俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第四話 カラオケ

平田家にて

 

「直志。文化祭はどうだったか?」

 

「生まれて初めて、女の子と話せたよ!」

 

「それはよかった。いい香りがしたか?」

 

「それも、そうだよ!芳醇な香りだった!」

 

鳳えむちゃんと小岩井よつばちゃん。

カワイイな…と思いつつも…

 

「今度、お父さんに紹介してくれ」

 

「やだなー父さん。いやらしいよ!」

 

「それもそうだな…」

 

 

神山高校の1年C組にて

 

「おい!なおし!よつばといくぞ!」

 

「どこにだ?」

 

「宮益坂女子学園!」

 

「男が立っていい場所じゃないし、そこはカワイイ女の子の園。

美少女の園」

 

「ほうじゅんなかおりがする、いいにおいがする、

おんなのこのあつまりで、おじょうさまのあつまりだからな!」

 

「…小岩井さん。俺ほどにじゃねーが、いやらしい…」

 

「えむに会いに行くぞ!」

 

「この前会った、鳳さんに!?」

 

だが、俺は思った。もし、宮益坂女子学園の生徒に声を掛けたら、

俺の命は無くなる!

 

と、おぞましいことを何気に考えていた。

 

「いくぞ!」

 

「俺、行かない!そういうのは、女子達と行けよ」

 

そうだ。向かう場所は女子校。俺のような奴が行っても、

いい場所じゃねぇ!

 

「ねねは、ほかのこといけといわれた」

 

「で、何で俺なんだよ」

 

「ひまそうだから」

 

「彰人や他の奴らが行くとも思えないし…わかった」

 

俺は死を覚悟して、小岩井よつばちゃんと一緒に、

宮益坂女子学園へ

 

すると、鳳えむちゃんが正門に、やって来て、

勢いよく、よつばにギュッと抱き着いた!

 

えむはよつばの頬をスリスリしていた。

思わず、見とれて、俺はジロジロ見ていた。

 

えむちゃんもよつばちゃんも、仲良しだな…

女の子同士で、こうやって百合をするのは…最高だな…

あー終わったな。この俺、平田直志の人生。

 

「直志くんも来てくれたんだね!

あたし、よつばちゃんとカラオケに行くけど、一緒に行かない?」

 

「俺、カラオケなんか、行った事ねーぞ…」

 

「じゃあ、行ってみない?」

 

「わ、わかった…」

 

よつばとえむに連れていかれて、カラオケへ

 

「何を歌おうかな…あっ、よつばちゃん!

パスパレの曲はどうかな?」

 

「よつばも歌いたい!」

 

よつばとえむは、パステルパレットという、アイドルバンドの曲を、

三曲ほど、歌うのだった。

 

「直志くんは、歌わないの?」

 

「俺は盛り上げ役が好きだから、大丈夫だよ」

 

「そっか…よつばちゃん!

星くず・うぃっち・メルル!歌おうよ!」

 

「おう!」

 

と、魔法少女のアニメの曲を、よつばとえむが歌うのだった。

 

よつばちゃんとえむちゃんカワイイな…

と、人生で初めて有意義だと思う、一日になった。

 

なお、カラオケは2時間半で終わった。

俺は歌わず、二人の美声にウットリしながら、盛り上げた。

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