異世界に行きたかった女の子がナザリックの一人になったと思ったらやらかした   作:アルトリア・ブラック(Main)

6 / 21
ドラコーは出すつもりでした。でも、言葉遣いがどうしてもネロになる…

そして誤字やらなんやらで脳みそ足りなさすぎて…ごめんなさい


第5話『始まりへ』

ーナザリックー

 

至高の四十一人の一人・ゲーティア様の捜索のために出来うる限りの事をしようとしているものの、全くもって居場所が掴めないデミウルゴスは焦っていた。

 

デミウルゴス一人だけではないだろうが、ナザリックに所属している全ての者達は早くゲーティア様を救うのが最優先事項だと判断していた。

 

特にゲーティア様が創造された者達の狂乱振りはヤバかったが、モモンガ様の提案や全守護者によって事なきを得た。

 

「近くに感じますとも、我が主の気配は」

 

そう声をかけて来たのはゲーティア様に作られた一人である蘆屋道満だ。

 

地表を歩くデミウルゴスの後ろからやってくる彼

 

美形ながら奇抜で、何処か歪な出で立ちをした姿をしている。

 

長い髪は右が白く、左が黒いモノトーンになっている。また、ところどころ外ハネをした髪に鈴が括り付けられており、黒髪の方は植物「薇」のように複数のとぐろが巻かれている特徴的な髪型だ

 

和服を基調としながらも、右肩から袖までが和服らしからぬ赤と白の縞模様であり、道化師のような姿をしている。

 

とても胡散臭い笑みを浮かべてはいるが、ウソが分かりやすいという難点があるため、人間のようには見えるものの、索敵に向いていないという観点から外に出る許可は降りていなかった。

 

デミウルゴスからしてみても、その欠点さえ補われれば十分に活動できるタイプだけに勿体なかった。

 

「それは本当かね?」

 

「ええ、もちろん、ここからそう遠くありますまい」

 

彼の能力には探知能力があり、ゲーティア様の気配は近くに感じるという。

 

こう言ってはなんだが、他のゲーティア様に創られた者達に比べて彼の話はマトモで聴きやすい、そして嘘をつくのが下手な所もあるため、大方本当のことを言っているのだ。

 

「ンンンン、モモンガ様がお戯れでお救いになったあの村に近づいているようですな」

 

蘆屋道満はスキルを活用しながら言う。

 

「それではお迎えの準備をした方が良いだろうか」

 

「我が主は大々的な歓迎は好まないタチでしょう!ンンンン!!どうやら厄介な呪いにかけられているようですぞ」

 

道満は水晶のようなアイテムを出して見る

 

「…厄介な呪い?」

 

至高の四十一人を呪うなんて大業、どこの誰がしたか分からないが、ただで済む問題ではない。

 

「ある少年に呪いによって縛られておりますねェ〜!フフフフ!!とても気に入らない」

 

後半のドスの効いた声に

 

「最もだ、その呪いは君には解けないのかい?」

 

呪いを専門にしている蘆屋道満なら解けるか問うと『見てみないと分かりますまい』と答えられる

 

「とりあえずはモモンガ様にご報告しよう。話はそれからだ」

 

「ンンンン!そうですねェ!!!」

 

 

 

カルネ村にて…

 

エンリは新しく村長になってから責任感が増えたものの、それなりに楽しく生活していた。

 

村にはゴブリン達がおり、労働面に関しては問題視されていなかった。

 

「姐さん!門の前に子供が二人いますぜ!」

 

そう言ってやって来たゴブリンのジュゲムにエンリは「え?」となる

 

とりあえず門の前に行くと、そこにはボロボロの男女の子供二人がいた。

 

見るからに暴力を振るわれたような二人にエンリは危険だ、と思う前にジュゲム達に

 

「保護しましょう!二人とも怪我してそうですし」

 

そう言って門を開けようとすると

 

「姐さん!待ってくだせぇ、あの女の子供の方はともかく男の子供の方は危ない気配がすごいですぜ!」

 

「カイジャリさん…でも、子供ですよ」

 

物見台に登って来たンフィーレアは二人を見ながら

 

「魔物が化けているような気配も感じないし、大丈夫じゃない?」

 

そう言うと納得言っていないようなゴブリン達に

 

「大丈夫っすよ!魔物でも困ったら私が相手にするっすよ!」

 

「うわっ!」「うわっ!ルプスレギナさん!」

 

二人の後ろに現れたルプスレギナに驚く

 

「だから早く入れた方が良いっすよ」

 

そういつもと変わらないが、少しだけ恐怖を感じた

 

「案内しましょう」

 

そう言うと下にいたゴブリン達が門を開けてくれる。

 

女の子の方はゴブリンにビクビクとしつつも、男の子の方は素直に案内されたことに驚きつつも冷静だった。

 

「二人ともどこから来たの?」

 

「…ペスペア領の村から」

 

「結構離れてない?歩きできたの?」

 

ンフィーレアの言葉に『時間かけて来ました。どの村も受け入れてくれなくて、門開けてくれてありがとうございます』とリンが頭を下げる

 

「子供を追い出すなんて…とりあえず、怪我してないか見たいからンフィーレアのところに…」

 

そう言おうとしたとき、男の子の方が

 

「…迎えてくれて申し訳ないんですが、少し部屋を貸して頂けませんか?」

 

そう言われンフィーレアと目を合わせる

 

「んじゃ!良い所があるっすよ!」

 

そう言ってルプスレギナがおいでおいでと案内していた。

 

男の子の方は『ありがとうございます』と言ってそっちに着いて行く

 

「……ルプスレギナさん、なんか様子おかしいね」

 

「…なんか、積極的だね、今日」

 

そう話していると、女の子の方がソワソワとしていた。

 

「あ、ごめんね、男の子の方が帰って来るまで待つ?」

 

「座って待ってて良いですか?あ、自己紹介遅れました!私の名前はリンです。さっきの子はルイです。よろしくお願いします」

 

ニコーと笑顔で挨拶するリンにほんわかする二人

 

ネムは走り寄って来て

 

「よろしくねー!リンお姉ちゃん!」

 

「よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

村の外れ、ルプスレギナに案内されてルイはやってくる。

 

少し歩くと、やや森の中に入りそうな位置に立っていた存在にビクつく

 

「道満さん来てたんすね〜!てっきり、ゾドムズビーストの方が来ると思ったんですけど」

 

そう言うと道満は

 

「彼女が来たらこの村滅びますぞ」

 

「あー、モモンガ様のご計画がご破産になるっすねー」

 

そう軽く話す二人を緊張して見ていると、その男は木造の建物の方に行く

 

「ンンンンンンンン!!!当たりですねぇ!君の名前は確かルイでしたかな!」

 

そう言って軽々とルイを掲げる

 

「うわっ!!」

 

2メートルはある男に抱えられ、あまりの高さに驚くと

 

「貴女は席を外しておいてください!」

 

そう言われてルプスレギナは「外で見張りしているっすよ」と言って素直に外に出て行く

 

道満に降ろされると

 

「さて、部外者は外しましたし、魔術王殿も出て来やすいでしょう!!」

 

そう言って嗤う道満

 

すると、ゲーティアが現れる

 

「………お前、そんな風だったか…?」

 

引いたような声と共に出てくるゲーティア

 

「ええ!えぇ!そうですとも!主が創り上げた者ですとも!!」

 

「そうか…」

 

何引いてるんだろうと思いつつも、ゲーティアは建物の中にある椅子に座ろうとして道満がささっと椅子を立派なものに作り変えていた。

 

「この村にいる限りお前とリンに関してはもう傷つけられない」

 

ゲーティアの言葉にハッとなる。

 

この村だけは絶対に安全だと言い切る彼に違和感を感じる

 

他の村の時は何も言わなかった、でも、この村は絶対に大丈夫ということは、この村にゲーティアの仲間でもいるのだろうか

 

「……信じて良いのか?」

 

「嘘をついた記憶はないし、仮に嘘をついてお前に何かあったらこちらに損害が来る」

 

そう言うとゲーティアの後ろにいた道満がん?と一瞬首を傾げたが、ゲーティアと目が合い『なるほどなるほど』と納得していた。

 

ゲーティアは忌々しそうに右腕にある鎖を見る。

 

語らないが、ゲーティアは自由に活動出来てはいるが、何かが出来ないからそばにいるのだろう。

 

「…分かった。ゲーティアの言う通りにする」

 

リンが笑ってくれるなら、この村で幸せに暮らしていけるならと

 

そう言うとゲーティアは嗤う

 

()()()()()()()()()()

 

そう言って嗤うゲーティア

 

「あ、でも、評議国や青の薔薇達に狙われたらどうしたらいい?」

 

そのことに関してはゲーティアも考えていたのか、少し考える素振りを見せ

 

「基本的にお前がこの村から出なければ問題ない。だが、向こうがやって来て村を視察したいなんて理由があれば隠れるなり、私を呼ぶなりしてくれ、外にいるルプスレギナに声をかけるのもよしだ」

 

「うん」

 

「ツアーに関してはまだ考えてはいるが、村に直接攻撃を仕掛ける行為はしないだろうからしばらくは安心しておいていい」

 

ゲーティアは未来で見えているのか、そう確信して言う。

 

「…ゲーティアはここが故郷なの?」

 

そう言うと道満はニタニタ笑いながら、ゲーティアはどう答えるべきか考えていたのか

 

「まぁ、村の人間に聞けばなんとなく分かる。それにだ」

 

そう言って立ち上がる

 

「俺と離れればもう厄介ごとに巻き込まれることもない。俺に関わらなければな」

 

そう言って嗤う

 

 

 

 

 

 

 

ルイが村の方へ行ったのを見送ると…

 

「ゲーティア様!御帰還をお待ちしておりました!」

 

ガッと地面に足を激突する勢いでルプスレギナが跪く

 

(…うぉ…)

 

「…いや、お前だけじゃなくナザリックの面々に迷惑をかけたな…やらかした俺のせいだ」

 

「そのような事はありませんっ」

 

もう誰お前レベルで目が潤んでる

 

大して少し後ろにいた蘆屋道満はマジマジと腕の鎖を見ていた。

 

「ンンンン!!追跡、監視、盗聴系の魔法は込められておらぬようですぞ!どうやら束縛系の魔法ですな!」

 

「…お前相変わらず早いな…」

 

道満は魔法を作成するスキルを持っていると同時に魔法道具を見分ける目もある。

 

「束縛系?」

 

「あの少年の中に何か奪われたものがあると思われますが、それは正解ですかな?」

 

その言葉にルプスレギナは殺意を露わにするが、やらかした自分のことを考えてため息をつく

 

「…まぁな、結構厄介なものだな、アルス・ノヴァがスキル項目にない」

 

「結構な大惨事ですぞ、それ」

 

思わず素の口調になる道満に(いや、だってやらかしたし…)とひたすら後悔する

 

「まぁとは言ってもあのスキルはレベル100でなければ使えますまい!それに、あの少年と離しておけば問題ありませぬし!最悪、ナザリックにぶち込めばよろしいですからな!ハハハハハハハ!!」

 

道満を見ながら内心(…なんでコイツ作ったんだっけ…)と思いつつも頭を掻く

 

「まぁ、とりあえずはご帰還し、ゾドムズビーストにもみくちゃにされるなりもう一人に潰されたりして歓迎されてくださいませ、ンンンン!拙僧は全力で逃げさせて頂きますぞ」

 

自分が作ったNPCを思い出して遠い目をしたくなる。

 

転移する前提で作ったから破壊と殺戮に重点を置きすぎたメンツになったし、なんならビジュアルの問題で運営から卑猥警告を何度も喰らって垢BANされそうになった事があった。

 

ペロロンチーノからは『ガワが男だけど中身は女っていうギャップの差が凄まじくて眠れなくなる』とか言われた。

 

「……モモンガさんに殺されるな」

 

ルプスレギナが前に行ったのを見てそう呟くと道満が『それはもう覚悟することですぞ』とか言われる。

 

 




蘆屋道満
【レベル】80
【属性】悪
【住居】第二階層
【種族】異形種

【性格】
あらゆる形での不幸や災禍を周囲にばら撒き高みの見物を決め続ける悪の陰陽師。他者の苦痛と絶望を弄んで愉悦する外道。
とは言いつつも創造主を裏切るつもりはない。が、他のNPCと違い過激派ではない。物腰柔らかで初対面の人間には笑顔で接するが脳内は言わずもがな外道なことしか考えてない。

【詳細】
ゲーティアが作ったNPCの中で比較的マトモ枠ではあるが、ネジがぶっ飛んでいるところもあるが、ウソをつくのが下手くそなため、取引には向いていない。

【交流関係】

・デミウルゴス
知識は貴方には及びませんが、貴方のためならなんでも手伝いましょう!と協力的。デミウルゴスの方からも頼りにはされてはいるが『ウソが出やすいのはなんとかしてくれたら最高なんだがね』と言われている。

・ゾドムズビースト(妖妃・ドラコー)
同じ創造主によって作られた者同士。結構仲良し

・?????
同じ創造主に作られた者。結構苦手意識があり『そういうのは専門外です』と

【今更の設定】

リンの年齢・15歳

ルイの年齢・10歳



……書きながら道満の口調が迷子になって眉間に皺寄せながら描いてた。なんで彼にした…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。