結婚式の時間を迎え、俺は少し緊張していたが、
その気持ちも、どういう訳か、吹っ飛んだ。
「俺は…俺の全てを込めて…やるしかない!」
と、俺は意気込み入れた!
みんなで、踊った。
ダンスパートや、歌を歌ってくれる役の人…!
全てが気合と心のこもった気持ちで溢れていた!
俺は慣れないダンスのパートを、
ミスすることなく、こなしていくのであった。
新郎はこう語る。
「確かに俺は不器用だし、何も取り柄も無いけど…
でも、彼女は、俺にとって、
かけがえのない人だ!だから…その…」
「皆さんは、私の憧れるものを持っています。
とても、カッコイイと思いました。
でも、やっぱり、私は、彼がいいんです!
何かが出来るとか、出来ないとか、
彼の、良い部分も悪い部分も、全て関係無く!
ただ、この人と、一緒にいたいと思った!
私は…この人と、どんな時でも、
永遠に愛し合う事を誓います!」
俺は感動のあまり、少し泣いた。
実はもう一度ダンスをするようだが…?
通行人が、どうやら、見物に来ている様だ。
すると、プランナーが…
「直志くん、少しお願いがある!」
「俺ですか?」
「客席だけじゃなく、通行人も巻き込むんだ!」
「へっ?」
「今なら乗ってくれるはずだ!」
と、プランナーの言葉に、俺は唖然とした。
「盛り上がる方が良いかもな!」
と、俺は思った。
そして、二回目のダンス。
通行人も出席者も、踊り踊って、
踊りあかすのだった!
そして、花びらが、雨みたいに、
フラワーシャワーが、降るのであった。
(花びらが、沢山、降っている…
こんな風景、俺は初めてだ…キレイだ…)
と、俺は思った。
「みんな、いい笑顔だ。
心から笑っているように思った」
その後、俺は無事に結婚式のエキストラを、
務めることに成功するのだった!
後日。神山高校にて。
「この前は、とても助かった。改めて、お礼を言う」
「俺もこんな経験、二度と出来ないと思っている。
大体、結婚式のエキストラとかもだけど、
俺に恋人っていねーし…それどころか、友達がいない!」
「そうだったのか」
「あぁ。生まれてこの方、中学の時まで、話し相手もいなければ、
友達は一人もいなかった。恋人なんている訳が無い」
「どんだけ、人付き合いが下手なんだよ…」
と、彰人が呆れていた。
「でも、よかった。こんな、俺でも役に立てるとは思わなかった」
「良かったと思う」
「俺もだ」
冬弥と直志は、思わず握手を交わした。
「あっ、俺、よつばに誘われて、ゲームセンターに行くんだった!」
「彰人は大変だな…」
「冬弥にクレーンゲームで、取ってもらわねーといけねー、
ぬいぐるみがあるんだった!」
「俺は必要なのか?」
「あぁ。冬弥も直志も行くか?」
「い、いいのか?」
「あぁ、ヒマだろ?」
「そ、そうだな…」
こうして、成功祝いもあってか、
よつばも含めて、4人でゲームセンターに行くのだった。