ハイスクール・フリート ~護衛艦『やまと』出航ス~ 作:大艦巨砲主義者
護衛艦やまと CIC
薄暗い部屋にモニターが輝くやまとのCIC。そこでは、乗務員たちがモニターと向き合っていた。
「兵装、異常なし」
「機関、異常なし」
「電子機器、異常なし」
やまと各部の情報があつまるここでは、乗員たちが手早く各部の確認を行う。
「艦長、各部、異常ありません!」
副長の門倉楓が報告を終える。
「うん、わかった。乗員は?」
「現在のところ、特に何かあったとの報告はありません。かしのからも同様の報告があります」
「だけど、まいったな……GPSや通信衛星が使えないなんて……」
「米艦隊や他の護衛艦との通信も効きませんし……」
現在のやまとは味方との通信や、各部衛星機器が使えない状況にあった。それは、電子機器が故障したわけではなく、どうやら電波の受信ができてないないようで、これではいくら世界最強の戦闘システムであるイージスシステムを装備しているやまとであってもその能力を十分に発揮できない状況下であった。
「どうしようか……」
「艦長」
「ん?」
「日本に帰りますか?」
「いや……、ここは訓練地点のニイハウ島沖に向かおう」
「予定どうり向かうのですか?」
「うん、ほかの護衛艦や米艦隊の様子も気になるしね」
「しかし……例の黒い霧による身体的な影響がこれからも出ないとは限りません」
「なら、なおさら集合地点に向かうべきだ、ハワイなら、やまとが停泊できる軍港もあるし、設備が充実した陸の病院もあるからね」
「分かりました。各部に通達しておきます」
「了解、出航用意!」
『出航用意!』
「主機、発動!」
『こちら機関室!主機、発動よし!』
「やまと!出航!」
キュィィィィン……
やまとのガスタービンエンジンが独特な機関音と共に出力を上げ始める。
「両弦二船速まで上げろ!」
ザザザザザ……
やまとの巨大な船体は、ゆっくりと加速し、波を切りながら航行していく。
「舵をニイハウ島へ向けろ!」
『こちら航海長、了解、舵をニイハウ島に向けます』
やまとは、艦首をにニイハウ島へ向けると、巡航速度で向かっていった。
数日後 ニイハウ島沖 約200㎞地点
「後数時間で、ニイハウ島が視認可能になります」
「了解……。砲雷長、敵味方識別装置に応答は?」
砲雷長の大瀬湊はモニターを確認する。
「応答要請を送り続けていますが、応答ありません」
「そうか……そのまま続けてくれ」
「一体何なんだ……」
この日、やまとのCICには異様な空気が漂っていた。それは、依然として、衛星機器が使えないのもあるが、味方艦の反応がないのだ。それどころか、緊急無線を放っても応答がない。まさか、戦闘でもあったのではあるまいか、そんな空気がCICに漂っていた。
「……艦長、どうしますか?」
楓は、特に真剣な口調で、質問する。
「……このまま前進」
「了解」
そんな空気が続くこと、十数分……
「対水上レーダーにコンタクト!」
「場所と数は!」
「左35度!距離、約25㎞!数は1!こちらに接近してくる!」
「来たか!応答は!」
「ありません!」
「艦長!」
「分かってる!対水上戦闘用意!ただし、目標の発砲が確認されるまでは発砲を禁ずる!」
『水上戦闘用意!』
カーン…… カーン…… カーン……
「各部、対水上戦闘用意よし!」
「目標をカメラで補足!」
「モニターに映せ!」
「モニターに表示されます!」
その場にいる全員がモニターに注目する。
「あれは……」
(あの白に赤いストライプのインディペンデンス級……!まさか!)
「艦長!通信が!」
「っ!スピーカーで流せ!」
『こちらは、ブルーマーメイド、横須賀基地所属、あおのしまである!そこの二隻!貴船らは、立ち入り禁止海域に侵入している!停船セヨ!』
「ブルーマーメイド!?そんな組織、聞いたことないぞ!」
「なんだ、急に!」
ざわざわ……
「艦長、どうしましょう!」
「……」
「……?、艦長?」
「そうか……そう言うことか……」
そのとき、波戸修の疑問は確信に変わった。
キャラ紹介
名前:門倉 楓
NAME:KADOKURA KAEDE
所属:海上自衛隊呉基地
所属艦:護衛艦やまと BBG-01
役職:副長
階級:三等海佐
好きな物:甘いもの全般
苦手な物:無し
得意教科:全部
苦手な教科:無し
誕生日:10月22日
星座:天秤座
血液型:O型
呼称:副長
概要:護衛艦やまとの副長、艦長のことは、少し気が抜けているところがあると思っているが、やるときは、やる人だと思っており、それ以上の信頼と尊敬がある。
どうも、作者です。突然ですが、質問です。今の作者の作品って、台本形式と台本形式じゃない方のどっちが読みやすいですか?もしよかったら、アンケートお願いします!
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台本形式「こっちの方が読みやすい!」
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「こっちの方が読みやすいに決まってる!」