昔のことを思い出すと、いつも思い出すのは母の大声と双子の兄の泣き声、そしてクソ親父の怒鳴り声。
私はいつも聞こえないふりをして趣味に没頭する。
兄の個性は「半冷半燃」、クソ親父が何年間も求めた個性だ。
そして私の個性は「全凍氷」と「熱操作」、全凍氷は氷や冷気を自由自在に操る個性で熱操作は自身の体温や他の物の温度を上げるという個性だった。
この二つの個性は半冷半燃と違い、完全に2つに割れた氷と熱。
十分強個性なのだがクソ親父的には半冷半燃の方が見栄えがいいらしく私は見事失敗作入りした。
まぁ私もヒーローになる気などサラサラないから良いのだけれど
でも兄の泣き声を聞くのは流石に応えて耳を塞ぐことしか出来なかった
そんな日が何日も何十日も何ヶ月も続いたある夜。事件は起こった。
いつも私は兄と寝ていた。
双子のいうものは目に見えない力で繋がっていることが多い。片方が起きるともう片方も起きる。
私達もちょうどその日、兄が便所に行こうと起きて私も起きた
『…おにいちゃん、どこにいくの?』
「トイレにいってくる」
『わたしもいく。』
「…いいよ。」
そういって二人で歩き始めた。トイレに行く道には途中で台所に行きつく。
暗い通路を歩いていると台所の襖が空いていて光が差し込んでいた。
私達は眠たい瞼を擦りながら襖の中を見る
「お母さん…私 ヘンなの…もうダメ…」
「子供たちが…日に日にあの人に似てくる…」
「焦凍の…
「私…もう育てられない、育てちゃダメなの、」
初めて聞いた母の葛藤。私は驚いて何も声が出なかった。
「お…母さん?」
ここで兄が声を出す。その声を聞いた瞬間母は思い詰めた表情で私たちを見る。
その顔は、表情は、目は、私達に怯えている顔だった。
そして母は、近くに沸かしていた煮え湯を私達に浴びせた。
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ!」
兄が泣き叫ぶ。
あまりの痛みと暑さに悶え苦しみ、暴れる。
暴れていた手が母が持つやかんに当たる、そしてそのやかんは中に入っている煮え湯事私に向かって来る___
ジュッ
『あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッッッッ!!!』
次に目が覚めると白い天井が見えた。
目を覚ました私の所にお父さんと左側の顔に包帯を巻いている兄。そしてお医者さん。
お医者さんから 兄は幸い目を失明しなかったが私は煮え湯が目にあたり失明したと伝えられた
『あぁ、だからずっと左目の景色が黒なんだ』謎が解け理解する
その日、私の左側のターコイズブルーの瞳は色も光も移さなくなった
母さんは私達に煮え湯を浴びせたあとクソ親父によって病院に入れられた。
そした母という兄の訓練を止める存在はいなくなり、訓練はエスカレートしていき、私も兄と離された。
広い家の中で私と姉と二人の兄とお手伝いさんだけ
他の子からよく聞く"家族"、でも私の中ではこれが普通の"家族"だった。
「おーい緋冷ー!」
「サッカーしよーぜー!」
『んー、ちょっと待ってて夏兄、燈矢兄』
あれから数ヶ月後。私は左目が見えなくとも生活していけるようになった。
燈矢兄とはちょっとイザコザがあったけどほかの兄姉達とも話せるようになりまぁまぁ楽しかった
「今日こそは勝つぜー!」
『はっ、またドリブル三人抜きしてやらぁ!』
「妹風情が兄に楯突く気かぁ!?」
『その妹に負けてる兄達はどこですかね??』
「「グフッッ」」
「まーたやってる…w」
『アッハハ、いい顔!!』パシャシャシャシャシャ
「撮んなぁぁ!!」
私は5歳ながらにして身体能力がめちゃくちゃいい方なようで8歳差の燈矢兄でもサッカーで勝てるぐらいに高い方だ。
「クッソ…、、!」
『ヘッヘッヘッw』
「( º言º)キィィッ!!」
「あんま煽らないようにね…、」
そうして燈矢兄がドリブルに失敗して転んで4人で笑っている時に別館の方でクソ親父と焦凍兄ちゃんが見えた
こっちを羨ましそうに見ている兄ちゃん、でもクソ親父が無理やり連れていった
その日から焦凍兄ちゃんの姿は見えなくなって
その数ヶ月後
燈矢兄が死んだ
最初の幼少期の文章クソおかしいけどまぁ気にせんといて下さい()
色々ぶっこむんのもあれやなぁと思った結果がアレなんで!!!