彰人と直志は、学校の先輩である、神代類と出会った。
「こんなところで、会えるとはね。二人とも」
「犬型ロボットって、そんなに技術が進歩したのかよ…」
「あぁ、俺もスゲーとか言いようがない」
「とろこで、二人は、何をしているんだい?」
「あーディスクドックっていう、競技の練習っす」
「ディスクドック?」
彰人と直志が神代類先輩に説明するのだった。
「なるほどね。へぇ、そうだったんだね。
しかし、大丈夫かい?」
「え…」
「その様子だと、二人とも苦戦しているね?」
「…!」
「特に犬のことでね」
「はっ?ど、どうして?」
「フフッ、演出家の洞察力を侮っては困るね?
後、平田くんは、今にも犬に怯えているみたいだね?」
「…!」
「うぐ…まぁ、実際、俺と直志とで引き受けることになったんですけど、
順調じゃないっすけどね」
直志と彰人は、類さんに説明した。
「なるほど、ディスクを投げるのは良いけど、
ディスクを受け取るのに、問題があるという事か。
それも、平田くんも東雲くんも二人とも犬が苦手と」
「は、はい…」
「はい。だから、早く練習に戻らねぇと…」
「…ふむ…」
と、神代類は、あるサポートする提案をした。
「大会は明日みたいだし、焦る気持ちはわかるけど、
実践練習の前に、まずは犬になれる必要があるんじゃないかな?」
「えっ?」
「二人ともだよ。犬への苦手意識があったら、
何回やっても、上手くいかず、ダメになってしまう、
可能性があるからね」
「それは…」
「だからまずは、そうだね。
撫でたり、遊んであげるのは、どうかな?」
「遊んであげたり?」
「なでたりすることですか?」
「そんなので、効果があるんすか?」
「データがあるよ?」
「それなら、一理があるかもな」
「だからって、いきなりか…
だが、やるしかねー!」
「あぁ、そうだな」
飼い主に頼んでもらって、
直志と彰人は、なでる練習をした。
飼い主からの指導で、二人は、手の甲を前に出すが…
「これは、想像以上に難しそうだが…」
「二人は、いつ頃から苦手になったんだい?」
「えっ?」
「二人が、どんな理由で犬が苦手になったのか、
もし、よかったら、教えてくれないかな?
原因がわかれば、苦手を克服するヒントになるかもしれない」
と、神代類が言いだす。
「それは…わかった。話す。
あの日は、5つくらいの時だったかな?」
と、彰人が回想する。
「直志くんは?」
「俺も同じくらいの時ですね…」
と、俺も感じるのだった。
犬によく襲われていた、今もだが、トラウマである。
「なるほどね…マックスの事を、
もっと知るのは、どうだい?」
「なるほどな…」
「あぁ」
「これなら、マックスが信じられるかもしれないよ?」
「言っていることがわかるような…
少し性格を知ったくらいで、大丈夫だろうか…?」
「いや、直志。やるだけ、やるぞ。
代わりに出る。俺と直志とで出るんだ!」
「あぁ、わかった」
と、直志と彰人は、マックスを知るために、
飼い主からのアドバイスで、観察をすることに!
二人は大丈夫だろうか…!?