50キロを航行していた客船、いまなみが海賊によって撃沈されました』
「えー、また海賊ー?」
『当時乗船していた乗員、乗客含め150名の内、97名死亡確認、12人が行方不明になっています』
『これが行方不明者の一覧です』
「皆、ごめーん、おかず忘れて……明乃ちゃん?」
「雫さん……」
行方不明者『波戸修』
「明乃ちゃん……?」
「雫さん……シューくんが、シューくんがぁ……」ポロポロ
『行方不明者12名は現在、捜索が行われていますが、付近の海流の流れが激しく、捜索は難航している模様です』
「ヒグッ、うわぁぁぁぁん!!」
「シューくん!シューくん、やだぁ!!」
「明乃ちゃん!」
「うわぁぁぁぁぁん!!」
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「シューくん!!」ガバッ!
まだ日も昇っていない晴風の仮眠室、時計を見ると短針は午前2時を指していた。
「はぁ……はぁ……」
心臓がバクバクと激しく跳ねる。ふと机に置いてある写真掛けを見ると、2人の少女と少年が笑顔で写っていた。
「シューくん……」
競闘遊戯会や、要塞を破壊して早、数ヶ月、未だに彼は現れなかった。モカちゃんはホワイトドルフィン養成校に連絡したものの、彼はやはり入学していないようだ。
私はあの時の海難事故以来、また大切な家族を失ってしまった。
「ううっ……」ポロポロ
彼はやはり死んでしまったのだろうか、それとも何処かで生きているのだろうか
「シューくん……会いたいよ……」
「もし……生きているのなら……絶対、絶対……探し出してあげるからね……シューくん」
私はもう一度横になると、もう一度眠りについた
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「う、うう……」
「……?」パチッ
(ここは……やまとCIC?)
(死んで……ない?)
最強の護衛艦は目を覚ました
どうも、作者です。突然ですが、質問です。今の作者の作品って、台本形式と台本形式じゃない方のどっちが読みやすいですか?もしよかったら、アンケートお願いします!
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台本形式「こっちの方が読みやすい!」
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「こっちの方が読みやすいに決まってる!」