MEIKOと、彰人、寧々、愛莉、絵名、直志で、最後の想いの欠片を探していた。
すると、寧々が…
「静かにっ!」
「ど、どうしたの?寧々ちゃん?」
「あそこにライオンが!」
「はぁっ!?」
黒いライオンがいる。
「何だか、さっきのと違って、動かないわね」
「それなら、あっちから、遠まわりした方がいいんじゃ…」
「いや、見た所、迂回は出来ない。
川に囲まれているのが目立つからな…」
「ど、どうすれば…!?」
(川から迂回する方法もあるけど、それでも、リスクは高い。
でも、あんまり、モタモタしていたら、
どこかに飛ばされる可能性がある。ゲームの時だったら…でも…)
すると、愛莉が…
「寧々ちゃん。方法がもしあったら、言って欲しい」
「え?」
「今、何か言いたいような顔をしていたから、
もし、何かアイディアがあったら、言って欲しいわ」
「あ…ゲームだったらなんですけど…
倒せないモンスターがいるけど、その道を通りたいときは、
陽動をするんです」
「陽動?」
「例えばですけど…MEIKOさん以外の5人で、あのライオンを攪乱させて、
声をしっかり聴きとれる、MEIKOさんだけ、先に行ってもらうとか…」
と、寧々が提案する。
「そうなのか…!」
「それで、MEIKOさんが発生源を見つけ出して、戻れば良し。
もし、それでも、帰れなかったら、
背後の森に逃げ込んで、合流するみたいな…!
少し行き当たりばったりですけど、
でも、みんなで通るよりはマシかもしれません…!」
「まぁ、森なら木に登って、回避する案もある位だからな…」
「そうね。やってみる価値はあるわ。
いざとなったら、アイドルの一撃をお見舞いしてあげるわ!」
「アイドルの一撃…!?」
「まぁ…みんなでやるなら…」
しかし、MEIKOは納得しない。
「でも、みんなを危険な目に遭わせたくないわ…」
「しかし、他に手段は無いからな…」
「えぇ!ここは、みんなで力を合わせて頑張りましょう!」
「…!はいっ!じゃあ、今から、フォーメーションを考えます。
足の速さや木に登れることを考慮すると…」
寧々の提案もあって、数分後…
「じゃあ、最後にもう一回。段取りを確認しますね」
「最初に彰人くんと直志くんが、木の上から、石を投げて、注意を逸らす。
これで、ライオンがあっちに行ってくれたら、ベストです。
もし、留まったり、近づいたら、一気にバラバラに逃げます。
多分、誰か一人に狙いを定めて襲い掛かってくるため、
そうしたら、他の3人が、石や木をアイツに投げつけてください。
誰かが絶えずに引き続けるようにして、
その間に、隠れていた、MEIKOさんに進んでもらいます」
「わかった」
「よし。やるぞ!」
「くれぐれも気を付けて。少しでもダメになったら、すぐ逃げて欲しいわ」
「た、多分そうなると思うけど…が、頑張るね…」
と、絵名は自信が無い状態である。
「それじゃあ、そろそろ、やりましょうか!」
「はい!」
ライオンのモンスターをどうにかするためにも、行動した!
(立ち上がった!できれば、そのまま、石の方に進めばいいけど…)
(そう簡単には、いかないわね…)
と、寧々と愛莉が懸念を持っていた。
「こっちに来たな。よし」
「おい!こっちだ!」
(二人共、上手に逃げてる。よし、今なら…!)
「MEIKOさん。行ってください!」
「えぇ!」
愛莉が注意を引き付ける。
「次はこっちよ!」
(イイ感じ。誰を捕らえたら良いのか、わからない状態みたい。
MEIKOさんは…?何とかなりそう。
もうすぐ、通れそう。なら、わたし達は、もっと引き付けて…)
「あれっ?今の声は…?あっちにもう一匹いる!?」
(どうしよう。完全に予想外…!)
と、寧々が困惑していた。
(このままじゃ、MEIKOさんが…!)
「あ…!ちょっと、どっち見ているの!?
こっちだってば!」
(マズイ…!ライオンのモンスターが、MEIKOさんに気付いた…!
このままじゃ、挟み撃ち…!どうしよう…!)
「ちょっと、目の前の私たちを何で無視する訳!?」
と、絵名も困惑していた。
「そうよ!こっちよ!こっち!」
と、愛莉が言いだす。
「見向きもしないのか…」
「このままじゃ、MEIKOさんが、ヤバイ!」
と、彰人と直志も困惑…!
(どうしよう。終わった…!?わたしのせいだ…!
このままじゃ…動揺してパニックになったら、ダメ!)
と、寧々がどうにかしようとする。
(その次を考えないと!もう、勇気を持っているから!)
「そうだ!」
と、寧々が行動を移す。
「ちょっと、草薙さん!?」
「なんで、ライオンのモンスターに突っ込んで…?」
と、愛莉と彰人と直志が寧々の行動に驚きを隠せない。
「MEIKOさん!」
「寧々ちゃん…どうしてここに?」
「わたしの方に、全力で走って!
今、目の前にいるヤツを引き付けながら!」
「え?でも、それじゃあ、挟み撃ちに…」
「大丈夫だから!走って!」
「ほらほら、こっちまで来なさい!」
と、MEIKOがライオンのモンスターを挑発した。
ライオンのモンスターを引き付ける、寧々とMEIKO。
それを見る、直志、彰人、愛莉、絵名。
一体どうなる…!?