異世界に行きたかった女の子がナザリックの一人になったと思ったらやらかした   作:アルトリア・ブラック(Main)

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王国は殲滅したい、でも、オリジナル編を入れてから殲滅しようかなとか思ってる。

ルイとツアーとゲーティアがついに…?


第19話『異変』

 

モモンガは絶賛頭を悩ませていた。

 

元々、サラリーマンである自分に王なんて務まらないし、アンデットだし、人間である彼らは自分を認めないだろう。

 

アンデットの自分と比べて人間に近い見た目の友ならきっと良い王になるし、現にエ・ランテルでは魔術王の方が人間で良い統治をしてくれるのでは?という噂が立ってるぐらいだ。

 

(…でもなぁ、ゲーティアさんって一度決めたら何が何でも動かないし、たっちさんとウルベルトさんの怒鳴り声にも何も効いてなかったし…死獣天朱雀さんの説得じゃないと絶対納得してなかったよなぁ…)

 

リアルで彼女と会ったことはない、ウルベルトさん曰く『たっちと同じで俺らみたいなゴミクズとは会いたくないんですよ』とか言っていたが、ゲーティアさんの素の話し方的にもそんな軽蔑しているような感じではなかった。

 

むしろ、たっちさん曰く『家族が許してくれないらしい』とのことだった。

 

ゲーティアさんの中の人は結構頭も良いみたいで死獣天朱雀も様子をちょくちょく見に行くぐらい頭が良かったらしい。

 

まぁ、リアルの事情はあまり介入できない部分はある。何しろ、彼女はナザリックにおいて俺より課金をしていた時代がある。

 

俺もナザリックのために課金したけど、彼女の場合は課金の仕方が異常で、毎日、最大限の課金額を入れてナザリックのNPC制作上限値を上げてくれたりアイテムを購入する費用を回してくれていたが、流石にやりすぎだったこと

 

運営からも通達が行くほどの暴走行為だったので流石のたっちさんも止めたし、ウルベルトさんなんか嫌味かとキレながらあの時は内部分裂しかねないぐらいの問題になりかねた。

 

結果的に怒られた為、彼女の課金は収まったがギルメン達が辞めて行き始めてからはまた、タカが外れたように課金しまくり出した。

 

ウルベルトさんが辞めて以降なんて現実世界での生活が成り行かなくなるんじゃないかと不安になるぐらい課金していた。

 

結果的に転移した今でも潤沢にお金はあるし、問題なくて助かるのだが、彼女はナザリックを最後まで去ることはなかった。

 

辞めるつもりもないと話していたし、俺としても彼女がいてくれるのは心強い

 

最初のやらかしから未だに不安な気持ちはあるが

 

だいぶ話が脱線したが、早く、ゲーティアさん帰ってこないかなと思っていた。

 

リザードマンの領地についての運営なんて分からないし、他国との駆け引きなんて余計わからない。

 

冒険者組合に話をし、武王に勝つことも示しに繋がると言われ、ゲーティアさんに断りを入れて帝国に向かった。

 

武王との戦いで苦戦を強いられながらも、結果的にレベルの差もあり、圧勝した。

 

全然応援してくれなかったジルクニフの下に行くとジルクニフは顔面蒼白のまま『属国にしてくれ』と言われた。

 

え?なんで?と混乱したのは悪くない。

 

草案を用意すると言ってなんとか逃げたが、帰ってゲーティアさんに事の顛末を話すと大して驚かず『さすがー』とはぐらかされる

 

なんか隠してる、と直感的に理解し、ゲーティアさんに詰め寄ると

 

「特に何もしてない。軽く挨拶に行って第10位階魔法が当たり前〜とかなんとか言っただけですって、いや〜ちゃんと騎士として立ち回ったモモンガさん流石〜」とシラを切られる

 

「10位階魔法が当たり前とか、絶対無駄な圧力かけたでしょう!!」

 

ゲーティアの胸ぐら掴んでユサユサするが戦闘職と魔法職じゃ分が悪すぎてテコでも動かない。

 

「いやぁ、圧かけただけでコロリと言ったのはモモンガさんのおかげだって」

 

「絶対っ!根回ししたのゲーティアさんでしょ!?」

 

属国化したとして、どうやって行けば良いんだよと頭を抑えていると

 

「帝国の自治権は全部皇帝に任せて、帝国内の政治も全部ジルクニフに任せれば良いと思うんですよ、モモンガさんだって帝国の政治まで首突っ込みたくないでしょ?」

 

そう言うと当たり前!と言われる

 

「俺も正直、帝国は今のままで良い。向こうの人員整理だってジルクニフが勝手にやってくれるでしょうし、真面目な王としての参考で覗き見したらどうですか?」

 

笑いながら言うとモモンガが「ゲーティアさんも手伝ってくださいよ」

 

「まぁ、頑張ります」

 

「…なんかはぐらかされた気がした」

 

ブツブツ文句を言うモモンガ

 

 

 

 

 

その翌日、ルーンの話になり、シャルティアとアウラを連れてドワーフの国に行くという話になった。

 

モモンガの腹いせなのか、帝国属国の草案について頼みますよと言われる

 

アルベドがいるため、別に完璧を求めてロールプレイしているわけでもないし、モモンガほど王らしくしなきゃという感慨は特になく、分からないものは分からないと素直に白旗を上げるのも大事だ。

 

まぁ、彼らの場合は深読みしてくれるから助かるが

 

適当に草案をアルベドと話し合ってまとめ上げる。

 

「お疲れ様、流石はアルベドだな」

 

褒めると『そんな事はございません。ゲーティア様の頭脳ならば…』とひたすら褒めてくれる。頬を赤く染めて嬉しそうだ。

 

ここにドラコーがいたらヤバかったかもしれない

 

(…妄信的というか…まぁ、モモンガが初日に変な事書いたからな…)

 

初日に、モモンガは玉座の間にて『ビッチである』というのを原作と違い『ギルドメンバーを愛している』に書き換えた。

 

それはお前じゃね?と内心思いつつも『モモンガを愛している』とは書かないんですねぇと原作通りにさせようとしてもモモンガは『だってゲーティアさんもいるのにそんな事は書きませんよ』なんて言われて頑なだった。

 

結果的にギルメンを憎むんて行動は今現在とっていないと思うが

 

ある程度、仕事を終え、自室に戻るために第七階層に転移する

 

出迎えてくれるドラコーと適当に話しながら歩いていると、急に右腕に激痛が走る

 

顔を思いっきり顰め腕を抑えるとドラコーが『大丈夫か!?』と寄ってくる。

 

(…痛み方が違う…それに…)

 

視界が急に別の視点に切り替わるようなノイズが一瞬映る。

 

ルイが見えた。

 

ルイが白金の鎧と何か話している。

 

直感的に理解する、ルイを放置しすぎたと

 

ルイ個人の能力値はそんな急激に上がるものではない。

 

定期的に上がってくるルプスレギナからの報告ではカルネ村での生活は普通通りで特に何もしていないようだという話だった。

 

それがカッツェ平野での戦いからでもそうだったからしばらく忘れていた。

 

「ゲーティア?」

 

不安そうに見てくるドラコーに声を張り上げる

 

「着いてこい!ドラコー!」

 

そう言ってカルネ村の、ルイの気配がする場所に転移する魔法を発動する

 

その合間もずっと右腕の激痛は止まらなかったが

 

 

 

 

 

 

 

ー数時間前…ー

 

 

ルイはルプスレギナに注意しつつ、慎導沙耶香と呼ばれた女性がひたすら見せて来た映像の人間をイメージしつつ夢の中で試しに出してみたら上手く行った。

 

慎導沙耶香は『おぉ、ボヘミアン・ラプソディーの上位互換』なんてわけわかんない事言っていたけど

 

ルプスレギナが『アインズ様に呼ばれたので帰りますねー』と言ったらタイミングを見計らい、森でイメージ通りの盾を出したら凄いものが出た。

 

リンは『すっご』と一言褒めてくれた。

 

もう、ゲーティアは止まらない。

 

もう、ゲーティアは止められない位置まで来てしまった。

 

王国の兵士達を虐殺した。その事を知ったのは3日前だ。

 

ンフィーレアさんから王都が帝国の魔法詠唱者達に負けたらしいと教えてくれた。

 

その時、アインズと呼ばれる魔導王とゲーティアと聞いて完全に納得した。

 

ンフィーレアさんはアインズのことは知らず、モモンガさんがなんとかしてくれるかな…?と不安そうにしていた。

 

そんな中、魔法を使ったのがバレたのか、単に近くにいたのか、ツアーと遭遇する。

 

殺されると思ったが、ツアーは僕を見てゲーティアが封印されていないのを見て空から降りてくる。

 

ツアーは僕に謝らず、ゲーティアがどこに行ったか聞いてくる。

 

共を連れて何処かへ行ったと伝えるとツアーは『えぬぴーしーを交えた転移か』と言っていた。

 

それと同時に僕の作った盾を見て凄く驚いていた。

 

「それは君が作ったのか?」

 

そう聞かれ、イメージ通り作ったら出来たと伝えたら想像以上に驚かれた。

 

「ゲーティアは僕を殺すに殺せない理由があると思うんだ。封印から抜け出した後もしばらくはそばにいたし、右腕の鎖見て凄い嫌そうな顔をしてたから、なんかあるんだと思う』と話すとツアーは淡々と

 

「封印魔法がまだ効いているのか…」と呟いた後、僕と目線を合わせるためにわずかに屈むと

 

「申し訳なかった。関係はない君を巻き込んで」

 

そう言われ頭を下げられる。

 

現在進行形でも巻き込まれているだろう。それと、夢の中で出会った慎導沙耶香という女性の話をすると露骨に機嫌が悪くなったような声で

 

「あの女、干渉してたわけか…」と嫌そうな声を出していた。

 

「お話中ごめんなさい」

 

そう言ってリンが盾を持ち上げようとする

 

「え、ちょっとまって、それ結構重い…え?」

 

割と重くなってしまった盾を持ち上げてえい!と振り回すリン

 

リンは戦士として向いているかもしれないと思いつつ、ツアーに評議国に来ないかと言われ、リンを見ようとした時…

 

「っ!?」

 

「ルイ?!」

 

背筋が凍りつくような、目線を感じた。

 

視点が一瞬、真っ赤な地面が見えた。

 

直感で理解する、ゲーティアとリンクしてしまった。

 

「リン!!こっち来て!」

 

そう叫ぶとリンが走ってくる。

 

次の瞬間、ツアーと僕の間に金髪の女がいた。

 

正確に言えばツアーだけを狙ったような行動

 

金髪の赤い剣を持っている女がツアーを焼き殺そうとするのが一瞬見え、慎導沙耶香に言われた通り

 

「助けて!」

 

そう叫ぶと、その金髪の女の横に現れた白髪の目隠しをした影かかった男が金髪の女をぶん殴る

 

《むらさき》

 

そう脳内に聞こえてくる声、その影男から出た衝撃波が金髪の女をぶっ飛ばすが、防がれていた。

 

「ツアーさん!」

 

そう叫ぶとツアーが我に返ったのか僕とリンを抱き抱えてくれる

 

評議国に行きたくないと言っている場合じゃない。

 

ツアーは僕らを抱えたまま空に浮かび上がり、ゲーティアを目視して舌打ちをしていた。

 

(落ち着いてイメージしないと…!リンも僕も死ぬっ!)

 

「足止めして、エルキドゥ」

 

そう言うと影かかった緑色の人物がゲーティアの足止めをしていた。

 

「ゲーティア!!」

 

金髪の女がそっちに行ったのを見て、ツアーが転移魔法でその場から離れてくれる。




【ルイの能力】
・ボヘミアン・ラプソディーの上位互換
想像したキャラクターをシャドウサーヴァントのように召喚する。
慎導沙耶香が語ったおかげで五●悟とかも普通に影として出せる。
レベル100の壁を突破できる代わりにルイが再起不能になれば消えるし、ある程度離れればただの幻影になる。
キャラクターの能力値においては見せかけに近い、ルイが理解しなければそのキャラの攻撃技も出来ない。
五●悟の攻撃もあんまり理解していないためぶっ飛ばす程度
代わりに想像しやすい(切り刻む系や凍らす・燃やす)ものは再現しやすい。ただし例外としてギルガメッシュなどは出せばするが超劣化版になる。規格外レベルのキャラクターは出せばするがその通りにはならない。
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