俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第二十八話 彼女が欲しい!

テストが終わり、12月になっていた。

時期的にはクリスマスだが、平田直志には恋人がいない。

話し相手は出来たし、友達も、そこそこ…

だが、直志の欲望は尽きなかった。

 

「俺に恋人をくれぇ~!」

 

クラスメイトの、小岩井よつばに祈願する。

 

「よーし!宮女でナンパだ!」

 

「いや、いきなり、ナンパ!?」

 

「カワイイ女の子を恋人にするぞ!」

 

「あーだが、リスクが…」

 

「何事もリスクは付き物だ!

だから、それを打開してこそだ!

さぁ、男だろ!いくぞ!直志!宮女に!」

 

「お、おう!分かった!行くぜ!宮女に!」

 

放課後、俺とよつばは、宮益坂女子学園の校門にやって来た。

 

「直志は、どんな子が好みだ?」

 

「顔が可愛くて、普通かスリムだったら、誰でも」

 

「じゃあ…」

 

と、よつばが連れて来たのは…

 

「よつばの友達だ!」

 

「な、何故、私が…」

 

「花海陽菜ちゃんだ!よつばの友達だぞ!」

 

「ひ、平田直志です…」

 

「花海陽菜だ」

 

(うわぁ、可愛い子だな…それに大人しそう…)

 

「それで、私は何をしたら」

 

「恋を知ろう!そして学ぶんだ!」

 

「恋愛感情をか?わかった」

 

「よ、よろしくお願いします…」

 

「じゃあ、早速、二人でデートだ!」

 

「デートとはいえ、何をしたらいい?」

 

と、陽菜が言いだす。

 

「もうすぐ、クリスマスだし、ツリーを観に行くとか?」

 

「おーっ!直志!ロマンティック!

じゃあ、よつばは帰るから!楽しんでな!」

 

「お、おう…」

 

「直志と言ったか。私は花海陽菜だ。

よつばの友達だ」

 

「平田直志です。よつばのクラスメイトです!」

 

と、改めて挨拶をした。

 

直志が思い切って、色々と言い出す。

 

「陽菜さんは、何が好きですか?」

 

「好きな事か?」

 

「えっと…特技とか!」

 

「そうだな…数学」

 

「俺、数学が苦手だしな…」

 

「教えるのは得意ではないが、見る事なら、出来る」

 

「わかった。今度ね。じゃあ…好物は?好きな食べ物とか!」

 

「あいにく、食に関心は無い。

10時間も飲まず食わずだった時もある」

 

「それって…なんか、ヤバくない?」

 

「一度、死にかけて、遥に助けられたことがある」

 

「遥って、桐谷遥ちゃん!?」

 

「あぁ。よく私に色々な事を教えてくれる」

 

「芸能人だからなーそれに、トップアイドルだし!」

 

「アイドルは物知りなのか?」

 

「どうだろう…人それぞれだと思うが」

 

「そうか。人は色々な価値観に考えを持つ人が多いのだな。

少し興味がある」

 

「えっと…具体的には!」

 

「人の感情や感性、思考に思想と…

人のアレコレは多すぎて、私の研究が追い付かない」

 

「そんなことを研究しているのか…」

 

と、直志が頑張って、話の話題を考えるのだった。

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