七神だと?私こそが神だァァァッ!!   作:レベルゼロ

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ゲームマスター、テイワット上陸

 

私の名前は新・檀黎斗。

 

突如世界に訪れたバグスターウイルス。それらは感染すると身体が消滅してしまう恐ろしいウイルスだった。人々はその現象を『ゲーム病』と呼ぶ。

 

私が社長として所属していた幻夢コーポレーションとの協力の元、その対策組織として立ち上げられたのが、電脳救命センター……通称『CR』。彼等はバグスターと戦うドクターとして、日々患者を救っている。

 

これは、世界を脅かすウイルスとドクターとの戦いである。

 

 

 

 

……まぁ、その元凶こそがこの私なのだが。

 

私は自身の夢……仮面ライダークロニクルという究極のゲーム完成ために暗躍し、パラドというバグスターと手を組んでいた。

 

その夢が完成しそうな間近で奴に裏切られ、バグスターウイルスに感染させられたことで消滅した。

 

だが、私は事前に用意していたバックアップ……プロトマイティアクションXガシャットオリジンのおかげでバグスターとして蘇ることができ、更にはコンティニュー機能によりライフは99個になった。つまり、私は98回まで死んでも復活ができるというわけだ。

 

その後、かつて私を追い詰めた宝生永夢を含めたCRの連中と手を組み、パラドを倒そうとしたが、そこに割って入るように現れたのは仮面ライダークロニクルに登場する伝説の戦士……仮面ライダークロノスだった。奴は命の管理者になろうと、仮面ライダークロニクルを支配しようとする。……私の作ったゲームを勝手に利用するなど許せないことだ。

 

しかも、クロノスに変身したのは私の実の父……檀正宗だった。クロノスの力は圧倒的で、私達には歯が立たない。

 

そこで神の才能を持つ私は素晴らしいガシャット……ハイパームテキを創り出し、永夢に使わせることで一度は檀正宗を退かせた。流石は私の才能だ。

 

その後、檀正宗はハイパームテキを無力化するために、そのキーとなる存在……パラドを始末しようとする。

 

勿論、そんなことはさせない。不本意ではあるが、私はCR所属の九条貴利矢と共にクロノスを相手に時間稼ぎをすることとなった。

 

そして、私はそこでいくつものライフを消費していくのだが……。

  

「残りライフ……70……!!」

 

律儀に数えている自分を誰か褒めて欲しいものだ。90からここまで減るとは正直思わなかった。土管から復活した私は檀正宗との再戦に臨もうとする。

 

「……なんだここは?檀正宗は何処へ行った!?」

 

土管から出た私は、見知らぬ森にいた。訳もわからず右左を見るが、木々の光景だけで現在位置が全く分からない。

 

「この森は何だ?見たところ、普通の森だが……とりあえずワープしてみるか」

 

バグスターの能力の一つであるネットワーク内でのワープを使おうとする。しかし、念じても何も起こらなかった。

 

「くっ……遠くにワープ出来ない!?ここのネット回線はどうなっている!?」

 

バクスターは確かにネットワーク内でなければ、ただの人間と同じようなもの。しかし、森の中とはいえ全くワープ移動出来ないなど普通あり得ない。ここはネット自体が存在しない山奥とでもいうのか!?

 

ガサッ!

 

私が内心憤慨していると、ガサッと草茂みが揺れるような音がした。

 

「誰だ!?」

 

「うわぁっ!ビックリしたぞ!」

 

近くから2人の人物?が現れた。相手側もまさか他に人がいるとは思わなかったのかビックリしているようだ。

 

1人は金髪のショートカットで、髪につけている花の髪飾りが特徴の少女。年はまだ学生くらいといった感じだ。

 

(何だこの浮いている白いチビは……?)

 

もう1人は、見た時に異質だというしかなかった。頭に輪っかみたいなものが浮かんでいて、白い服に白い髪。そして隣の少女よりも小さく、しかもフワフワと浮かんでいる。

 

……謎の生物だな。

 

「パイモン、この人…モンド人かな?」

 

「んー……違うと思うぞ。というか、オイラの知識だとテイワットにこんな服装が主流の国はないと思うんだよなぁ。キチッとした服だからフォンテーヌに近い気もするけど……なぁ、お前は誰だ?モンド人か?」

 

テイワット?フォンテーヌ?なんだ?国か地名か?そんな名前の国や地名は地球にないはずだ。何を言っている……?

 

「君達こそ何者だ?特に、その空飛ぶ生命体は一体どういう原理で浮いているんだ」

 

「空飛ぶ生命体じゃないぞ!オイラはテイワット(いち)のガイド……パイモン!理由は分からないけど元から浮けるんだ!それで、コイツは旅人!」

 

「名前は蛍。私は『ある人』を探して旅をしているの。あなたの名前は?」

 

パイモン。蛍。片方はどう聞いても日本人の名前ではないことだけが分かった。

 

もう片方の金髪の旅人、蛍は自己紹介を終えて私に名前を聞いてきた。

 

「私の名前が聞きたいか。よかろう。私の名は……」

 

しかし、良いところで邪魔が入る。何者かが近づいてくる気配を感じ取ったのでそちらに視線を移す。

 

「…何だこいつらは?バグスターではないな」

 

地面をポンポンと跳ねるように近づいてきたのは、水のような液体で形成された生物だった。これはどう見ても、ゲームで出てくるスライムというモンスターに近い。

 

言葉は喋らないが、敵意があることは感じ取れた。

 

「き、気をつけろ!オイラたちを襲うつもりだ!オイラは隠れてるから…た、頼むぞ旅人ぉ!」

 

「うん!」

 

何もない虚空から剣を出現させて、それを手に取る蛍。そこで私は考える。

 

テイワット、モンド、フォンテーヌ。彼女達は知らない単語をまるで常識のように口にしていた。そしてこの2人と話をし、しかも今、虚空から剣を出していたのを見て、私はある仮説を立てた。

 

自分はゲームの世界、又は異世界に来てしまったのではないかと。連続でコンティニューしたことで何かのバグが発生してしまった可能性を考えた。

 

であれば、元の世界に戻る方法が分からない以上、私はここで情報を集める必要がある。そして、このパイモンという空飛ぶ生命体は私にとって実に興味深いことを言った。

 

『テイワット一のガイド』と。

 

これが出鱈目でないとあれば、私は幸運だったかもしれない。この2人には元の世界に戻る為の利用価値がある。

 

ならば、私が今するべきことは……この2人から少しの信用を得ることだ。

 

「あなたは下がってて!」

 

「必要ない」

 

「え?」

 

蛍は私を後ろに下げて安全を確保しようとしてるのだろうが、神の才能を持つ私にその心配は無用。

 

私は前にいる蛍の横を通り、彼女の前にでる。

 

そして、ゲーマドライバーを装着しプロとマイティアクションガシャットオリジンを起動させた。

 

『マイティアクションX!』

 

「グレード0、変身」

 

『ガシャット!』

 

ガシャットを起動し、ゲーマドライバーに装填した後にレバーを展開した。

 

『ガッチャーン!レベルアップ!』

 

周りに展開されるライダーセレクトでゲンムを選択し手を翳してゲートを生成。それを自動的に自分の身体にくぐらせることで私は仮面ライダーの姿へと変えていく。

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティ〜アクショ〜ンX!』

 

そして私はお馴染みの『仮面ライダーゲンム アクションゲーマーレベル0』へと変身。この姿を見て蛍とパイモンは驚愕している。

 

「えぇ〜ッ!?か、変わったぞ!!」

 

「な、何……それ……?あなたは何者なの……?」

 

おっと、自己紹介がまだだったな。ならば、しかと聞くがいい!!

 

「私の名前は新・檀黎斗!!ンンン〜神だァァァァッ!!」

 

謎の異世界に……神、降臨!!

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