今日は3月13日。ホワイトデーの前日である。
「おい!直志!陽菜がチョコレートを買ったぞ!」
「そりゃ、バレンタインデーの時だろ…」
と、よつばが言いだした。
陽菜が直志の為に、
4種類のチョコレートを購入したと言っては、
それを、直志に渡した。
「チョコレート4兄弟!」
よつばが、直志に渡したのは、
大正チョコスナック
ミルクチョコレート
ビターチョコレート
ホワイトチョコレート
ハイミルクチョコレート
の、板チョコ4枚である。
「まぁ、確かに美味しいけど、甘いのが多い…
嫌いじゃないけど!」
「陽菜の愛がたっぷりだぞ!」
「そうだったんだ…」
その後、直志は溶けない内に、
チョコレートを4枚共、食べた。
その後、直志の口が大変なことになっていた!
「!!??」
「直志!?」
「ヤバイ、口がヤバイ!」
と、少し具合を悪くしていた。
保健室にて
「どうして、俺がこんな目に…」
「直志!大丈夫か!?」
「大丈夫だと思うよ…よつばちゃん…」
と、直志がゲンナリしていた。
「何か必要か?」
「いや、休ませてくれ」
「わかった!」
その後、保健室で休みを取り、どうにか容態は回復した。
3月14日。
直志は陽菜に会って来た。
「私のチョコレートを食べたと…」
「うん。美味しかったけど、甘すぎたよ…」
「済まなかった…」
「そんなこと無いよ…むしろ、嬉しかったよ」
「そうなのか?」
「そうだよ…」
「バレンタインデーとホワイトデーは、
えむとよつばからは、チョコレートを
プレゼントする行事だと教わった」
「そうだったんだ…」
間違っては無いが。
「直志はどんな食べ物が好きなんだ?」
「食べ物の好き嫌いは無いけど、ゲテモノは勘弁だな…」
「そうか。カレーはどうだ?」
「カレー?好きだけど?」
「私はよくカレーを食べる。
レトルトカレーは、本格だと、よつばから教わっている」
「まぁ…レトルトカレーは、美味いけどね…」
後日。
「直志!陽菜からプレゼントが届いているぞ!」
「甘口カレー、中辛カレー、辛口カレー…?」
「三点セットだ!カレー三兄弟!」
「マジかよ…」
「マジだ!」
「まぁ…チョコレートセットよりはマシか…」
「そうなのか?」
「そうですとも」
「カレーは好きか?」
「まぁ…うん。どちらかと言うと」
「チョコレートと、どっちが好き」
「食べ慣れているっていう概念だったら、
まだ、このレトルトカレーだよ」
と、カレーセットが視界に入っている。
「陽菜が、一生懸命選んでいたぞ!」
「それは、良かった」
「直志!」
「どうかしたの?」
「陽菜を大切にするんだ!」
「当然だ。俺は陽菜ちゃんを幸せにする!」
「それでこそ、平田直志だ!」
「おう。ありがとう」
平田直志は、少しだけ、前向きになったと感じていた。