俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

33 / 34
第三十三話 バレンタインデーは義理チョコ

2月13日。バレンタインデーの前日。

 

小岩井よつばは、

平田直志と星川真凛にチョコレートを渡していた。

 

「おーい!なおしー!まりんー!

よつばのチョコレートだぞ!ぎりだぞ!ぎり!」

 

「よつばから、チョコレート貰えるなんて…俺は感激だ!」

 

「よかったね。直志君」

 

「生まれて初めてだよ!チョコレートを貰えるなんて!」

 

と、平田直志は今年に入って、最も興奮していた。

 

「ありがとう。よつばちゃん。彰人君には渡さないの?」

 

「渡すぞ!あきとにも!」

 

東雲彰人がいる前で、よつばが言いだすのだった。

 

「それを目の前で言うのかよ…」

 

「欲しく無いのか?ほら!欲しく無いのか?」

 

「はいはい、わかったよ…」

 

よつばが彰人にチョコレートを渡した。

 

「よつばちゃん。彰人くんのことが本当に好きなんだね」

 

と、真凛が言いだす。

 

「よつばは!あきととケッコンする!」

 

「はぁ?する訳ねぇだろ?」

 

と、彰人が拒否した。

 

「よつばは本気だからな?」

 

「冗談じゃねぇ…」

 

と、彰人とよつばが、

四年後辺りにケッコンしそうになり、ヤバくなっていた。

 

「直志君。そう言えば、もう一人の子からの、

チョコレートは無いのかな?」

 

「陽菜ちゃんの事?さぁ…?」

 

数十分後、メールが届いた。

 

(直志。明日、バレンタインデーだから、チョコレートを買った。

プレゼントがしたい)

 

「直志君にも、いるじゃないか。お姫様が」

 

「そりゃ…まぁ…はい」

 

「ひょっとして、自身が無いの?」

 

「そういうところだ」

 

迎えた、2月14日、当日。

 

平田直志と花海陽菜は、神山高校の正門前にいた。

 

「直志。今日はバレンタインデーといって、

チョコレートを渡すらしいぞ?」

 

「それくらい知っているけど、知らないとか…」

 

「今まで知らなかった」

 

「マジかよ…」

 

「チョコレートを作った」

 

と、陽菜は直志に対して、手作りのチョコレートを渡した。

 

「お、おう…ありがとう…陽菜さん。食べて良いか?」

 

「あぁ」

 

しかし、そのチョコレートはかなりの激甘だったらしく…

 

「!?」

 

「どうかしたのか?」

 

「甘すぎだ…砂糖を入れ過ぎたのか…」

 

と、平田直志の容態が若干悪くなった。

 

「お菓子作りには、あまり慣れてない…済まなかった…」

 

「あぁ、レシピ通りに観ただろうか…」

 

「その通りにやったはずだが…」

 

「陽菜さん。次から気を付けよう…」

 

「わかった」

 

 

平田家にて

 

「直志。チョコレートを貰えたのか。お父さんも嬉しいよ」

 

「恋人からだよ。父さん」

 

「遂に恋人が出来たんだな。お父さんも非常に嬉しい限りだよ」

 

と、何故か父親が興奮していた。

息子が恋人が出来たことに嬉しさのあまり、興奮していた模様。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。