俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第十二話 ハッピーエンドの報い

結婚式の時間を迎え、俺は少し緊張していたが、

その気持ちも、どういう訳か、吹っ飛んだ。

 

「俺は…俺の全てを込めて…やるしかない!」

 

と、俺は意気込み入れた!

 

みんなで、踊った。

ダンスパートや、歌を歌ってくれる役の人…!

全てが気合と心のこもった気持ちで溢れていた!

 

俺は慣れないダンスのパートを、

ミスすることなく、こなしていくのであった。

 

新郎はこう語る。

 

「確かに俺は不器用だし、何も取り柄も無いけど…

でも、彼女は、俺にとって、

かけがえのない人だ!だから…その…」

 

「皆さんは、私の憧れるものを持っています。

とても、カッコイイと思いました。

でも、やっぱり、私は、彼がいいんです!

何かが出来るとか、出来ないとか、

彼の、良い部分も悪い部分も、全て関係無く!

ただ、この人と、一緒にいたいと思った!

私は…この人と、どんな時でも、

永遠に愛し合う事を誓います!」

 

俺は感動のあまり、少し泣いた。

 

実はもう一度ダンスをするようだが…?

 

通行人が、どうやら、見物に来ている様だ。

 

すると、プランナーが…

 

「直志くん、少しお願いがある!」

 

「俺ですか?」

 

「客席だけじゃなく、通行人も巻き込むんだ!」

 

「へっ?」

 

「今なら乗ってくれるはずだ!」

 

と、プランナーの言葉に、俺は唖然とした。

 

「盛り上がる方が良いかもな!」

 

と、俺は思った。

 

そして、二回目のダンス。

 

通行人も出席者も、踊り踊って、

踊りあかすのだった!

 

そして、花びらが、雨みたいに、

フラワーシャワーが、降るのであった。

 

(花びらが、沢山、降っている…

こんな風景、俺は初めてだ…キレイだ…)

 

と、俺は思った。

 

「みんな、いい笑顔だ。

心から笑っているように思った」

 

 

その後、俺は無事に結婚式のエキストラを、

務めることに成功するのだった!

 

 

後日。神山高校にて。

 

「この前は、とても助かった。改めて、お礼を言う」

 

「俺もこんな経験、二度と出来ないと思っている。

大体、結婚式のエキストラとかもだけど、

俺に恋人っていねーし…それどころか、友達がいない!」

 

「そうだったのか」

 

「あぁ。生まれてこの方、中学の時まで、話し相手もいなければ、

友達は一人もいなかった。恋人なんている訳が無い」

 

「どんだけ、人付き合いが下手なんだよ…」

 

と、彰人が呆れていた。

 

「でも、よかった。こんな、俺でも役に立てるとは思わなかった」

 

「良かったと思う」

 

「俺もだ」

 

冬弥と直志は、思わず握手を交わした。

 

「あっ、俺、よつばに誘われて、ゲームセンターに行くんだった!」

 

「彰人は大変だな…」

 

「冬弥にクレーンゲームで、取ってもらわねーといけねー、

ぬいぐるみがあるんだった!」

 

「俺は必要なのか?」

 

「あぁ。冬弥も直志も行くか?」

 

「い、いいのか?」

 

「あぁ、ヒマだろ?」

 

「そ、そうだな…」

 

こうして、成功祝いもあってか、

よつばも含めて、4人でゲームセンターに行くのだった。

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