もうすぐ、神山高校は体育祭が開かれようとしていた。
「いよいよ、体育祭か…真凛は出るのか?」
「僕も出るよ。体育祭、楽しみだよ」
「ありゃ、暑いし、疲れるだけだぞ?」
「でも、やりがいを感じるよ?
普段、こういう行事に参加したこと無くて…」
「そっか」
「そうだよ」
と、俺と真凛は体育祭の話をしていた。
そして、体育祭当日。
俺は徒競走の二人目、真凛が三人目に選ばれたため、
プレッシャーが妙にかかっていた。
「俺、無理矢理、選ばされたけどな…」
「でも、勝敗に関係なく、全力で頑張るしかないよ」
「そ、それもそうだな…」
「次は、よつばちゃんの借り物競争か…」
すると、よつばが俺の前に現れて…
「おい!直志!お前、来い!」
借り物競争のお題は、(地味な人)と書かれていた。
「とんだ、嫌がらせかよ…」
と、俺は、よつばちゃんと一緒にゴールした。
「よつば!一着だぞ!」
「よかったな」
「おい、直志、真凛。オメーら、次、徒競走だぞ?」
「わかった」
「んじゃ、気合を入れますか!」
徒競走の順は、
康英→俺→真凛→アンカーの隆司である。
1年C組のメンツは、これで決まっていた。
A、B、C、D、Eの5つの組が、トップを競い合うことになっていた。
そして、俺は全力で走った、そして、真凛にバトンを渡す。
ゴールを終えた。俺等は2位だった。
「好成績だったな」
「隆司君の走りが、とっても良かったからかな?」
「マジか?俺、凄かっただろ?」
「すごかったよ」
「よっしゃぁ!」
次は玉入れ、よつばと真凛が参加した。
「真凛と、よつばの入れ方、なんか和むな…」
「俺もそう思った。特に、よつばがな」
「よつばちゃん。男達と絡むことが多いからな…」
クラスメイトの知念と、会話をしていた。
「ひょっとして、よつばって、ボーイッシュな部分があるから、
男に好かれるんじゃ…」
「モテモテって奴か」
「ま、そんなところだ」
「そっか」
体育祭が閉会した。
「つ、疲れた…アイスが食べたい…
あっ、駄菓子屋!」
アイスキャンディーのソーダ味が、
100円で売られていたので、思わず買ってしまった。
体育祭で頑張ったからか、アイスの味が非常に美味しく感じた。
「直志」
「父さん、写真撮った?」
「もちろんだ。デジカメでバッチリ撮ったぞ!」
「ありがとう父さん」
「直志のクラスが2位だったね。おめでとう」
「ありがとう」
「今日は豚肉と牛肉を焼くから、
ディスカウントストアで買ったよ!」
「楽しみだな!」
今日の晩御飯は、豚肉と牛肉の焼肉だった。