都立 神山高校の全日制では、
毎年恒例行事である、神山高校芸術祭が、行われようとしていた。
1年C組にて
「それじゃあ、芸術祭の議題を行うぞ!」
と、担任の山川先生が、第一声を放つ。
とはいえ、何をしようかは、全くまとまらず、決まっていない。
すると、真凛が…
「それなら…リアル桃太郎はどうかな?」
「リアル桃太郎…?」
「実は中学時代の友人が、書いてくれてね、
その台本も、明日用意するよ」
「他に意見は…?無さそうだな…」
こうして、何だかんだで、満場一致で、
(リアル桃太郎)という、コントになった。
キャスト
桃太郎 星川真凛
おじいさん 東雲彰人
おばあさん 小岩井よつば
チンピラ達
平田直志、青木一輝、尾崎幸一。
あらすじ
今、今、借金に苦しんでいる、おじいさんとおばあさんがいました。
そんな、おじいさんとおばあさんの為に、
養子の桃太郎が、借金取りのチンピラとヤクザを倒しに行くと、
単身で、事務所に乗り込むことに…!
(ヤベェな、こりゃ…)
これが、直志の感想だった。
早速、放課後、C組の皆で、練習を開始した!
まずは、星川真凛の元で、演技指導が入っていた。
「よし、それじゃあ、早速、始めようか」
と、台本の読み合わせや、タイミングなど…
覚えるだけでも、一苦労だった。
「直志くん。無理は禁物だよ?
焦らず、ゆっくりでいいから、着実に覚えていこう」
「わかりました!」
やる気は何となく出ていた。
その後、演技の練習は18時まで続いていた。
「それじゃあ、最初から通しで行くよ」
と、星川真凛の第一声で、始まった!
さらに台本について言及すると、
借金に苦しんでいる育て親の、おじいさんとおばあさんのために、
借金取りのヤクザを退治する内容だった。
戦うシーンなどの演技は、俺の中では困難を極めていたが、
根性で乗り切った。
「よし。これで当日、成功を収めよう!」
「あぁ!楽しみだな!」
「そうだな」
と、多くのクラスメイト達が、楽しみを募らせていた。
俺は思った。リアル桃太郎の台本、普通に考えて、
ヤベーの塊だなと…
真凛の友達は、こういうのを書いているのか?
と、思っていた。
そして、カメラ係を決めて、
その他、模擬店の出店者も決めて、
色々と進めていくのだった。
(俺達、C組は輪投げコーナーになった)
なお、1プレイ100円である。
その日の夕方、俺は真凛と一緒に自主練をしていた。
俺が自ら真凛にお願いして、頼んでもらった。
「うん。直志くん。もう20時だから、
そろそろ、ここまでにするね」
「わ、わかった」
明日が楽しみで不安になった。