異世界に行きたかった女の子がナザリックの一人になったと思ったらやらかした 作:アルトリア・ブラック(Main)
最初は守護者達とドラコー達の話、時期はワーカー侵入から少しぐらい
後、原作も少し参考してます。伝わりやすいからねぇ…
ワーカー達の侵入後、ほんの束の間だが、階層守護者達とその他のNPC達にも自由にして良いという時間が与えられた。
珍しく、ドラコーがアルベドとアウラ、シャルティアの女子会?に参加してきた。
「珍しいでありんすね、ゾドムズビーストが来るなんて」
「ドラコーで良いぞ!余だって他の者と遊んだって良かろう?」
ドラコーはシャルティアの言葉にそう返していた。
アルベドからしてみてドラコーの言葉遣いは注意したかったが、最後までナザリックに残られた至高の御方々二人は気にしていないし、ゲーティア様に関してはドラコー達に関しては『ドラコー達は様付けしなくて良い』と言っているのを聞いてしまえば注意出来ないし、羨ましい部分もある。
ゲーティア様の正妃の座は物理的に無理だと思っており、ドラコーと大喧嘩してナザリックをボロボロにするのが良いのなら狙えなくも無いと思っているが、そんな事は不敬を働くレベルだろう。
「貴女、確かずっと第七階層にいてデミウルゴスの部下達に稽古をつけているようだけど、こういう、普通の遊びは出来るのかしら?」
アルベドの質問にドラコーはムッとし
「余を猪のように言うでない。落ち着いて遊べるぞ、少し周りが焼けるが」
「…それが普通じゃ無いんだよ…」
アウラからの言葉に『だって余、そう創られたもん…』と不貞腐れていた。
アウラが「ごめんごめん」とそばに寄る
「でもまぁ、あたし達の階層に遊びに来るのは勘弁してね!」と笑顔で追い討ちをかけていた。
もっと不貞腐れ、体操座りするドラコーにシャルティアがめんどくさそうにアウラに『それ言う必要ありんすか?』と言いつつ二人が喧嘩し始める。
「そういえば、ドラコー。最近の貴女はゲーティア様とどこまで進んでいるの?」
このような下世話な話は本来なら出来ないのだが、女子しかいない面々なので遠慮なく聞く
アウラとシャルティアも気になっているのか、ドラコーを見る
「ベットに余が潜り込んで一緒に寝ても文句は言われんぞ?」
「べ、ベットに潜り込む!?」
「貴女、ゲーティア様に創られたからってそんなことしてるの?!」
「ゲーティア様はお優しく愛でてくれるの?」
三人からの怒号のような質問にドラコーは五月蝿そうにしつつ
「余が抱きついても抱き締めてはくれぬがな…」
しょぼくれるように言うとアルベドが『あぁ、そっちね』と言っていた。
「でも最近はティアマトが領域を離れて小型化して部屋に来ておるぞ」
「小型化って犬みたいに…」
「というか、自分の領域を離れるのは御方のご命令に背かないかしら?」
その言葉にドラコーは『もう何回も抜け出しとるし、ギルド長も何も言っておらぬし、公認じゃないのか?』と言う
「じゃあ、ティアマトの方が進んでいるって事なの?」
アルベドの煽るような質問にムッとなるドラコー
創造主が他を好きになることを誰よりも嫌うドラコーにしてみれば、結構な煽り文句だが
「そもそも、そういう関係ではないと思うぞ?前に一回覗いてみたら、ティアマトがゲーティアを抱きしめておって、そのティアマトに甘えるみたいに抱き締めておったな〜なんか親子みたいで微笑ましかったぞ!」
その内容に三人は頬を赤らめる
「あ、絶対に言うんじゃないぞ!!顔に出すんじゃないぞ!余が怒られる!!蘆屋道満とゲーティアに!!」
あの二人に怒られるの嫌だから!と叫ぶドラコーに『分かってるよ、言わないって』や『言わないでありんすよねぇ?アルベドぉ?』と煽っていた。
「そういう貴様らはギルド長に近づけたのか〜?」
煽るような顔にぐぬぬとなる二人とやれやれという顔をするアウラ
「そう言う貴女は、モモンガ様の好みを知らないの?よくゲーティア様と話しているって言うじゃない」
ゲーティアが以前モモンガと話していたのを思い出す。あの時は、体の自由は効かなかったが、モモンガと結婚するならどういうタイプが良いかという話を
「前に言っておったな〜確か、ガツガツ来るタイプは苦手と、お淑やかに軽く主張して来るタイプが好きだと」
そう言うとアルベドが膝から崩れ落ち、シャルティアは絶妙に悩んだような顔をしていた。
アウラに関しては『お淑やかか…』と頷いていた。
「ん?貴様、やらかしたのか?」
アルベドを見て言うと『そうよ!やらかしたのよ!つい最近までアピールしまくってたわ!ベットに行く誘いもして断られたわ!!』
地面をだんだん叩くあまり亀裂が走る
「わたしはまだマシな方でありんすね、これからいくらでも挽回できる出来るようねー、貴女はやらかしたようだけどー」
と全力でほくそ笑みながらアルベドを煽るシャルティア
「余はゲーティアが好きという感情はないぞ?支えなければならぬ大切な存在であることに変わりはないがな!」
話を逸らすようにドヤ顔しながらそう言うとアウラが『至高の御方のご迷惑にならないようにね』と言われる
ー数時間後…ー
ナザリックにバハルス帝国の皇帝がやって来るという話になってから、玉座の間に並ぶ順番が決められる。
オレオールを除いたプレイアデスは段下、セバスも玉座に近い下で立つことになっていた。
「拙僧がここで良いのですかな?、ここは階層守護者の立ち位置ではございませんか?」
二人の至高の御方がいない今、蘆屋道満がそうアルベドに質問すると
「ゲーティア様にもしものことがあったらのようよ、それに、貴方のその位置は相応しいものだとお二人は判断されておられたわ」
「左様でございますか、まぁ、お二人の意見なら文句はありませぬが」
ドラコーも領域守護者でもないものの、ゲーティアの意見もあって玉座の隣、ゲーティアの真隣に位置することになった。
真っ赤な剣を鞘に入れた状態だが持ち立つことになっていた。
「モモンガ様、ゲーティア様がもうすぐ来られるわ、それと同時にバハルス帝国の皇帝も来るけれど、とにかくお二人の計画を邪魔しないようにね?シャルティアとドラコー」
「しないでありんす!!」「しないぞ!」と二人の怒号で風が発生しそうになる。
ジルクニフは墳墓内にある全ての調度品の凄さに、いくら帝国の金銀財宝を出しても負けると知り、これからの事を考える
帝国がいかに害されず、生き延びるか、そのことだけを考え、歩く
扉を開けた先には、たくさんの異形
その者達の内包する力は、桁が狂った領域。
そして、玉座の方を見ると、玉座が二つあった。
本来なら一つ、そう思ったが化け物には通用しないのだと半ば強引に切り替える。
どちらがアインズ・ウール・ゴウンかは分からない。
スケルトンのような感じをイメージしてしまう、もう一人の男はどう見ても禍々しい。
この世の悪意の塊、残忍・悪辣・暴虐が具現化したような存在。
世界を呪うようなあの瞳、人間だけではない、異形種や他の種族でさえも呪うあの男の瞳。
人間っぽい見た目なだけあってあの男にだけ集中してしまうが、隣に座る魔王も恐ろしいものを感じた。
その存在二つを見て、ようやくジルクニフは心の底から悟る。
(…あれが神々というものなんだろうな)
精神防御のアイテムを見につけていながらも、感じ取れるプレッシャーは桁外れ、人間っぽい化け物が座っている玉座の隣に剣を刺して立つ女もなかなかの美貌ではあるものの、それと同時に圧倒的な恐怖に呑まれそうになる。
その横にいる僧侶っぽいような、なんと言えるか分からない服装をした男も邪悪そうにこちらを愉快そうに見ている。
人を絶望させ、弄ぶのを楽しむ男の目に
「アインズ様、ゲーティア様、バハルス帝国皇帝、ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エルニクス。お目通りをしたいとのことです」
どちらがアインズ・ウール・ゴウンだ、とそう思ったのが伝わってしまったのか、骸骨の方が
「私の名がアインズ・ウール・ゴウンだ」
「ゲーティア、覚えなくとも良い」
邪悪な瞳で虫を見るような眼差しでこちらを見る男
先ほどから感じられる殺気に心臓が掴まれそうたわった。後ろにいる近衛兵達もガタガタと鎧を振るわせない程度に震えているのが分かる
「良くぞ来られた、バハルス帝国皇帝よ」
「歓迎を心より感謝する。アインズ・ウール・ゴウン殿、ゲーティア殿」
骸骨の顔であるため、表情はさっぱり分からない。ゲーティアと名乗った男の方に問いかけるのも違う気がした。
先に口火を切ったのはアインズ・ウール・ゴウンの方であり、責任者があの骸骨ならあの骸骨に話をすべきだろう。
「アインズ様、ゲーティア様、下等種である人間ごときが、至高の御方々と対等に話をしようとは不敬かと思われます。ひれ伏したまえ」
ガシャンという金属音と共に背後から無数の音が聞こえる。確認せずとも想像つくことに臣下達が男の言葉でひれ伏したのだろう。
「よせ、デミウルゴス」
「はっ!」
「ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エルニクス殿、遠方より来られた貴殿に対して部下が大変失礼なことをした。部下を御せなかった私の責任。申し訳がない」
その言葉にざわつく異形の化け物達
唯一同様していないのは僧侶のようば服装をした男と派手な鎧に身を包んだあの女だけだった
「謝罪の必要はない。ゴウン殿、主人の意を勘違いし、部下が暴走するのはよくあること。帝国の人間もまた同じことをしているようなのだ。恥ずかしいことに」
抑圧から解放された近衛の一人が慌てて動き出し、持ってきた壺をジルクニフの横に置く。本当であればジルクニフはすぐに行動を起こすべきだったが、僅かに遅れてしまう。
「貴殿らの墳墓…墳墓と言って良いのか分からないが、この地に侵入者を差し向けるという勝手なことをした愚か者の首だ、受け取ってほしい」
壺に入っているのフェメール伯爵の首。この地にワーカーを送り込むように、ジルクニフが間接的に誘導した貴族のものだ
背中から羽が生えた美女が壺を二人の元に持っていく
「処分はもったいないな」
そう言ったアインズの手からドロドロとした液体が大きくその首を飲み込み膨れ上がる
「ば、ばかな」
デスナイトを生み出したその行動に息を呑む
「『勝手に差し向けた』か、随分と白々しい」
それに呆気にとられていたせいでゲーティアから発しられた言葉にハッとなる
恐ろしいほど邪悪な瞳、恐怖を煽るような低音の声
「貴殿らの国はリ・エスティーゼ王国と違って有能な貴族が多くいる。鮮血帝と言われる貴殿が無能貴族を残している理由など一つしかないだろう。こういうような事件が発生すればその無能の貴族を差し出せば良い話だ。皇帝自ら派遣したと思われないようにな」
その言葉に思わず後ろにいた部下たちが焦るような息遣いが聞こえてくる
バハルス帝国を買ってくれているのはいい、あんな王国と比べられたくもないが
しかし、この男は今なんといった?全てを見抜くような事を言った
まるでジルクニフが調査のために間接的に送り込んだということを知っていると
焦ってはならない、あくまでシラを切らなければ
「我々の国にも、あの国ほどではないが無能貴族がまだいてな、残念な話、私もまだ制御できていなかった。それに関してはお詫びしよう」
そう言って臣下の礼にはならないよう、かといって失礼にも取られないよう頭を下げる
それに部下達は息を呑むが、彼らも慌てて自分に続く
「…そう言っているようだし、今回ばかりは無能貴族とやらの暴走という話で済ませようではないか」
アインズの言葉にゲーティアは「考えすぎだったな、失礼した」と返すが、相変わらず鋭い視線は自分を見ている
冷や汗が止まらないが精神安定の魔法アイテムを持っていて助かった
「それで、ジルクニフ・ルーン・ファーロド・エルニクス殿」
「……あぁ、ゴウン殿、ゲーティア殿、ジルクニフで結構だ…長い名前だからな」
「そうかね?そうさせてもらうとしよう。先ほど私の部下が礼儀知らずな行為を貴殿達に行ったことで今回のそちらの貴族の件は帳消しとなった。もはや謝罪の必要はない帰ってくれて結構。これから忙しくなるのでな」
そう言ってモモンガが締めに入る
先ほど思いっきりアドリブをぶちかましたとき、モモンガが伝言内で荒ぶっていたが、多少、ジルクニフに圧をかけたかったというだけなのだ。
賢王ギルガメッシュにそっくりなあの男の必死で平常心を装おうとしているそぶりは見物だった。
話もつき、帝国との同盟という流れになる
帝国一行が帰った後、階層守護者達が壇上から降りていく
適当に疲れたと言って離れるとモモンガが伝言で『これからどうすれば良いんですか!』と怒られる
ナザリックという国を作るという話をデミウルゴスはしたいだけだと伝える
実際、疲れたのだ
モモンガと違ってゲーティアは呪いのせいもあって状態異常が常にある。元の種族の時は睡眠も食欲も趣味程度にこなせるだけだったのだが
「………疲れたのは事実であって、抱き抱える必要はないと思うんだが…」
疲れたから離れると言って玉座の間から退出した瞬間にドラコーにお姫様抱っこされる。
いや、いくら中身が女であるとはいえ、外見は男だし、最近はそういう風に振る舞うのに慣れている
それに魔術王・ゲーティアを抱き上げるドラコーってなんだ…と遠い目をするが、道満まで誰だお前レベルで心配してくるのでもういいやと思ってなすがままになる。
ティアマトに子供を愛でるように撫でられながら寝たあの時の恥ずかしさに比べれば…と必至に現実逃避して余計に恥ずかしくなる
【ドラコーとの関係】(デミウルゴス・ルベド以外)
・アウラ
アウラからしてみればそんな仲良しの相手でもない。でも、ゲーティア様から愛情を一心に受けているのは羨ましいなと思っている
ドラコーの強さ的に第六階層にはきてほしくないと思っている。でも、ドラコーが使役する竜の首に関してはかっこいいと思っている
職場の人間的な関係
・シャルティア
意外に仲良し、よく二人で話しているが趣味に関しては合わない。それに関してはお互い分かっているのでそれ以外の話をしている。
ゲーティアが封印される原因の一端が自分にあると自害するつもりでいたが、ドラコーの言葉とモモンガの話で落ち着いた。
ドラコーとの戦いについてはシャルティアの方がやや強いが、本人曰く焼けるように暑いから出来れば模擬練とかしたくないというレベル
・マーレ
アウア同様仲良しの相手でもない。姉と同じくゲーティアからの愛情を一心に受けているのは羨ましいなと思っている。信頼していないが尊敬はしている
・コキュートス
相性の関係で近寄れないが本質的には超仲良し、伝言でのやり取りをよくしているいわば電話友達的な関係
よくドラコーに蘆屋道満の相談事をしているが何も良い案は得られていない。
・アルベド
他の階層守護者同様にゲーティアからの愛情を一身に受けれて羨ましい。もし許可が出たら正妃を巡っての戦いをするつもりだった。
でも、モモンガ様が最初胸を揉んでくれたことに関して興奮しており、最近はガードが甘い方へ行っている。ゲーティア関連でモモンガの情報も入ってくるのでドラコーの会話には真剣に聞いている。
・パンドラ
現在は関わりなし、多分お互いの趣味が合わないと思う
(セバス含め)プレアデス
ドラコーからは心底どうでも良いと思っている。