俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第三十八話 奇妙な漫画のセカイ

ここは、彰人と直志の友達が描いたマンガのセカイかもしれない。

 

「マンガって、どういうこと…?」

 

「実は今日、そのダチに偶然出会って、漫画を描いているって聞いて、

その作品を見ていたら、似ている気がして、

あの黒いライオンがいた気がする」

 

「少し見たら、何か世界観が似ていて…

あれは、確か、主人公が色々な世界を冒険して、

空間も時空も旅する設定だったような…!」

 

「山や海、未来の街、森や林と、幾多の場所に行けれる。

そのあたりの状況も、ここに似ている。

この場所を作ったのが、話を作った兄貴なのか?

作画をしている弟なのかは、わからないが」

 

と、彰人と直志が、寧々と愛莉と絵名とMEIKOに説明した。

 

「だとしたら、どうして、私たちまで巻き込まれているの?

知り合いじゃないはずなのに…」

 

「そこまでは、さすがに知らねぇよ」

 

「その子達に詳しい話を聞けたら、

どうして、このセカイが出来たのかが、

聞けれるかもしれないし、調べられそうね」

 

「どうやって、元の場所に戻れるとやら…」

 

「確かに、前に欠片のセカイに行った時は…

自然に帰れた訳じゃないし、

そのセカイでやらないといけないみたいなのが、あった気がします」

 

「でも、ここでやるべきことって…?」

 

すると、MEIKOが…

 

「もしかしたら、声にヒントがあるかもしれないわ」

 

「どういうことだ?」

 

「え?」

 

「声にヒントって、どういうこと?」

 

「私が想いの欠片を見つけた時、声がしたの。

ノイズの入った声だったけど、何か聞こえたの。

何か言っていたわ。

それで探していたら、声の発生源を見つけたけど、

その途中で、あのモンスターに襲われそうになったの」

 

「それで、私たちと合流したって訳なのね」

 

「えぇ、そういうこと」

 

「でも、発生源は見つけたんだよね。それって…?」

 

「これよ」

 

「もしかして、これって、Gペンのペン先?」

 

「あぁ、知っているわ!これ!漫画を描く時のペン先だったような…」

 

「これから、声が…今は何も聞こえない」

 

すると、光だした。

 

そこには、漫画を描いている兄弟たちの回想?

と思わしき、何かが映し出された。

 

これは一体…?

 

「今のは…」

 

「みんなにも見えたの?もしかして、あの二人が?」

 

「あぁ、俊輝と大輝だ」

 

「やっぱり、アイツ等のどっちがかが、

この想いの欠片に関係しているみたいだな」

 

「でも、何で病院で漫画を…?」

 

「大輝は以前、事故で足を怪我してしまってな。

それで入院していた。その時に、兄の俊輝が、

漫画を描くことを誘ったらしい」

 

「そんなことがあったんだ…じゃあ、ここと何か関係あるのかな?」

 

「その可能性は高いと思うわ」

 

「でも、今のだけじゃ、よくわからないわね…」

 

「もし、飛ばされた理由があるなら、知りたいけど…」

 

「実はノイズみたいな声は、他にも聞こえているの」

 

「えっ?」

 

「え?」

 

「後、一か所、いや、二か所かしら?

遠くから聞こえているわ。

この声の発生源を突き止めたら、今みたいに欠片の想いが、

どんなものかもわかるし、

元のセカイに戻るヒントが見つかるかもしれない。

それに、あの想いの欠片は、最初から、濁っていて、

声を聞けたら、その濁りが無くなるかもしれないわ」

 

「じゃあ、その声が何かも調べに行こう。

今のところ、これ以外に手掛かりが無いから」

 

「えぇ!行きましょう!メイコ、今の声が聞こえているのね。

どっちの方面?」

 

「本当に微かな聞こえだけど、あっちの方よ。

みんなも、耳を澄ませたら、聞こえるじゃないかしら?」

 

5人は耳を澄ませてみた。

 

「え…えっと…あっ、聞こえた!」

 

「あっちから、聞こえるぞ!」

 

「本当にノイズが聞こえたな…!」

 

寧々がルートを考えだす。

 

「あっちの方角だと、岩場を通らないといけないし…

大きな岩で見えづらいけど…

見つからずに、声が聞こえる場所に行けば良いのね?

なら、あっちの方角に進んだらどうかな?

開けた場所を通るより、逃げやすくなると思う。

後は、変な猛獣に出会わないように、ルートを探っていけば…」

 

愛莉、彰人、寧々、絵名、直志、MEIKOは、

ジャングルに迷い込んでいた。

 

「ストップ!この先に、別のライオンがいる…!」

 

「俺が様子を探って来る」

 

「大丈夫か?」

 

「何とかするから!」

 

「えぇ、お願い。直志くん」

 

「あのライオンは、目的があるみたいで動いているみたいだな…

道を塞いでいるから、何匹かで、誰かに見つからないように、

監視しているって感じだな…

なら、巡回しているだから、あっちに行った隙に…こっちだ!」

 

そして、二個目の発生源を発見する。

 

「あった!二個目の発生源!」

 

「これは…インクか?」

 

「そうみたい。ラベルに漫画用インクって、書かれてある」

 

「じゃあ、これもさっきみたいに…あ」

 

すると、突然、光だし、回想シーンが映し出された。

 

「また、見られたわね」

 

「今のは、二人で作った漫画を初めて持ち込んだ時かな…?」

 

「ふふっ、仲の良い兄弟って感じだったわ」

 

「まぁ、そうっすね」

 

「それにしても、草薙さんは凄いわ。

ルートをここまで考えてくれるなんて。

私ではそこまで考える事が出来なかったわ」

 

「あ、いや…ゲームの潜入ミッションをしていて、

出来るかもって、思っていて…正直、成功するとは思いませんでした…

あんな、リアルなモンスター、初めて見ましたし…

というか、むしろ、皆さんん、よく、わたしの提案に乗ってくれましたね」

 

と、寧々が言いだす。

 

「よくわからない場所だったから、得意な人について行ける方がありがたいかなって」

 

「残りは後一か所だけど…どこだろう?」

 

「最後の声は、あっちよ!」

 

と、MEIKOが案内をした。

場所は分かっている状態で、見つかりそうだ。

 

 

 

 

 

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