俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第二十九話 クリスマスデート

こうして、平田直志の人生としては初となる、

女の子のとデート日だった。

 

「陽菜ちゃん!」

 

「待たせたな」

 

「なんか、オシャレだね。陽菜ちゃん」

 

「そうか?遥にコーディネートしてもらったからか」

 

「とっても、似合っているよ…」

 

「ありがとう」

 

「それじゃあ、どこに行こうかな?」

 

「デートとは何だ?」

 

「そこからか…」

 

どういう訳か、ネットカフェへ…

パソコンで、恋愛の指南を直志が検索するのだった。

 

「パソコンを触るなんて、初めてだからな…」

 

「私がやろうか?パソコンは得意だ」

 

「わかった」

 

しかし、調べても答えが出てこないので…

 

「いい答えが無いな…」

 

「恋と正解も不正解も無いのか…」

 

「そうだな…そうだね」

 

「恋の形は人それぞれ、それが結論かも知れない」

 

「まぁ、楽しもう。何せ、デートだし!」

 

「そ、そうなのか?」

 

「そうだよ!俺は楽しく一日を、

その日だけでも、過ごしたい」

 

「そうか。わかった」

 

二人はドーナツ屋へと、やって来た。

 

「ドーナツでも、食べるか」

 

「あぁ。気分転換になると、よく言われるが、

カロリーに気を付けた方が良いと言われた」

 

「一つくらいだったら、大丈夫だと思う」

 

「そうか」

 

直志はチョコレートドーナツとプレーンシュガーのドーナツを、

陽菜は、クリームドーナツを注文して、食べた。

 

なお、飲み物は二人共、無料の水である。

 

「美味しいか?」

 

「あぁ。甘い。それに口に合う」

 

「そうか…あっ、陽菜ちゃん」

 

「何だ?」

 

「陽菜ちゃんの行きたいところとか無い?」

 

「私はどこでもいい」

 

「買い物とかどうだ?」

 

「私は買い物に行ったことは殆どない。

この前、よつばと一緒に、スーパーマーケットや

商店街で買い物をした」

 

「買い物は楽しかった?」

 

「初めての経験だったから、何とも思わない。

それに、クリスマスは賑やかに盛り上がるのだな」

 

「そ、そうだな…」

 

「私はクリスマスは、あまり知らないが、

えむやよつばに聞いたところ、

ケーキを食べるらしい」

 

「あークリスマスケーキか…」

 

「直志は食べないのか?」

 

「金ないし…あんまり食べたことが無いしな…」

 

「直志は、色々なことを知っているな」

 

「そんなこと無いし…あーでも、頼ってもいいんだぞ?」

 

「何かわからない事があったら、頼る」

 

「ありがとう」

 

「あーいよいよ、今年も終わりか…

今年は初めて友達に恵まれたな…」

 

「私も友達というのに、巡り合えた気がする。

この一年で」

 

「俺は友達や話し相手がいなかったからな…」

 

「そうだったのか…私もだ」

 

「お互い様…って、感じだな」

 

「あぁ」

 

「よし!年が明けても、友達を作るぞ!」

 

と、直志が意気込みを言うのだった!




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