小豆沢こはねに紹介されて、望月穂波が、
東雲彰人と平田直志の家庭教師として、派遣されたようだ。
「どうも。初めまして。望月穂波です。
この度は家庭教師になる事になりました」
「うわっ、マジかよ…小豆沢の奴。
本当に俺らの為に…」
「宮益坂女子学園って、俺等の高校より、
頭は断然いいし!いい匂いがする!」
「おい、直志。口を慎め」
「わかったよ…」
「それじゃあ、どこでやろうかな…?」
と、穂波が悩みだす。
「…公園に行って考えるか」
と、三人で公園へ
「二人は、どの教科が苦手ですか?」
「俺も直志も、科学で30点台だった」
「まぁ、俺は神山高校をギリギリの点数で入学したから、
ハッキリ言って、成績は悪い」
「それじゃあ、どれくらい出来るか、
手書きのテスト用紙を作ってみました。
それに、書いてくださいね」
「わ、わかりました」
「はい!やり遂げて見せます!」
後日、神山高校にて
彰人と直志は、
宮益坂女子学園の穂波が印刷した、
科学の文章問題を解いていった。
「こんなに、ハイレベルかよ…」
「神山高校の方が簡単だと感じた」
「そりゃ、俺等の学校と比べたら、
偏差値は、向こうが高い」
「おーい!はりきっているか~?」
と、小岩井よつばがやって来て、様子を見に来たようだ。
「よつば。おめ~は、大丈夫なのか?」
「とーやに、しごかれて、しごかれまくられた」
「よつば、俺と交代だ」
「えっ?」
「俺、冬弥からも、教わって来る!」
と、彰人が空き教室から抜け出した!
「直志は、どうするんだ?」
「俺は、そのまま残るよ」
「穂波は会ったこと無いけど、
えむと仲良しなんだって~穂波は、イイ香りがしそうな子だ~」
「その望月穂波さんって人と出会って」
「マジか」
「マジ」
「よつばは科学、わかるか?」
よつばが、答案用紙を見ていた。
だが…
「わからん!」
「うわ…どーしたらいいんだ~!?」
「よし!よつばに任せろ!」
「何かいい方法があるのか?」
「明日、学校が終わったら、よつばについてこい!」
「わかった」
後日。よつばに連れていかれて、
俺は、えむさんと穂波さんに出会った。
「この前の、科学の答案用紙、
ほとんど、埋められなかった!」
「よつばもわからんぞ!」
「えむちゃん。よつばちゃんをお願い出来るかな?」
「はーいっ!あたし!勉強得意だよ!
この前のテスト、学年で4位だったから!」
「ス、スゲー…」
こうして、俺は穂波とマンツーマンで、
科学の勉強をすることになった。
公園のベンチに座り、どうにか、覚えられるようになった!
これで、恐らく、科学の小テストは、バッチリだ!