俺は友達を作りたい   作:アッシュクフォルダー

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第九話 結婚式のエキストラ

ある日。彰人の頼みで、直志は結婚式のエキストラになるのだった。

彼は困惑していた。

 

「結婚式のエキストラ!?」

 

「うん。冬弥が心配だ。冬弥も参加する様だから、

参加して欲しい。俺は、そん時、用事で来られないんだ…」

 

「わかった」

 

 

その後、平田直志は青柳冬弥の動向を観に行くために、

エキストラに参加する事になった。

 

「すみません。本日エキストラとして参加する、

平田直志っていう者ですが…」

 

青柳冬弥も参加する様だが…

 

「あぁ、先ほど、お電話してもらった方ですね。

皆さん、あちらの控室にいらっしゃいます。

衣装も用意していますので、着替えてから、

あちらへどうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

(それにしても、厳かで豪華な結婚式場だな…

ちゃんとしている…見るのは、15歳にして初めてだけど)

 

着替えた後…

 

(サイズはあったけど…それにしても…

エキストラは、俺を含めて、20人くらいか…

こういうことは、あまりよくわからないが…

わざわざ、こんなに集まるってことは、

きっと盛大な式になるはずだ。彰人の頼みだ。頑張らないとな。

 

東雲彰人から転送してもらった、メールの内容は、

先ほど、大まかに確認したが…当日は、演出担当者が説明する。

と、あった。まだ、それらしい人物が見当たらないぞ…)

 

 

2人の式場スタッフが、挨拶した。

 

「エキストラの皆さん、お待たせしています」

 

「いよいよだな」

 

「只今、本日の演出担当の方から、

連絡が入りました。少々遅れるようです」

 

「その為、先に本日の流れを、

我々、式場スタッフが、ご説明します」

 

(俺も、よくわからないから、

説明してもらえるのは、助かるな)

 

「まず、今回の内容は、新婦様から新郎様への、

サプライズとなっていますので、

他の出席者の方に、内容を言うのは、

一切禁止されています」

 

「事前にお知らせした通り、

今回、皆さんにやっていただくのは、

式場内のフラッシュモブになります」

 

(フラッシュ…モブ?なんだろうな…?

どんなことをするんだろう?)

 

「段取りとしては、次の事を致します。

まず皆さんには、出席者のふりをしつつ、

屋外の人前式に参加していただきます」

 

「式の最後に、立会人代表である、

新郎様のご友人が、おふたりに対して、

こう言います」

 

(いかなる時も、互いに愛し合うことを誓いますか?)

 

「と、問います」

 

「新郎さまが誓い、新婦様が誓おうとした時、

この男性の方に、ちょっと待った!

と、声を上げていただきます」

 

(…?ちょっと、待った…?」)

 

「この男性の方には、新郎様の前に立ち、

こう言います」

 

(自分も彼女を愛している! 結婚しよう!)

 

「と、その場で、彼女にプロポーズします」

 

(…?)

 

「そこで、新婦様は、(私はこの人しかいない)

と、新郎様を選びます。

皆さんは、その場で、お幸せにと言い、

そのセリフをきっかけに、ダンスと歌が始まり、

おふたりを祝福する、内容になっています」

 

(よくわからないが…頑張ろう…難しいけど…)

 

「ダンスと歌については、既に担当が振り分けられています。

各自練習してください」

 

「その他、詳細はについては、

演出の担当者が、到着次第、指示があると思いますので、お待ちください」

 

こうして、彼はエキストラとして、参加することになったが、

先に冬弥を探すことになった。

 

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