ようこそ褐色イケメン長身娘が行く実力至上主義の教室へ   作:褐色すこすこすこ太郎

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2,捕食

 入学式が終わり、放課後になる。ほとんどの生徒は寮に戻り、これから過ごす部屋を確認しているようだ。

 

「凛音ちゃん! 私たちこれからみんなでカラオケに行くんだけど、凛音ちゃんもどうかな?」

 

 そう誘ってくれるのは桔梗。何かにつけてオレに絡んでくるのはオレを体のいい手駒にしようとしているからだろうか?

 

「悪ぃ、今日は遠慮しとく。また誘ってくれ」

「そっか。こっちこそごめんね」

 

 少し困った表情をしながら桔梗は去っていった。そしてオレは職員室に向けて足を動かす。

 

 

「失礼すんぜ、茶柱ってセンコーはいるか?」

 

 オレがそう言って職員室に入ると、教師陣はこちらを向いて嫌な顔をする。中学時代の素行の件はさすがに情報いってるよな。

 なんて思っていると、近づいてくる教師が一人。

 

「あれ、もしかしてサエちゃんのとこの生徒かな?」

「そのサエちゃんってのが茶柱のことなら合ってるな」

 

 近づいてきたのはどこか桔梗に似た雰囲気を持つ、明るくフランクそうな教師だった。

 

「私は一年Bクラスを担当してる、星之宮知恵ですっ。気軽に知恵ちゃん先生って呼んでね」

「おう、オレは長曾我部凛音だ。よろしくな知恵」

「呼び捨てっ!?」

 

 呼び捨てにしたことで驚いた表情をする知恵。そんな表情をされると"イジワル"したくなっちゃうじゃねぇか。

 

「んだよ、オレに呼び捨てにされんのは嫌か? 知恵」

「わわっ……えっ…と……嫌ではない、かな」

 

 近くの壁に知恵を追いやり、顎を指で上げ、鼻と鼻がぶつかりそうなほどに顔を近づけさせる。

 押せばイケる。分かり易くて助かるな、と思っていると。

 

「おい長曾我部、教師に手を出すな」

 

 茶柱はそう言ってオレの頭をクリップボードで叩き、ため息をつく。

 

「全く、入学した初日から問題を起こすな。それに星之宮も、絆されそうになるんじゃない」

「ええー? だって凛音ちゃんとってもかっこいいもん、仕方ないじゃない!」

 

 悪びれる様子もなく、舌をだしてあざとく振舞う知恵。こういう女の仮面を剥がして本能のままセックスすんのが一番興奮すんだよな。

 

「それで長曾我部、職員室に何の用だ。星之宮を口説きに来たわけではなだろう?」

「ああ、聞きたいことがあって来たらイイ女が居たもんでな。つい」

 

 オレがそう言うと、知恵は嬉しそうに「ねぇサエちゃん聞いた? 私イイ女だって!」なんて言って茶柱の肩を叩いている。

 

「はぁ…。それで、聞きたい事とはなんだ?」

「なら早速言わしてもらうが、来月…5月1日に貰えるポイントは10万ポイントとは限らねぇよな?」

 

 一気に静まりかえる職員室。ビンゴだな。

 

「…それについては回答を控えさせてもらう」

「そうかよ。コソコソ生徒を監視し、素行や授業態度で月の支給額が変わるってことを黙っていねぇとダメなマニュアルでもあんのか?」

 

 さらに追撃すると茶柱の顔はどんどん曇っていく。回答を控えるというマニュアルがある以上、この情報について広められるのはまずいはずだ。

 

「30万ポイント出す。だからこのことは黙っていてもらえるか?」

「30万…? おい、オレを舐めてんのか?」

 

 この情報を他クラスに持っていけば各クラスから40万は貰えて、さらに恩まで買えるほどの情報だろう。それを30万如きで済ませようとしてんのか…?

 

「わかった、お前の提示する額を飲もう。但し法外な値段にはするなよ」

「なら最初っからそう言っとけ。そうだな…300万で黙っといてやるよ」

 

 元は200万の予定だったが、くだらねぇこと抜かしやがったから+100万だ。

 

「それと単なる確認なんだが、ポイントの支給ってクラス毎か?」

「……あぁ、そうだ。もちろんこれも口外するなよ」

 

 そんな会話をしながら契約を結ぶ。そして最後に全てを確認してサインをする。

 

「…よし、キッチリ300万確認できたぜ。それと二人の連絡先もくれ」

「そういうと思ってました~! はい、どーぞ」

「おい星之宮、私の分まで渡すな!」

 

 300万とメス2人の連絡先確保っと。

 

▽▽▽

 

「ん……」

 

 目を覚ますと、いつもと違う天井に慣れねぇ感覚を覚える。

 

「すぅ……すぅ……」

 

 横で寝息を立てているのは、なんとかって名前の先輩。昨日放課後にショッピングモールに居たから適当にナンパして、そのままお持ち帰りした。寮では男子が8時以降に女子の部屋に行くことが禁止されているが、女子同士なので何ら問題がない。大穴だな。

 

「……腹減った」

 

 オレは一糸まとわぬ姿のまま冷蔵庫を漁り、料理を始める。……今意外って思っただろ。

 

 ジュージューと心地よい音を鳴らしていると、先輩が起きてきた。名前は…朝比奈、なずな…だったか?

 

「おはよ、凛音…って裸だし…」

「おう、おはよ。なずな」

 

 そう返すと、にっこりと笑みを浮かべてくるところを見ると、間違っていないようだ。

 

「凛音って料理とかするんだ。意外かも」

「うっせぇよ。オレとヤった後の朝に料理なんかできねぇって騒ぐ女しかいねぇから仕方なくだ」

「あははっ。確かにそれはあるかも」

 

 そんな会話をしながら朝飯を作り終え、食べ始める。なずなはオレのカッターシャツを着て、所謂彼シャツと言われる状態になっている。結構エロい。

 

「ね、凛音。私あんなことするの、初めてだったんだよ?」

「ああ、昨日そう言ってたな。でもよがってたじゃねぇか。いい声で鳴いてたぜ」

「ちょっ、そう言うことじゃなくて。"セキニン"、取ってね?」

 

 もちろん、そのつもりで抱いたんだ。オレはそう目で表現すると、なずなは少し照れ臭そうに食べ進めた。

 

「ん、このお味噌汁おいしー!」

「毎日オレのために味噌汁作ってくれって奴か?」

「ちっ違うって! でもホントに美味しいよこれ」

 

 オレが作ったのはザ・朝飯と言ったもので、白米、味噌汁、卵焼きにきんぴらごぼうとごく一般的な献立だ。

 

「っていうか昨日から思ってたんだけど、凛音ちゃんってすごい身体してるよね……」

「それは褒めてるって意味で合ってんのか?」

「もっちろん! アスリートみたいな腹筋も凄いし、何よりその胸! 何カップなの?」

「M」

「え、えむ!?」

 

 オレの胸をまじまじと見て、自分のと見比べているなずな。

 

「別に、オレはタッパもあるんだから普通だろ。それに大して利点ねぇぞ。揉むか?」

「揉む…」

 

 なずなはレズってわけじゃなかったみたいだが、昨日で完全に堕とした。今もオレの胸を揉んで、おお、なんて漏らしている。

 

「確かなハリがあるけどそれと同時に柔らかさもある…そしてなにより両手でも溢れるほどの大きさ…それにきめ細やかな褐色肌が……」

「バカ、なに語ってんだ。もう遅刻してんだぞ」

「え?」

 

 それもそのはず、昨夜は朝の4時まで盛っていたのだ。そこから熟睡して遅刻しないはずがない。

 

「もう11時じゃん! やばいよ、雅に怒られちゃう!」

「心配すんな。昼まで遅刻するってセンコーには伝えてポイントも払ってある」

「ホント!? よかったー…。ってなんでSシステムのこと……あっ!」

 

 Sシステム。覚えのない単語を吐いたなずなは口を押えて焦っている。

 

「安心しな。ほとんどのことは理解してる上に教師共に口止めされてるよ」

「よ、よかったぁ……。でも私から聞いたってぜーったい言わないでね?」

「ああ、それよりさっさと用意して昼から行くぞ」

 

 その後もイチャイチャと絡みながら、用意を済ませて昼休みの終わり際には学校に到着していた。

 

「そんじゃ、またな」

「バイバイ、凛音。またね」

 

 階段でそんな会話をして、教室へ向かう。

 

「あー! デカ女やっときたぞ!」

「山内また長曾我部さんのことデカ女って言った!」

 

 教室に入った瞬間、そんな会話を耳にしてため息をつく。完全に昨日と同じやり取りしてんじゃねーか。

 

「長曾我部さん。遅刻してきたけど、体調が優れなかったりしたのかな? もしそうなら、保健室に…」

「あー、悪ぃけど違ぇよ。昨日ナンパした先輩と4時までヤってたから遅刻した」

 

 平田、だったか。そいつの言葉を遮って話すと、時が止まったように静まり返る。

 

「「「ええええー!?!?」」」

 

 うるっせぇ。耳ぶっ壊れるかと思ったわ。

 

「ちょ、長曾我部さん!? や、やったって……」

「普通ヤったって言えばエロいことに決まってんだろ?」

 

 面食らう、というよりは絶句するようにまたも静まり返る教室。

 

「席に就け。…ってどうした? そんなに静まり返って」

 

 授業に来た茶柱が奇妙に思うほど、教室の中はフリーズしていた。

 

「知らねぇよ。オレが先輩喰ったって言ったら全員黙りやがった」

「……はぁ。そういうことか。後で生徒指導室に来い」

 

 オレが悪ぃのかよ。なんて不貞腐れながらも、午後の授業を受けた。

 

 そして時が過ぎ、放課後。オレは教室を出ようとしていた。

 

「凛音いる~?」

 

 なんとなずながオレを訪ねてクラスまでやってきた。周りはよくわからない状況に目を丸くしている。

 

「なんだ、なずな。もうオレが恋しくなったか?」

「あはは、凛音ってば。でも強ち間違いじゃないかも…?」

 

 そんな会話をしていると、近づいてくる影が一つ。

 

「凛音ちゃん、もしかしてお友達?」

「桔梗か。そうだな……友達、というよりかは……セフレじゃねぇか?」

「うん、確かにそうかも」

 

 にっこりと笑顔を張り付けて近づいてきた桔梗は絶句している。昼休みの際にオレが言った、喰った先輩ってのがなずなと紐づいて脳がショートしてるってとこか。

 

「もしかして、凛音ちゃんって女の子が好きなの?」

「そうだな。寧ろ女にしか興奮しねぇ。男のむっさい身体なんぞどこに需要あんだ?」

 

 オレがそう言うと、桔梗は一瞬確かに、と言わんばかりの顔をする。こいつ隠すの下手だろ。

 

 周りのクラスメイトも状況を理解し始め、オレとなずなのことをきめぇ目で見てきやがる。

 

「居心地悪くなってきたから帰るわ。行くぞ、なずな」

「おっけ~。邪魔してごめんね、後輩ちゃん達!」

 

 その後、制服のままデートをしていると、面白い出会いがあった。

 

「あれ、雅じゃん」

「なんだ、なずなか。そっちは後輩か? やけに大きいが」

 

 金髪の、そこそこ顔の整った男。こいつがなずなとどんな関係か気になるな。

 

「オレは長曾我部凛音。よろしくはしねぇぜ、"センパイ"」

「生意気だな。ま、今をせいぜい楽しんどけ」

「あー、雅。実はね……」

 

 なずなは金髪の男に耳打ちする。タイミング的にオレがSシステムについて理解していることを伝えたのだろう。

 

「マジかよ。まだ2日目だぜ? しかもこいつがDクラス…今年は楽しくなりそうだ」

「独り言言ってねぇで自己紹介の一つでもしたらどうだ? センパイ」

「…それもそうか。俺は南雲雅。生徒会で副会長をしている2年だ」

 

 この圧倒的に自信に満ちた様子がハッタリでない限り、そこそこの実力者なのだろう。そうなれば生徒会長はかなりの実力者であることが予想できる。

 

「それにしても南雲、お前相当女侍らせてるだろ」

「お、わかるのか。なんなら、お前を加えてやっても…」

「あー、そういうのはいい。きめぇから」

 

 オレがそう言うと、隣で話を聞いていたなずなが噴き出す。もしかしてこいつらの関係って意外と…。

 

「それに、どうでもいい女侍らせる前に欲しい女は手に入れといたほうがいいぜ」

 

 オレは続けてそう言いながら、なずなの肩に手を回し、そのまま乳を揉む。

 

「ちょっ、凛音。こんなとこでやめなよっ」

「こんなとこじゃなきゃいいってか?」

「……うん」

 

 そんなやり取りを見て、南雲は口をあけてポカーンとしている。この後血相変えてなずなに問い詰めるんだろうな。

 

「じゃ、飯の材料だけ買って部屋でヤんぞ。食いたいもんあるか?」

「うーん…肉じゃがとか? 味の濃い物食べたい!」

「はいよ。あ、それじゃあな、センパイ」

 

 この後のことを語るのは無粋だろう。ただ一言述べるとすれば―――

 

 "なずなの身体は隅から隅まで美味かった"ってところだ。

 

 

 




一人目はまさかの朝比奈なずなちゃんでした。南雲のBSS展開って二次創作では当たり前だと聞きました(大嘘)

えちちが足りなかったら言ってください。更に攻めます。
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