エルデンクエスト   作:凍り灯

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漆黒の別れ道

 

 

 

 

 

「おお、貴公、待っておりましたぞ。(あか)の腐敗に侵され正気を失くしていたとはいえ、かつてデミゴッド最強を(うた)われた英雄…あのラダーン将軍を打ち倒し、星の封印を解くとは…。貴公の戦果に、並ぶものなどいないでしょう。ラニ様の慧眼(けいがん)にも、恐れ入るばかりです。そして────」

 

見上げんばかりの巨体をずいと乗り出し、イジーは深紅の騎士であるメリディアンの顔を覗き込む。

彼の兜に張り合わされた鏡がかしゃりと互いにぶつかり合い、鏡面にはかつての"母"の面影そっくりそのままの彼の顔が写されていた。

ただその目だけは、母とは異なる(あか)い意志を奥底に宿していることを知る者は少ない。

 

「────流石はメリディアン様のご子息です。もし褪せ人とならずに王都に残っていたのならば、その身は或いはデミゴッドに連なるほどの勇名(ゆうめい)を得ていたことでしょう」

 

もっとも、そうなってしまえば貴公がここにいることもなかったのでしょうが。そうイジーは嬉しさを隠さずに身を引いて(そば)に置いていた巨大な本を掴んで座り直した。

 

「おお、確かに!少し運命がかけ違えば、伝承として名を聞くことなったかもしれんと思うと面白いやもしれんな、貴公!」

「ははは、ゴッドフレイとその騎士たちが健在の時代にいささか厳しいとは思うが、な」

 

人によってはまたまた返しに困るイジーの言葉。

アレキサンダーの楽しげな声にブライヴは軽く肩をすくめ、メリディアンもそれを特に気にすることなく答えて笑う。

 

その気さくなブライヴの様子を見たイジーは兜の内で微笑んだ。

 

イジーは軍師である。

戦えばそれなりにデキるという自負があるとはいえ、前線から遠のいて久しい身。そもそも参戦した大きな戦いといえばカーリア城館防衛戦…そしてかの"巨人戦争"くらいのものである。そのどちらも軍師たる役割から前線に出ることはほとんどなかった。

 

老いた今こそ感じ得ぬ感情ではあるが、かつては前線で戦う同胞たち、或いは黄金の騎士たちに隠せぬ憧れがあったことを思い出していた。戦場で命を預け合った者たちにしか持ち得ない()()()というものがあり、若きイジーにはそれが羨ましかったのだ。

 

ブライヴから今、そういった熱を確かに感じている。

 

老いたイジーにとって彼らに感じるのは羨望ではなく…尊さ。ブライヴは今まで出会うことのなかった、真に並び立てる存在を得られたのだ…ゆえにこそ、心苦しい。

 

 

 

もしかすると彼らが並び立つことは、もうないのかもしれないのだから。

 

 

 

(わず)かな感傷を誤魔化すようにイジーは続ける。

 

「…貴公はメリディアン様のかの冷たい炎の力、存分に振るわれたのでしょう…私は(つい)ぞ、見ることも叶いませんでしたが」

 

そうやってイジーは感慨深く、と言ったふうに言葉を投げかけた、のだが…彼の認識と現実はズレている。あぁ…、とメリディアンが視線を彷徨(さまよ)わせて何と言ったらよいものかと思案。

間もなく少々気まずそうに、彼は言葉を返した。

 

「実は…────」

 

メリディアン()は、そのよう(母の力)な力を受け継いでいない。

 

思えば妙な話ではある。マリカの友、その子である存在が、母の力を学ばなかったなどと。

記憶と共にその力や技術が失われたわけではない、それは間違いない事実だ。()()()()()()()()()()()。そしてその理由もまた…

 

「────なんと…やはりそうでしたか。私がメリディアン様のことを語った際に、あまりに知らない様子でしたのでもしや、とは思いましたが」

「…この身に宿るのは小さな"灯"のみ。私は、()()の力のほとんどを受け継いでいないんだ。それは、()()()()()()()()()…」

 

…?

後ろで傍観者となっていたメリナの目には()のメリディアンは"知らない様子"にはどうにも見えない…

なにかを知っている…いや、分かり易さの権化のメリディアンだ、以前彼らが初めて顔を合わせた時にイジーの目から隠せていたとはちょっと思えない。この場合は"思い出した"が正しそう…というのが彼女の見解で…ブライヴもまた同じ考えに辿り着いていた。

 

彼もそろそろメリディアンがあまり仔細(しさい)を語りたくない時の表情がわかってきたので、ふぅ、と小さなため息一つで見逃してやることにした。後でうまいこと聞き出してやろう。そんなことを考えていたり。

 

さて目の前のイジーであるが、彼の母の方であるメリディアンを知る身。あぁ、しっかり豊かな感性…もとい表情は母親似だなぁとこっそり納得しており………そういうわけでイジーもまだまだ聞きたいことはあれど、これ以上この話は切り上げた方がいいなと判断。

なんとも空気を読める人ばかりである。

 

幸いなことに、奇跡的にアレキサンダーもここでは口を挟むことはなかった。

なぜなら、もしもの話、メリディアンの名が古きに伝わっていたとしたら、どんな二つ名になっていただろうか!?と考えていたから!トレントは草を食べている。

 

「何か事情があったのでしょうな…このことは、今はよしておきましょう────しかし、そういった所も貴公の母と重なります」

「母が…何か?」

「話したがらないのですよ、ご自身のことを」

 

イジーは手に持った本のように、痛み、滲んでしまった記憶を掘り起こしていく。あの懐かしき、寒さの厳しい雪の中での日々を。

 

彼女は自身のことに関してはあまり語りたがらなかった…逆に女王マリカのことであったり、近しい人たちの話をよくするお方だった。

あれは…思えば一種の現実逃避だったのだろうか。未だ神は生まれず、その座を奪い合う時代。()しくもその候補である()()()()()()()()()()()二人。当然彼女たちにしかわからぬ苦悩があったはず。

 

ああそうだ或いは、まるで、"何か"を決断するためにあの遥か頂、凍える山嶺(さんれい)に足を運んでいるかのようでもあった…

それはもしかすると女王マリカとの確執だったのかもしれないし、或いは…彼女の()のことだったのかもしれない。

 

そのことを、イジーは口には出さなかった。

 

「────もっとも、貴公の現状(記憶の欠落)を見れば、話せない、というのが正しいでしょうか」

「…いや、イジー殿、あなたが正しい。私は確かにそこも母と似ているようだ」

 

イジーは今でも疑問に思う。

果たして我らは彼女(彼の母)の力になれたのだろうか?我らがもっと歩み寄れば、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と。だが全ては終わったこと。この考え自体が、なんと傲慢(ごうまん)なことか。

神の力をもってしても、世界は壊れてしまったというのに。

 

「互いに歩み寄りほんの少しでも胸襟(きょうきん)を開いたのならば、思った以上に解ける疑問もあるものです。老骨のお節介ではありますが、忘れないでくだされよ」

「………」

 

メリディアンは思うところがあったのか、言葉なく神妙に頷く。

出来るだけそうしたい。しかし、どうしても()()()()()()()()()()のも事実。そのことに罪悪感があるメリディアンの表情は重い。

 

妙な空気になってしまったことに眉をひそめるブライヴ。やれ空気を変えてやるかと口を開こうとしたところで…良い二つ名が見つからないからと、こちらの世界に戻って来たアレキサンダーが半狼を押し除けて声を上げる。

 

「おおそうだ!星の封印とやらが解けたわけではあるが、我らは次にどこを目指すというのだ?」

 

こういう時にこの空気の読めなさ…もとい、マイペースさが大事なのかもとメリナは思わずにはいられない。というのも、根が真面目な人たちしかいないせいか、"次"への意識の切り替えが早いのだ。

そんなわけでアレキサンダーの一声で、先ほどの重い空気はさっさと退場してしまった。

 

…それはそうと、戦祭りの目的を果たしたアレキサンダーではあるが…このまま付いてきてくれるんだ?とちょっとした疑問のまま大壺を横目で見上げる彼女。

メリディアンもブライヴもそこら辺には何も言わない…なんだろう、彼ら戦いを共にした者だけにしかない"何か"があるのだろうか?

彼女にはまだ、それが何なのか気付くことは出来ないでいる。

 

「ええ、貴公らのおかげで、ラニ様の運命は動き出し、ノクローンへの道が開かれました。…場所は既にわかっております。リムグレイブの"霧の森"よりすぐ南…星が落ちた場所から地下に向かってください。…そして手に入れてください。"ノクローンの秘宝"を」

「秘宝、か…」

 

"ノクローンの秘宝"

 

それが何であるかはメリディアンは問わない。

そこまで聞くのは単純に(はばか)られたからだ。陰謀の夜に自らの身体を捨て、多くの犠牲を生み、そして尚裏切りの暗き道を行くラニ。その果てが明るいものにならないことは、なんとなく察しがつく。だから相手が話すまで詮索は無用と彼は決めている。

必要であれば、それこそブライヴが話してくれるだろうと思っているから、というのもある。

 

これまたアレキサンダーがまたふらっと空気を読まずに聞き返しそうなものだが…「うーむ、霧の森とは、どこだったか…」「貴方が穴に(はま)っていたところから南東」とひそひそとメリナと話していたので、そも彼は話を聞き逃していたのは蛇足である。

 

「…祭りが終わり、将軍ラダーンが倒れたのなら、ようやくジェーレンの義理も果たされたということです。主は違えど、臣下として、彼には感服いたします」

「ジェーレン殿か…まさに忠義の騎士だった…彼には全く頭が上がらないな…」

 

ラダーンとの、ほんの少しではあるが古き想い出があるメリディアンにとって、彼の忠義は感謝に絶えない。かつて望んだ形ではなかったが…それでもせめて誉ある戦場を用意してくれたならば尚更に。

 

しみじみと、今度は老人が(かも)し出すような雰囲気になった二人だが、イジーはいかんいかんと首を振って気を取り直した。

 

「────…ああ、それと、ブライヴ、少し良いか」

「ん?…ああ、どうしたイジ爺」

 

…どうやらブライヴ以外には聞かれたくない話でもあるようだ。

流石に邪魔をするわけにもいかないメリディアンとメリナは、再びかっこいい二つ名を考え始めたアレキサンダーを引っ張って、話し声の聞こえないところで待つことにする。

あぁ、ちょうど近くによい廃墟。

 

座れそうな────原型を留めているものはほとんどないが────椅子を適当に持ってきて腰を下ろし、まだまだ長くなるであろう旅の準備をしていれば、そこを根城にする狼たちがメリディアンに寄って(たか)ってきた。

…ラニのいる魔術師塔にいた狼ように、外的に対する強い敵意はあまりないようだ。とは言え狼である、不思議だ…

あの時も同じように彼は懐かれていたけれど、何でこうまで好かれるんだろうか?遠吠えまで真似が上手いし…と疑問を思うメリナを他所(よそ)に、ゴツゴツとした手に撫でられるのを嫌う狼たちがアレキサンダーから逃げ回る。

 

ただぼうっと、嬉しそうに狼を撫でまわしたり餌付けしたりするメリディアンを隣で眺めていたら………彼に餌付けされていた狼の内、一匹がメリナと目があった。

腐っても狼である。全く怖くない…といえば嘘にはなる。まるで今は犬のようだが、人一人を殺し得る十分な力が彼らにはあるのだ。しかし肝っ玉が据わっているのはトレントで、全くの自然体!

…トレントは置いておき、少しだけメリナの中に緊張が走る。だが、その緊張感はすぐに消え去り、代わりに"違和感"がメリナの中に滑り込んできた。

 

その目が、狼の目が…どうにも、何かと重なる気がして…

 

それは記憶で見たマリカの"影従の獣"の目だろうか…?いや、いや…そう、()()()()()()()()()()()()()()()()()と、漠然とそう感じ────

 

「────緊急の任務だ。俺を待たずに先にノクローンに向かってくれ…裏切り者の後始末さ」

 

────ブライヴの言葉に、はっと心が引き戻された。

 

「このタイミングでか…ならば私たちは終わるまで待っているぞ?」

「わざわざ待つほどでもないさ。何、すぐに終わらせて追いかける。…そしてまた共に戦うとしよう───俺の剣も、牙も、すべてはラニの運命のためにある。いよいよ本番というわけだからな」

 

ラニの悲願もまた、ブライヴの悲願。

(はや)る気持ちもあるのだろう。ブライヴの目には任務のことよりも、さらにその先に目が向いているのがメリディアンにも理解できるほどだ。

 

「なんと!貴公も多忙よな…気を付けろよ!────おおそうだ!この貴公のために作った大きな肉塊を持っていってくれ!どうだ、満足感間違いなしのデカさよ!」

「そうか…そうであれば仕方ないか…私たちは先に行っている。浮かれて仕損じるなよ?…待っているぞ────あと赤獅子城で分けてもらった鶏の干し肉だ。お前の好みの濃さで塩を揉み込んであるからきっと気に入るぞ」

「この程度しくじるようではどの道先はない。心配するな、また後でな────そんなデカくて匂うもの持っていけるか。喰ってから行く」

「食べはするのね」

 

結局、群がる狼をも巻き込んで食事タイム。イジーは誘ったが断わられてしまった。しかし余程緊急なのだろう…一気に肉を食い漁ってから足早に立ち去るブライヴ、その背中をメリナは静かに見送る。あ、このスープおいしい…

 

干しササミ肉を茹でて味付けしたスープは、肉から染み出た想像以上の風味高いダシによってシンプルながら満足感抜群。

はふはふと冷ましながらもスープの中の鶏肉を頬張るメリナの横で、むぅ…っと唸ったのはメリディアン。

 

「…どうしたの?」

「いや、どうも…言語化するのが難しいんだが…」

 

メリディアンら共作の例のタリスマンのおかげで互いの位置はわかるのだから、そう心配することでもないのだろう。だが、何故か理由もなく後ろ髪を引かれる感覚を彼は感じていた。

その手にある湯気の立ったスープの入った器の中を見下ろす。大して減ってもいないそこには、自分の不安そうな表情が見返してくるばかり。

 

何か、何か、胸がざわめく。

あまりいい気分ではなかった。

 

そんなうーむうーむとアレキサンダーみたいに悩み出したメリディアン。困るメリナとアレキサンダーと狼たち…そんな彼らを見かねて、様子を見にきたイジーが火を囲う様を懐かしそうに目を細めた後、彼らの背中を押そうと先を(うなが)す言葉を投げかける。

 

「貴公、ブライヴを待つ必要はありません…ブライヴはすぐと言いましたが、いつ終わるかもわからぬ任務でもあります。準備が出来ましたら、リムグレイブの星が落ちた場所から貴公ら()()で地下に向かってください。そして手に入れてください。ノクローンの秘宝を。────…ラニ様が、神人たる暗い道を行くために」

 

約束は約束であるし、ここで悩んでもどうしようもないことも理解している。

釈然としないままに、うーむうーむと手際よく片づけを行いながら悩むメリディアンは、今度は逆に気合十分のアレキサンダーにずるずると引っ張られながらリムグレイブを目指す。

ラダーンと戦ってからアレキサンダーの気迫が一段と上がった気がするなと感じるメリナとトレントであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんと壮観な…!」

「…!」

 

霧の森よりすぐ南。或いは"ハイト砦"の西と言うべきか。

 

そこに現れたのは湖がすっぽり入りそうな大きさの大穴!アレキサンダーの反応は決して大げさとも言えないだろう。メリディアンもメリナも、その圧巻の景色に言葉が出ないだけなのだ。

 

しかしこれだけの規模の衝突があったにも関わらず、不思議と近くの砦や地形などが大きく変化していないではないか。…恐らく、重力魔法が関係しているのだろう、衝突で飛び散ったと思われる大小様々な地盤や岩などが空中で静止している有様。

その景色…うぅむ、やはり見事と言う他あるまい。

 

これだけでも将軍ラダーンの成したことがいかに偉大だったかを否が応でも理解できる。そして星が落ちて尚、彼の優しさ(最小限の被害)は魔法という形で残っていたのだ。

やはり…健在であるうちに会っておきたかったと、メリディアンは小さな感傷に浸ってしまう。

 

さぁいよいよ降りるぞ!と意気揚々のアレキサンダーの背を前に一度だけメリディアンは辺りを見回した…なんとなく、確認しておきたかったのだ、ブライヴの居場所を。

 

ひっそりと、胸元のタリスマンを通じて、メリディアンはブライヴの位置を探ってみると…

 

 

────思っているよりも近くにいるな…

 

 

これ以上は流石にブライヴにも失礼であると思い意識を切り替える。

ドスン!と、既に大きく下へ下へと飛び降りたアレキサンダーを追いかけて、メリディアンもまた宙に浮く大岩に飛び降りた。

 

トレントに(またが)り後に続こうとしたメリナだけが、どこからか遠吠えが聞こえた気がして立ち止まり…しかし、置いてゆかれまいと急いでメリディアンの後に続くのだ。

 

その意味を知るのは、遠くない未来。

 

 

 

 

 







前回の話が2日前に投稿されてますのでご注意ください!
そして誤字報告いただきありがとうございます!いつも大変助かっております。

もし些細な疑問や、「以前の話を見返せばわかることではあるのだけど…あれってなんだっけ?(読み返すのがめんどくさい)」みたいな疑問も遠慮なく言ってもらって大丈夫です!
どうぞお気軽に、皆さまの感想お待ちしております!それが一番やる気に繋がっておりますゆえ。


おまけ2
勢いで描いたデフォルメ系の絵ですので、ご自身の中のイメージを壊したくない人は見ないことをお勧めします。
表情5割り増し。主人公のこういう雰囲気が周りには察せてしまう、というイメージ絵ですかね。(かるーい設定画的側面も)

【挿絵表示】



■メリディアン
母の力を受け継がなかった、その理由は既に思い出しているようだ。
嫌な予感とは往々にして当たるものだ。時に信頼することとは、盲目になることと何も変わらない。


■メリナ
どうにも、メリディアンと狼の関連性を見るような…気のせいだろうか。
メリディアンの言う嫌な予感といい、気がかりである。


■ブライヴ
急な任務で別行動をすることに。
直ぐに終わらせて向かえば、何の問題もないはずだ。


■アレキサンダー
当初の目的は達したが、変わらず彼らと共に行く。
メリディアンとブライヴは、言葉がなくともそれを理解している。


■イジー
リディ(彼の母の方)アンを良く知るも、"力"としての側面をいまだ知らないでいる。
ラニも、イジーもブライヴも素晴らしい縁に巡り合ったというのに、運命とはなんと残酷なものか。


□"メリディアン"
冷たい炎、もとい霊炎を扱ったマリカの友である稀人。
メリディ()アンは母の死を感じ取っている。その死の原因は、メリナの夢が正しいのならば恐らくマリカが関わっていたと思われるが…多くがまだ謎に包まれたまま。



- 星砕きの伝承 -

デミゴッドで最も強いとされた英雄は
降る星に一人で挑み、これを砕き
以来、星の運命は封印されたという


- 星砕きの追憶 -

赤獅子の将軍は、重力の使い手でもあった
若き日、ラダーンはそれをサリアで修めた
みすぼらしい瘦せ馬と、ずっと共にあるために


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