ある日ののび太
「うぇ〜ん、ドラえも〜ん」
「はぁ、今日はどうしたんだい、のび太くん」
と答えるドラえもん、そうドラえもんにとってはいつもの光景だ、のび太が泣いて帰ってくると大体のび太が何かをやらかした時だ。
「うぅぅ、ぐすん、それがね、これ」ペラ
「またテストで0点とったの・・・って0点じゃない?!」
のび太が見せたのは歴史のテストだ、その点数は29点、普通なら赤点でアウトなのだがのび太は常に1桁代の点数しか取れないのでこれは喜ぶに値するのだ。
「うん、頑張ったんだよ」
「のび太くんにしてはいい点数だよ、これからも頑張ればもっと点数は伸びるよ」
そう言いドラえもんはテストを見る、テストの内容は18世紀19世紀の歴史だったのだが点数の大半が外国の歴史だった、これにはドラえもんもため息が出てしまう。
「君は日本人だろ、なんで日本の歴史が分からないんだ?」
「だって、人の名前とか変な道具の名前とか起こったことが多くて覚えられないんだよ」
「まぁ、この時代の日本や世界は正しく時代の変わり目と言っていいからね、特に外国から来た物や文化が流行りだしてるから覚えるのも大変だろうけど・・・」
「・・・ねぇ、ドラえもん」
「どうしたの、のび太くん?」
とのび太は不意に思った事をドラえもんに聞く。
「どうして大正時代って短いの?」
「ん?ああそれはね、大正天皇様が早くに崩御、つまり亡くなったからなんだよ」
「じゃあどうして天皇様が亡くなったら元号は変わっちゃうの?」
「それはね、明治天皇様が天皇の神秘性を高めるため時間と天皇自身を結び付ける政策として『一世一元の制』っていうものでこれは天皇の即位する間は元号を統一するというものでこれにより天皇の特権の一つであった改元(元号の変更)という行為は出来なくなったんだ。
また併せて譲位というのも出来なくなったんだよ、だから天皇が即位して崩御するまでの期間が何年かで元号が何年まで続くかが決まるようになったんだ」
※作者調べです。
「な、なんだか頭が痛くなってきたよ・・・」
「まぁこれはもっと後に習うことだから、そんなことがあったんだぐらいに思ってくれればいいよ」
「へぇ・・・ねぇ、ドラえもん」
のび太はあることを思いつく。
「僕、明治大正に行ってみたい!」
「えぇ!?それはまた急だね」
「だって僕達色んな時代に行ったけど、時代が変わる時って言ったことないじゃん」
「まぁ、確かに・・・・」
「それにドラマとかで見た物を生で見てみたいよー」
んー、これ程までにのび太くんがやる気を見せてる、テストも全部出来ないより1つの教科でもいい点数を取れるようになれば他の教科も頑張ってくれるかも?と思ったドラえもんは実際行ってみる事にした。
のび太とドラえもんは勉強机の引き出しからタイムマシンに乗り明治大正まで向かっていった、のだが。
ビーッビーッビーッ!!
「ん?なんだこのアラーム・・・・?」
「どうしたの?」
「いや、何かの警告音が、っ?!」ゴロゴロ!!
ドラえもんが警告音に気を取られているとタイムホール内に雷が鳴り響く。
「ど、ドドド、ドラえもん!!これって?!」
「じ、時空乱流だ!!」
「えぇー!?!?」
突然起こった時空乱流にタイムマシンのコントロールを奪われどんどん奥へと向かってしまう。
「何とかしてよー!」
「ダメだ、コントロールが!」
のび太達がもうダメかと思った時、突然タイムマシンの周りを光が囲む。
「そんな〜!、えっ?」
「な、なにこれ?」
「ドラえもん、あそこに誰かいるよ?!」
ドラえもんがのび太の指さす方へ視線を向けると翼を生やした人がいた、その姿はまるで。
「天使?」
「あ、あれを見て、出口だ!」
「出られるの?!」
「今なら行ける、行っけぇ!全速力だ!」
ドラえもんは出口に向かってタイムマシンを全速力で飛ばしタイムホールを抜け出す。
タイムマシンが出てきたのはどこかの森の中だ。
「いっ、てて、のび太君大丈夫?」
「何とか〜」
「ここは、え?」
「どうしたのドラえもん?」
「そ、そんな馬鹿な・・・・」
「一体どうしたの?」
ドラえもんがタイムマシンの画面を見て驚いているのを見てのび太も画面を見た。
「なんだ、ちゃんと大正時代に来れたじゃん」
「何言ってんだ、よく見てみろ!」
ドラえもんに言われよく画面を見てみるとそこには
『大正29年』
そう映っていた。
「あれ?大正時代って14年までしかなかったんじゃ・・・」
「うん、そのはずなんだけど・・・」
「き、きっとあれだよ、さっきのやつで壊れたんだよ」
「そ、そうだよね、あれだけのことが起こったんだ、機械の一つや二つ壊れるよ、じゃあさっさと直そう!」
ドラえもんは四次元ポケットに手をツッコミひみつ道具を取り出した。
「タイム風呂敷〜」
取り出したのはタイム風呂敷だった、ドラえもんはタイム風呂敷を操縦席の画面に被せ30秒程待ちそしてタイム風呂敷を取る。
「さてさて、治った・・・・のか・・・・」
「どうしたの?」
「治って、ない・・・・」
のび太は再びタイムマシンの画面を見るがそこに表示されていたのは
『大正29年』
変わっていなかった。
「どどどどうしよう?!」
「ど、どうしよったって、あれって・・・」
ドラえもんが向いている方を見てみるとそこには都会ほどではないが大きな町があった。
「ドラえもんあそこって」
「うん町だ、行ってみよう」
「あぁ!待ってよー!」
帝都
のび太とドラえもんは町に到着し探索を始めた。
「うーん、ここどこなんだろう?」
「賑やかだけど、都会って感じじゃないね」
「確か、に?!」
「どうしたのドラえもん?」
「これ見て」
「これって、なんだただのテレビじゃん」
のび太はそんなのどこの電気屋さんでもあるでしょと答えるが
「そんなわけあるか、今僕たちがいるのは1940年の大正時代、今の歴史的に見てもテレビが一般でも見れるようになるのは昭和28年、つまり1958年なんだ」
「この時代だとテレビを作る技術がなかったってこと?」
「作れないわけじゃないけどこうやって一般的には知られていなかったんだ、それに僕たちの時代ほどじゃなくてもこの町の至る所に見たことないものがある」
「え、そんなのある?」
のび太辺りを見渡すがどれのことなのか分かっていなかった、だがのび太はこの街に来た時からの疑問をドラえもんにぶつけた。
「ねぇドラえもん」
「どうしたの?」
「さっきから思ってたんだけど・・・なんで人が居ないの?」
「え?!」
のび太の驚きの質問にドラえもんは辺りを見る。
「ほんとだ、なんで気が付かなかったんだ?!」
するとドラえもんたちの後ろから黒いモヤのようなものが迫っていた。
「どどど、ドラえもん!何あれ?!」
「と、とにかく逃げよっ!」
「う、うん!」
ドラえもん達は全力で走るが目の前に先程のモヤが現れそのまま飲み込まれてしまった。
「はっ!ここは?」
ドラえもんが目を開けるとそこは先程の街並みではなくどこかの工場のような場所に立っていた。
「一体どうなって、っ?!ドラえもんあれ!」
「なに、え?!」
のび太の指さす方を見るとそこには魔法陣が現れそこから怪物が沢山現れた。
「か、怪物だ!」
「に、にに、逃げよう!」
「うん!」
ドラえもん達は走った、ここがどこかも分からない所を道がある限り。
「お、追いつかれちゃう!」
「ドラえもん!前!」
だがこの状況はいつまでも続くわけがなく道は途切れ崖となっていた。さすがのドラえもん達も止まるしかなくなり崖のギリギリまで追い詰められてしまった。
「ドラえもんどうしよう?!」
「ど、どうしようって言ったって!」
どうしようか迷っていると。
ピキピキッ!
「な、何この音?・・・」
「ま、まずいかも!」
ドドドッ!!
なんとドラえもんたちのいた崖が崩れてしまった、のび太達は崩れた岩と一緒に落下していく。
「うわぁぁぁぁ!!」
「えぇと、えぇと、なんかないかなんかないか?!」
ドラえもんは必死になってポケットの中になにか無いかを探すも出てくるのはガラクタばかり、そしてようやく。
「あった!テッテレー『ふかふかスプレー!』」
ようやく見つけたひみつ道具のふかふかスプレーを地面にかけその上に落ちると
ポヨーン
「うへ!」
「ふが!」
スプレーのおかげで大事にはならなかったもののその反動でスプレーのかかっていない所に落ちてしまいのび太は尻もちを、ドラえもんは頭を打ってしまった。
「いったぁ、ドラえもん大丈夫?」
「痛いけど大丈夫〜」
「よかっ・・・た、って、ドラえもん!あれ!」
「どうしたの?・・・って、なにこれ!」
ドラえもん達が見たのは先ほどから追ってきていた怪物が巨大化していたやつだった、そしてもうひとつ
「な、なんでここに子供が?!」
「それに隣にいるのは・・・狸か?」
「僕は狸じゃなーい!!」
「しゃべった?!」
怪物より小さいが大きなロボット?らしきものから人の声がしたんだけど、 なんというか、いつもの光景を見て少しホッとしてしまう。
「君たち、ここはa」
「あ、危ない!」
僕は白いロボットに怪物か迫っていたから叫んで伝えた。
「ッ!!っと危なかった」
白いロボットが怪物の攻撃を避けるとこっちに向かってきた、周りにいた色違いのロボットも
「大丈夫ですか、隊長?」
「あぁ、にしても、強いな」
「や、やっぱり無理だったんですよ」
「そんなことない!」
「あぁ、桜の言う通りだ、まだ負けていない!」
あの怪物を倒そうとしてるみたいだった、だったら・・・
「ねぇ、ドラえもん僕たちも一緒に戦おうよ」
「えぇ!あぶないよ?!」
「でも、あのロボットたちをほっておけないよ!」
「のび太君、よしやろう!」
のび太たちも戦うことを決意し、臨戦態勢をとる。
「ん~と、あった『ショックガン』に『空気砲』!!」
のび太はドラえもんからショックガンを受け取りタケコプターを頭につけて飛び上がる。
「僕たちも戦います!」
「な、何をいいd、えええぇぇぇぇぇ!!」
「と、ととと、飛んでる?!」
目の前の出来事に驚愕していると目の前の怪物が襲ってきた。
「えい!」
「ドカーン!」
のび太はショックガンを、ドラえもんは空気砲を怪物に当てるが・・・
「ま、全く聞いてない?!」
「そんな!」
「さがって!」
僕達の後ろから白いロボットが前に出てきて。
『闇を切り裂く、神速の刃 縦横無刃 嵐!』
刀身が青白く発光した二刀を振るい、巨大な怪物を切りつけた。だがそれでもあと少し足りない。
「くっ!、まだ足りないのか、さくら、もう一撃頼めるか・・・さくら?」
「す、すみません、もうほとんど動かなくて」
「なんだって?!」
なんてことだ、こっちもいつまでも続かないし子供たちに頼るわけにはいかない、いったいどうすれば?
「あの!その体が治ればあの怪物をどうにかなるんですか?!」
「え、ええ」
「わかりました、じゃあドラえもん!」
「うん、え~とあった!『復元光線!』はいのび太君!」
「よーし、それ!」ピカー
のび太君は僕から秘密道具の復元光線を受け取りそのままピンクのロボットに光を浴びせる、すると傷ついた箇所が徐々に修復されていく。
「わぁ、どんどん治っていく!」
「一体どうなってるんだ?」
復元光線での修復が終ってピンクのロボットは立ち上がった。
「これなら、行けます!!」
『蒼天に咲く花よ、敵を討て! 天剣 桜吹雪!』
ピンクのロボットが放った光の斬撃が巨大な怪物を飲み込んだ。
「やった、やりましたよー!!」
「よくやったな、さくら!」
「やったやった!」
「やったね、のび太くん!」
怪物を倒したことで喜んでいると周りの景色が変わり始め、元の街並みが現れた。
「元に戻ったね」
「うん、そうだね」
「おーい!」
「あ、さっきの白いロボットさんだ」
僕達は白いロボットさんに呼ばれて近づくと顔が上に上がって中から男の人が出てきたんだ。
「さっきはありがとう、おかげで助かったよ」
「いえ、そんなことは」
すると今度はピンクのロボットと他に見なかった赤と緑のロボットもやってきた。
「隊長、さくら、大丈夫だったか?」
「心配したんですよ?」
「あぁ、すまない、彼らに助けられてな」
「え?えぇぇ!」
「Wat der Däiwel?!」(なんてことなの?!)
最後の人、なんて言ったんだろう?ってこのままじゃ話が出来ないか。ドラえもんはそう考え降りた。
「自己紹介がまだだったね、俺は神山誠十郎、帝国華撃団の隊長をやっている」
「私は天宮さくら、よろしくね!」
「あたしは東雲初穂、よろしくな!」
「クラリッサ・スノーフレイクです」
「僕は野比のび太です」
「僕はドラえもんです」
とお互いに自己紹介を済ませて神山さんは本題に入った。
「ところで君たちはどうしてあんなところに居たんだ?」
「それが・・・」
僕達はここまだ来たことをありのままを話した。やっぱりみんな驚いてる。
「未来から来たなんて・・・」
「にわかには信じられない」
「隊長・・・」
「あ、あぁ、ふたりともここではなんだから俺たちの「あぁ!」、どうしたんださくら?」
「忘れてました、誠兄さん。戦いに勝利したときの花組の伝統ご存じですか?」
花組?なにかのグループの名前なのかな?というか伝統?
「ドラえもん、伝統って何?」
「伝統っていうのは、習慣とか技術とか昔からやってきたことを受け継いで次につないでいくことだよ、例えばお祭りなんかいい例だね」
「へぇ、なるほど」
「二人もやろう?」
「え、僕たちもですか?」
「いいの?」
「うん!」
「じゃー「やろっか!」」
するとさくらさんは僕たちを引っ張りほかの人たちも集めて
「いつだって、帝国華撃団はとってもかっこいいんですっ! せーの!」
勝利のポーズ、決め!!
今回の話はもし他の話が終わった時にでも投稿しようかと思っていますのでそれでも宜しければながぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁくしてお待ちください