遂にパルクール選手を50人がかりで捕まえる大会。
ルールは至って簡単。
最年少パルクール選手。10歳の男の子一人を、
捕まえたら良いだけの話であり、
それを50人の参加者が、そのパルクール選手を捕まえたら、
1人2万円の賞金である。
「ついに来たか…俺の頑張り、無駄にするなよ?」
「あぁ。わかっている。直志。お前は頑張った。
後は、俺と桐谷、それに司先輩に任せろ!」
「おう!直志の攻略資料と動画は、とても参考になった!」
「直志くんの為にも、頑張らないとね!」
と、桐谷遥と天馬司も燃えていた!
「あぁ。頼んだぜ!」
まもなく、パルクールのイベントが幕を開けようとしていた!
前日に、俺と彰人は遥さんと司先輩に会って、
練習と、攻略に関する打ち合わせをしていた。
これなら…いける!と、俺は確信した。
参加者50人配置についた。
そして、10歳の男の子で、最年少パルクール選手は、
50人の参加者から、3m程、離れていた。
こんな距離で、あの小さな子は制限時間まで逃げ切れるのか?
制限時間は30分。
10歳の男の子のパルクール選手1人と、
50人の参加者による、1対50の鬼ごっこが始まろうとしていた!
30分以内に、捕まえたら、50人が勝ち、
30分逃げ切ったら、そのパルクール選手が勝つ。
こうして、パルクール選手を捕まえるための、
鬼ごっこが始まった!
主催者の合図の元、鬼ごっこが始まった!
それも、1人のパルクール選手を捕まえるために、
50人の参加者が、彼を捕まえようとするが、
一方に、そのパルクール選手が捕まらない!
(何て柔軟な動き!俺には真似はできる訳が無い!)
それが、俺の感想だった。
「遥ちゃん!がんばれ!」
「フレッ!フレッ!遥ちゃん!」
と、となりで、チアガールの子達が、
遥ちゃんを応援していた。
というか、日野森雫さんが、チアガール衣装を着ている!?
後…確か、花里みのりさんがいるな…
桃井愛莉ちゃんもいる!
雫さんだけ、チアガール衣装を着て、
愛莉ちゃんとみのりちゃんと三人で、遥ちゃんを応援している…!
「遥ちゃんなら、捕まえることが出来るわ!」
と、雫がポンポンを振って、応援していた。
なかなか、一方に終わらない、50人の参加者が、
1人の最年少パルクール選手を捕まえる、鬼ごっこ。
遥ちゃんと司先輩、彰人くん!
あの子をとっ捕まえてくれ!
俺は思わず、叫んだ!
「彰人!諦めるな!やるしかねぇー!」
と、俺は彰人の応援に思わず必死だった。
残り時間は、後、5分!
一体、どうなる!?