俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第二十六話 パルクールの結末

残り5分! 後、5分、最年少パルクール選手が逃げ切ったら、

彼が勝ってしまう!

 

なお、もし、最年少パルクール選手が勝ったら、

その100万は全額、彼の100万円になる。

 

 (司先輩!遥ちゃん!彰人くん!この子を捕まえるんだ!)

 

彰人は焦りつつあったが、冷静さを失うことは無かった。

 

そして、彰人がパルクール選手を、

どうにか、残り4秒のところで捕まえた!

 

「あちゃ…負けちゃった!」

 

「はぁはぁはぁ…死にかけたな…」

 

「や、やったのか?」

 

と、司が言いだす。

 

「賞金は紛れもなく、俺達の物だ!」

 

こうして、賞金は2万ずつ山分けされた。

 

「やったぜ…!直志!」

 

「あぁ。トレーニングのマネージャーとして、

俺も全力以上にやり遂げて見せたぞ…」

 

バタリと、直志が倒れた。

 

「直志くん。倒れちゃったね」

 

「それ程、俺達のことが気になっていただろ」

 

そして、直志が目を開けて、立ち上がった。

 

「ここまで頑張ったのは、俺達の頑張りだったな…」

 

と、直志が息切れしかけていたが、

それでも、言葉はマトモに喋れた。

 

「お前は参加してなかったのに、応援に夢中だったからな」

 

「みんな~!」

 

「みのり!雫に愛莉!」

 

みのりと雫はチアガール衣装を着て、

遥を応援していた様だ。

 

「どうしたの?この格好…?」

 

「だって、遥ちゃんが出るから!」

 

「つい、密かに作ったのよ!」

 

「私は…抵抗感があったから…」

 

「フフッ、でも、みんな、ありがとう」

 

 

神山高校 一年C組にて

 

「直志。お疲れ様」

 

「真凛…」

 

「結構、頑張っていたからね、

休むことも大事だよ?」

 

「だからって、無暗に休みたくないからな~」

 

「直志は頑張り屋さんだね」

 

「そ、そうか?」

 

と、クラスメイトの星川真凛と会話をしていた。

 

 

放課後、平田家にて

 

「直志。随分と疲れているね」

 

「そりゃ、パルクールのマネージャーをやっていたから、

疲れて当然だよ…父さん」

 

「パルクールって、動く奴か?」

 

「あぁ。最年少パルクール選手が東京にやって来る催しがあってな…」

 

と、直志は父親と会話をするのだった。

 

「直志。無理は言うな。明日は休んだ方が良い」

 

「わ、わかったよ…休みたくないが、

身体が妙に痛い…!」

 

直志は敷布団を敷いて、布団三枚で寝た。

 

翌日。家ですることは無い為、

商店街を散歩していた。

 

学校は休んでいるが、おつかいも兼ねての事である。

 

(おつかい、さっさと行って、

遊ぶ事もないから、早く帰ろう…)

 

そんな気持ちでいっぱいだった。

 

「今日は豚肉と牛肉を焼くだけか…」

 

と、直志は精肉店で、牛肉と豚肉を、

2人分ずつ、買うのだった。

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