こうして、迎えた大会当日。
もうすぐ、出番である。
マックスとあれこれやって来たんだ。
ケガをした飼い主の為にも、直志と彰人とで、
どうにかしないと!
「ったく、直志。オメー俺より緊張してねーのか?」
「そ、そんな訳ねー!」
神代類も、応援に来ていた。
「センパイまで来るとは、思わなかったっす」
「フフッ、その後が気になったからね。
犬のデータを集めるのに、最適だからね。
後、東雲くんと平田くんの活躍を楽しみしているよ?」
「あ、そろそろ、俺らがコートに向かわねーと!」
「あぁ、いくぞ、直志。
今回だけ、俺と組め。相棒としてな」
「あぁ、わかった」
と、直志と彰人は何故か握手をした。
「それじゃあ、いってくるか!」
「あぁ」
数分後。
第一ラウンドと第二ラウンドで合計点を競い合って、
決勝ラウンドに進めるらしい。
遂に、直志と彰人、マックスのチームの出番だった!
二人がコートに入って来た。
すべて成功したら、決勝に行けるらしいが…
と、緊張の瞬間を、俺らで乗り越える。
一日だけの相棒だけど…だが、お互いに犬の苦手意識を乗り越えて、
ここまで来たから、やるしかない!
成功以外は、ありえない!
と思った。
「行けるか?マックス?」
「よし!」
「絶対に勝つぞ!いけ!マックス!」
と、俺と彰人は、交互にディスクを投げていく。
「来い!マックス!」
「いくぞ!マックス!」
と、直志と彰人は、ディスクをしっかりと貰えたのだった!
ノーミスで、何投も取ってきた!
しかし!
「あっ!風!」
「…!マックス!失敗した分、
思いっきり飛ばすぞ!マックス!」
と、彰人が遠くに飛ばした。
「飛べ!マックス!」
「よしっ!」
「どうにか、やり切れたな」
「マックス!お疲れさん!ん?
この仕草…!よくやったな。マックス」
と、彰人はマックスをなでた。
どうにか、大会を終えた。
4位に入賞した。
「俺たちにしたら、いい結果だ。
あんがとな、直志」
「お、おう…俺は別に何も…」
「貴重な経験をさせてもらったよ?」
「ありがとうございました。神代先輩」
「フフッ、僕は何もしてないよ?」
「でも、アドバイスを貰えて、嬉しかったです!」
「そう言ってくれるよ、光栄だな」
「どうにか、犬に慣れたな…俺も直志も」
「あぁ、どうにかこうにかだ」
「まさか、犬とあんな関係になるとはな…!
前よりは、平気になったが…」
直志と彰人の前に犬が吠えてきた。
「やっぱり、当分は無理そうだ」
「俺もだ」
飼い主が謝った。
その後、マックスの飼い主に、
マックスを会わせて、元の飼い主に戻すのだった。